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記者会見

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知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

令和2年4月23日 知事緊急記者会見

令和2年4月23日 知事緊急記者会見 質疑全文


質疑内容

○司会
 それでは質問のほうを幹事社からお願いします。
○NHK
 厚生労働省のクラスター対策班の要請は考えていますでしょうか。
○知事
 はい。我々としては、厚生労働省のクラスター班に支援を申し入れております。
○NHK
 それはいつ頃来る予定とかというのは。
○知事
 今調整中で、我々が覚知したのも1時間半前程度だと思うので、こちらのほうとしてもこういった今起きている状況を整理して厚生労働省のほうに伝達することになっております。その状況を踏まえて、様々な支援、そして派遣といったことの検討がなされると思います。
○NHK
 20例目のフィリピンパブというお話をされていましたが、それはどこのお店なんでしょうか。
○知事
 佐賀市内です。
○NHK
 何人ぐらいこのフィリピンパブ関係者のPCR検査を行う予定ですか。
○知事
 これから順次10人以上という形で、今徐々に、ここも今日、様々なお話をする中でいろいろ分かってきたことが分かってきて、今の段階では10人以上と申し上げておきたいと思います。
○NHK
 嬉野医療センターの外来事務の男性、女性の職員、どちらでしょうか。
○知事
 そこは特定する必要がないと思っています。
○NHK
 利用客ということでよろしいですか。
○知事
 その方はそこの職員です。
○NHK
 イリュージョンの従業員なのかというのは。
○知事
 そこも必要ないと思います。イリュージョン関係の方が外来事務をやられていたので、明日からしっかりと外来については閉じるというふうに嬉野医療センターから確認をしております。
○時事通信
 9名の陽性が出て、今回、PCR検査で判明した7名についてなんですけれども、今のところ何か重篤な症状という方はいらっしゃいますか。
○知事
 症状がそれぞれもちろんばらばらなんですけれども、そこまで重篤だという話は聞いていないので、今回はたまたま多久の男性の事例からこういった形でクラスターが見つかったわけなので、非常に我々として危惧しているのは、こういったあまり強い症状が出ていない皆さん方、そういう中にこれだけ今おられるということなんですね。ですので、そうした状況だということを県民の皆さん方に知っていただいて、市中で、どこでどのような感染なのか、今確たること言えない状況というふうに申し上げていいと思います。そういった危機感を持って行動いただきたいと思います。
○時事通信
 つまり7名の中には無症状者の方もいらっしゃるということですか。
○知事
 はい、詳細にお一人お一人、今確認が取れている状況ではないんですけれども、それぞれ咳があるとか、いろんな方がおられます。その中で、ほとんどそこの記述がない方もおられますから、軽い方が多いかと認識しています。
○西日本新聞
 20人目の方についてはフィリピンパブの関係者だということなんですけれども、もう少し詳しい人定というのは現段階で公表することはできるんでしょうか。
○知事
 ここはまさにご本人のことでありますので、今懸命にPCR検査をして、明日には大筋が判明すると思いますので、そのときまでお待ちいただきたいと思います。
○西日本新聞
 今のに関連しまして、このフィリピンパブは、現在営業しているんでしょうか。
○知事
 今休んでいる状況です。
○佐賀新聞
 フィリピンパブに関して、知事は非常に強い懸念を持っているとおっしゃいましたけれども、その強い懸念を持つ理由というのはありますでしょうか。
○知事
 実は久留米の事案が同様の店舗形態なので、そういった意味で強い懸念を感じているということであって、これはまだはっきりしないので、現時点で。今日は強い懸念というところでとどめておきたいと思います。
○サガテレビ
 嬉野医療センターの感染の方は、医療事務をしているということで医療で大丈夫ですか。
○知事
 うん、外来関係の事務関係。
○記者
 その方の最近の出勤ですとか、病院に勤務している状況とかは分かりますか。
○知事
 ちょっと今の時点で──この方々が、それぞれについてほとんどまだ。1時間半前に結果が出たという中で、この事態について一刻も早く県民の皆さん方にお伝えしなければいけないという中て、今会見しているということでございます。
○西日本新聞
 今後、PCR検査の網の目はどれぐらいまで広げる予定にしていますでしょうか。
○知事
 これが、今こうやって夜間の仕事の関係が最近増えているわけですけれども、そうすると、非常にPCR検査の件数が飛躍的に増えてまいります。そうした中で、今懸命になって薬業センターのほうもPCR検査をやっているわけなんですけれども、その中で優先順位をつけながら順次ということに今ならざるを得ないということでありまして、ゴールデンウイークを過ぎますと、強い、100個程度できるものがまいる状況ということになりますので、それまでの間は現在、今1日……
○医療統括監
 今日ですと60弱……
○知事
 60弱、これがフル回転という状況です。その中で順次やっていくということであります。
○記者
 スタッフとか、お客さんを中心にということですか。PCR検査の対象は、スタッフとかお客さんを対象にということになるんですか。
○知事
 そうですね、これからまたこの呼びかけでイリュージョン関係の方が出てくると思います。そういった方もしっかり対象にしていくということです。
○共同通信
 嬉野医療センターなんですけれども、当該地域における感染症指定医療機関だと思うんですけれども、ベッド数は幾つ、今回のコロナについての入院用ベッド数は幾つあって、かつ、外来中止ということですけれども、今後、当該地域では陽性者が出た場合の受入体制についてはどうなるんでしょうか。
