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記者会見

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知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

令和2年4月24日 知事臨時記者会見

令和2年4月24日 知事臨時記者会見 質疑全文


質疑内容

○NHK
 今回の事案で、先ほど20例目の男性の方が久留米のお店と接点があったとおっしゃっていたんですが、その接点というのは何か経営に関係していらっしゃる方ということでしょうか。それとも、何か同僚なりとしてそちらに行った経緯があったということでしょうか。
○知事
 私としては、はっきり定かではありませんけれども、いろいろな仕事の上での関係がある方、いわゆるお客さんということではなくてというふうに思っています。
○NHK
 共同経営者とか、そういうことではないということですか。
○知事
 そこは必ずしもはっきりしないんですけれども、仕事の関係でと認識しております。
○NHK
 あと、久留米でのクラスターの関係では、働いていらっしゃるフィリピンの方はダンサーの方というふうにあちらさんは答弁しているようなんですけど、こちらの方は、従業員の方はダンサーということで。
○知事
 これもはっきり特定しているわけではありませんけれども、店の中身を分かっておりませんので。一般的に見るとそういうことじゃないかと推定はされます。
○NHK
 あと、従業員の方たちは久留米のお店に出入りしたりですとか、どちらでも、2か所で働いているとか、そういった事実は確認……
○知事
 そこは分かりません。
○NHK
 夜の街という話ですけれども、夜の繁華街での事案によって、県内でも激増しています。先ほどの話とちょっと重なりますけれども、どういったところを特に注意していただきたいか、県民の方に呼びかけをお願います。
○知事
 我々としては、今営業自粛要請をかけているので、基本的にはこういった店は今、5月6日までは営業されていないと思いますけれども、これもまだ要請なので、仮にそういったところがオープンしているところがあったとしたら、我々もそういったところに対して働きかけを強めていきたいと思いますが、県民の皆様方も、厳に慎んでいただきたい。一たび発生すると、先ほど申し上げたように、なかなかこれは一気にクラスターで大量に発生して、それぞれを追うというのは大変なことになりまして、それが追いきれなくなると、どれがどこからか分からないという形になっていくので、まず、夜の関係をしっかりと閉じるということが未来への扉になっていくというふうに思います。
○時事通信
 仮に、夜の店関係でオープンしているところがあるとしたら、県としても対応を強めていくとのことだったんですけれども、仮にまだ要請に応じないような店舗がある場合に、知事として店名を公表するような対応は今のところは考えていらっしゃいますでしょうか。
○知事
 まず、例えばパチンコ屋さんまだ開いているところがあるということが県庁のほうにも寄せられているので、県の幹部のほうで個別に申入れに行きたいなと思っておりますし、夜のお店については、今日、明日と見回り活動がありますので、そうした中で実態を把握した上で、それぞれ検討していくということになろうかと思います。その次の指示とか、公表ということに関しては、ステップを踏んで行っていくということになろうかと思います。
○時事通信
 あとすみません、戻るんですけれども、40代の男性が4月14日前後に久留米に行っていたとのことなんですけど、これは具体的には何日に、何をしに行かれたんですか。
○知事
 先ほどサカモトさんに話ししたことです。ですので、我々の推測ですけれども、経営の関係などで、仕事の関係のほうで行かれたんではないかと私は考えています。
○時事通信
 複数回行かれているということですかね。
○知事
 それは分かりません。
○時事通信
 小城市民病院と富士大和病院でそれぞれ病床使用させていただけるとのことなんですけれども、具体的には使用可能な病床数はどれくらいというふうに。
○知事
 双方ともに5つずつ程度です。
○西日本新聞
 今回、クラスターが発生したと認識されているということなんですけれども、クラスターとはいわゆる5人以上の集団感染だと理解しているんですけれども、今回はまだ4人という中で、クラスターが発生したとされる理由を教えてください。
○知事
 形でいえば5名という定義になっているようでありますけれども、我々とすると、何でしょう、現在でいうと、厳密でいうと4名ですが、それに準ずるものというか、こうしたものをクラスターじゃないという意味がないので、我々はクラスターと称して、房になっている、集団的に感染しているという意味で、クラスターと言っていいんだろうと思いますし、ぎりぎり言うのであれば、1人、今再調査をかけておりますので、そういったことも含めて、クラスター事案だという認識で取り組んだほうがいいと思っています。
○医療統括監
 少し補足しますと、久留米市のほうともつながっているという考えですので、そこは人数自体にこだわるというよりは、隣県との関係も考えて、クラスター事案として取り組むということです。ですから、厳密に5名というところにこだわる必要はありませんし、現にクラスター案件として厚生労働省が来てくれるということになっております。
○記者