○知事
 まず、今、嬉野医療センターにコロナ関係の方はおられません。1人退院されましたので。そして、今回まず外来事務の関係だったので、消毒作業とか様々なことをやってチェックに入ることになると思います。
 ということと併せて、先ほどベッドが70と私は申し上げましたけれども、本来100と言いたかったんです。ところがこの嬉野の関係が、現在一旦そこに入れることが難しいんではないかと判断して70から80なんですけれども、ちょっと厳しめに見て、今70というふうに申し上げました。
○読売新聞
 嬉野医療センターでは、現時点でコロナの患者さんの受入れができないという理解でいいですか。
○知事
 先ほど、この1時間半の間にそのオペレーションをやってきたので、私として今、嬉野に入れるという環境にはないと思っています。ですので、100と言わずに70ということにして、今後そこの嬉野医療センターの感染があるのかどうか、これは最大の我々にとって関心事なので、とても大事な柱のうちの一つの病院なので、そこをしっかりと点検した上で、次のステップに行けるのかどうかということを確認したいと思います。
○読売新聞
 現時点で医療センターの看護師とか医師とかに対する検査の予定というのは大まかにあるものでしょうか。
○知事
 これは嬉野医療センターのほうでまた明日にでも発表があると思います。その中で説明がなされると思います。
○医療統括監
 必要があればPCRをやるということで、今範囲の確定を病院のほうでやられておりますので、そこをこちらからも聞きながら見ていくという……
○NBC
 フィリピンパブの人、順次10人以上PCRかけるということですけど、スタッフということですね。
○知事
 そうですね、スタッフさんも含めて様々。
○NBC
 お客さんも。
○知事
 お客さんはおりません。まずはそのスタッフ関係などなど──などなどと申し上げておきます。ここはまたいろいろ関係の調整をずっとしてきたもんですから、その中で、まず方向性が決まるというふうに考えております。
○佐賀新聞
 そのフィリピンパブの女性は、最初はなかなか情報が出せないというお話だったようですけど、それを今こうして店の形態を出したという判断の変化は何なのでしょうか。
○知事
 それは、最初に申し上げられないと言った時点では、全くそういうことが分かっていなかった。要は、まずその話していただく環境をつくらなきゃいけない、まずは入院していただかなければいけない。その中で、様々な調整を行った結果、今、私がしゃべっていること、私なりの判断でここまでお話をと決めてまいりました。
○佐賀新聞
 関連ですけれども、きのうはイリュージョンの店名公表に踏み切ったということがあるんですけれども、今回のフィリピンパブも不特定多数の人が利用した可能性というのはあるわけなんですが、その辺の店舗の公表という判断はどの段階にあるんですか。
○知事
 もう一度一般論で申し上げますが、店名公表も含めた話をしっかりしていただけるような体制を取っているときには、できる限りその方向でやっていこうと思っています。ところが、話していただけない。まず入院していただけるのかどうか、話していただけるのかどうかという環境を整えると、何ら情報がつかめないということになります。ここにこの問題の難しさがあって、だから夜の街の方は匿名性があってよく話してくれない。よく東京でも大阪でも言っていますよね。だから、その話していただける環境をつくることが公益、いわゆる県民の利益になるわけでありまして、一切その患者さんが、自分は全くしゃべらんいということになってしまうと、結果的に次のステップに進めないということになるので、これはマスコミの皆さんは分かっていただきたいと思うし、この新型コロナウイルスの対策は、我々と報道機関が一緒になって戦わなければいけない、そういう戦いだと私は思っています。ですので、我々もベストを尽くしますので、そういったところにぜひ分かっていただくところもご理解をいただきたいというふうに思います。
○NHK
 今おっしゃったことと関連して、これは利用したお客さんですとか、お店の人が名乗り出てくれる、ちゃんと話してくれることが今後重要だということですが、そういったところを踏まえて、もし利用した人とか、その後、体調が悪いということで、改めてその勇気をたたえるといったところですとか、呼びかけというのをお願いします。
○知事
 もうこれは今日の夕方の会議で申し上げましたけれども、イリュージョンというお店に関しては、私は本当に感謝しています。それは自分の店というものを上げていただくことに理解を示していただいて、呼びかけをしようと言っていただきました。その店が今後どうなるのかということよりも、利用者、県民の皆さん方のことを真に考えてお話しいただいた、そして、スタッフのリストも出していただいた、そして、お客さんに呼びかけをすることができた、こういうことをぜひ報道もいただいて、患者さんというものに対する慈しみもそうだし、そういう店舗が名乗りやすくなるような、そういう環境をつくっていかないといけないんだろうと思います。そういった形での取組もみんなでやっていきましょう。
○NHK
 嬉野医療センターにまた戻るんですけれども、医師や看護師など、医療関係者、医療スタッフに現時点で体調不良を訴えている方等はいらっしゃいますでしょうか、情報があれば。
○知事
 私は今までのところは聞いておりませんけれども、それこそ……
○医療統括監
 病院のほうで現在精査しています。
○知事
 嬉野医療センターについても、今まではもちろん、これは全ての感染症指定病院はとっても慎重に毎日毎日体調管理というのをやっていったんです。今回はそういったことで、外来の事務の方におられたということなので、それを踏まえて再度徹底的に調査がなされるというふうに思います。

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