 今のに関連しまして、「ダンシング クイーン」は従業員の規模としては何人ぐらいいらっしゃる中で、今どれくらいか。今検査が終わったのは9人ということですけれども、ほかに何人ぐらい全員でいらっしゃるうち、今後の検査予定とかは。
○知事
 基本的に10人程度と認識しています。すべからく今回検査をかけておりますので。
○記者
 そうしますと、今後は利用客に呼びかけて、客への検査を行えればなという感じなんでしょうか。
○知事
 それは「イリュージョン」さんと同じように、手が挙がってくると思いますので、その中で、特に症状が出ておられる方もおられました。そういった方を優先的にやっていくということだと思います。
○記者
 もう一点、先ほど店名公表については、今日の見回り活動を踏まえて、できれば穏便に済ませたいというような知事の思いと私は受け止めたんですけれども、一方で公表することについては否定しなかったように理解したんですけど、そういう理解でよろしいんでしょうか。
○知事
 そうですね。穏便にしようということではなくて、やはり自主的にやめていただくってとても大事なことだと思うんです。ですので、指示をして、公表してということではなくて、佐賀県はこれからもトンネルの先はみんなでやっていきたいと思っているので、基本的に要請に応じてもらいたい。それでも駄目ならということで、これは段階的にやったほうがいいんじゃないかと私は思っているということで、必ずしも穏便ということではなくて、同じ佐賀県の仲間だから順次にやっていきたいという趣旨です。
○読売新聞
 スタッフの9名の方ですけれども、例えば、久留米市の場合は共同生活をされていたんですけれども、そういった生活の状況というのはいかがでしょうか。
○知事
 基本的に私が把握している範囲では、同じところに住んでおられて、例えば、4人、4人というような形で部屋が分かれている形だというふうに私は認識しております。ですので、今陽性の方と陰性の方がおられるので、その辺きっちりと区分けして、できるだけ早く入院していただくように、そういうオペレーションになっております。
○読売新聞
 陽性の方は皆さんフィリピンの方ということなんですけれども、全員フィリピンの方という理解でよろしいですか。
○知事
 これもぎりぎり、パスポートを見たわけではないので、100%とは申し上げませんけれども、基本的にはそうだと思います。
○西日本新聞
 今回、陽性が確認された人の症状は軽症ということでよろしいでしょうか。
○知事
 そうですね、無症状の方もお一人おられますし、軽症。
○西日本新聞
 経営者の方は14日に症状が出られて、店が休業されたのは19日ということですけれども、その間はずっと営業されていたということでよろしいですか。
○知事
 はい、そうです。
○西日本新聞
 今回でまた入院患者が増えますけれども、県内の医療状況としては、まだ受入体制とかは余裕があるのか、まだ危機的状況は迎えられていないというふうな認識でよろしいでしょうか。
○知事
 いや、危機的状況なんですけれども、本当、先手先手でこういう、前から私申し上げていたように、一瞬にして局面は変わるって申し上げております。今回は、2つのクラスターが起きておりますけれども、ほかにないだろうかということについては常にリスクと向かい合わせなので、そういったところに対応できるように、今70と申し上げましたけれども、100、さらにその上といったところでの準備を開始したいと思っています。
○佐賀新聞
 休業を19日からということだったんですけど、これは陽性の前だと思うんですが、これはどうして休業されていたのでしょうか。
○知事
 そこは私は分かりません。久留米が分かったのがいつでしたかね。──今は分かりません。
○佐賀新聞
 今回の女性3人は、この経営者が起点になって感染したというふうにお考えなのでしょうか。
○知事
 そこは分かりません。先ほど質問のあったいわゆるスタッフの皆さん方がどの程度出入りがあったのかということにもよるでしょうし、少なくとも、この20番さんとの関係というものはあったんだろうとは思います。
○記者
 確認なんですけれども、昨日の「イリュージョン」に加えて、今回のパブの件についても、厚労省に正式にクラスター対策班の派遣を要請したということでいいですか。2件とも、両方とも正式に要請しているということで。
○医療統括監
 しております。昨晩の段階でやり始めてはいます。
○読売新聞
 この経営者の方は、ちょっと詳しくて申し訳ないんですけれども、久留米の感染者の方と接触したということは確認できているんでしょうか。
○知事
 そうですね。
○読売新聞
 分かりました。例えば、会食したとか、状況というのは詳しくは。
○知事
 仕事の関係で、打合せだったのか会食だったのか、そこは定かではありません。
○佐賀新聞
 経営者の方とスタッフ9人、合わせて10人の方に検査をしたということになると思うんですけど、これでお店の関係者は全員検査したということになるんでしょうか。
○知事
 そうですね、はい。
○佐賀新聞
 あと、3人のスタッフの方が新たに陽性だったんですけれども、基本的に共同生活をしているので、私生活という意味では、濃厚接触者はこれ以上ないという認識なのか、それとも、それぞれに家族がいて、まだほかにも。
○知事
 いろいろやらせていただきましたけれども、基本的にみんな陰性でした。ですので、あとはこの3名と、あともう一方、再検査の方で、その関係は全て終わっているという認識です。
○佐賀新聞
 じゃ、あとはお客様が手を挙げるかどうかと。
○知事
 あとははい、お客様が。
○記者
 嬉野医療センターのほうなんですけれども、昨晩から何か状況として進展したところを、対応等聞いていれば。
○知事
 本当に昨晩の話でした。私が昨日会見した夜の10時のあの話自体がもうその20分ぐらい前で、最後話しした程度だったので、その後、進捗何かありますかね。
○医療統括監
 50人以上の人についてPCR検査をするべく、保健所のほうと調整しているところだと思います。それ以上ございません。
○記者
 それと、センターのほうではホームページで、患者も含めということで書いてあるんですけれども、そのような認識でよろしいですか。
○医療統括監
 そこは具体的に聞いておりませんけれども、まだ精査してはいると思います。
○記者
 5月6日まで休診するということを公表されていますし、あと、救急についても今影響をちょっと精査しているということを言われましたが、その点について今の認識を。
○知事
 まずは、その影響が、PCRを、まず、ご本人さんの周辺の方、外来と事務のチームというところになると思うんですけど、その状況を見ながらということになろうかと思います。ご本人がマスクをされていたということもあるので。
 あとは今後のコロナの入院の話だとか救急の話というのは、今まさに詰めている状況だというふうに聞いております。
○記者
 1点確認ですけど、今、市中感染のリスクが高まってきていますけれども、学校が今5月6日まで取りあえず休校ですけど、その延長についてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○知事
 私は今、この2つのクラスターの行き先というか、どこかで閉じるような状況になっているのかどうかというところが大きな関心であることと、もう一点は、ほかにないのかということであります。そういったところというのがこれからのゴールデンウイークにかけて、一日一日判明してくると思いますので、そういったところをきちんと捉えて、ある程度5月の頭ぐらいでは一つの大きな議論をしなければいけないんだろうと思っております。
○朝日新聞
 これはネットでも非常に話題になっていて、デリケートな問題ではあるんですけど、嬉野医療センターの関係で、その方は「イリュージョン」の従業員ではないかという話もあるんですけど、それに関してはどうお考えですか。
○知事
 これは昨日申し上げたように「イリュージョン」の方です。ですから、その中にお一人おられたということなんです。
○朝日新聞
 従業員かどうかということなんですか。
○知事
 従業員というのは何ですか。
○朝日新聞
 「イリュージョン」に勤められている方。
○知事
 「イリュージョン」の関係の方ということです。特にそこの部分は本当にデリケートで、私が先ほど慈しみの県だと申し上げた中に、その方を特定しようということは現に避けていただきたいという気持ちが込められております。
○記者
 市中感染は否定できないとおっしゃいましたけれども、一部の自治体でドライブスルー検査を実施する動きも広がってきていますが、佐賀県としてはどのような方針でドライブスルー検査を考えていらっしゃいますか。
○知事
 これはプロジェクトMのほうでまた考える課題だと思いますけれども、入り口でPCR検査のドライブスルーのところを広げても、検査体制自体が整っていないと、結局そこで渋滞するわけですね。ですので、できるだけ多く医療関係者を傷つけないように、車とこう、何と言うんでしょうか、近づかないでやるという意味では効果があると思うんですけれども、少なくともこちらのPCR検査を実施するようなところと対でやらないと、PCRの検体だけが並ぶということになるので、そこはセットで議論しなければいけないと認識しています。
○毎日新聞
 クラスターの行き先がどこで取れているか関心があるということなんですが、多久市の50代の男性が武雄市で行った飲食店ですが、「イリュージョン」しか今のところ公表されていません。市民、県民がほかの店でも広がっているんじゃないかという不安があると思うんですが、その進捗というか、ほかの店の調査はどこまで進んでいますか。
○知事
 基本的には、この事案については「イリュージョン」と強く推定しております。これだけの人数が出ておりますので。ですので、ほかの店につきましては、もし一般的に、今、症状が出た方は手を挙げていただきたいという話にしておりますので、その中で展開をさせていただきたいと思います。
○毎日新聞
 今のところ、あと4店舗ですか、居酒屋とかも含め、公表とかというのも考えていないということですか。
○知事
 はい、考えておりません。
 それで、追加で幾らか補足をしておきたいのが、21番さん、唐津の事案がありました。こちらのほうなんですが、これは、70歳代の女性がかかられたということでありまして、4月12日に発症しております。この方はほとんど自宅におられているんです。なので、経路は今の段階ではよく分かっておりませんけれども、少なくとも濃厚接触者のこの3人の方々のPCR検査を見て、そこからたどっていくということになると思うので、今はこちらは調査中という段階というふうに言わせていただきたいと思います。
 それからさらに、18番さんについて、5人は全て陰性でございました。
 それから、「イリュージョン」の関係のそれぞれの皆さん方については、現在今、経路を追っているという段階です。これは先ほど申し上げましたが──ということです。
 なので、そういったこと、それぞれについてまた県民の皆さん方にお伝え申し上げたいと思っております。
 以上です。

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