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記者会見

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知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

令和2年5月25日 知事臨時記者会見

令和2年5月25日 知事臨時記者会見 質疑全文


質疑内容

○司会
 ありがとうございました。
 それでは、ご出席いただいている3名の皆様、それぞれ一言ずつお願いいたします。
○中島佐賀県高体連会長
 佐賀県高体連の会長、中島といいます。今回、高校生のためにこのようなスポーツ大会をつくっていただきまして、本当にありがとうございます。
 高校生のためにいい大会にしたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
○渡邊佐賀県高野連会長
 佐賀県高野連の会長の渡邊といいます。夢舞台である甲子園大会が中止となり、球児たちの悔しさとか悲しさ、虚しさというのは計り知れないものがあるわけですけれども、今回このような大会ができると。佐賀県ナンバーワンを決める大会にすると高野連でも決めておりますので、その場でこれまでの成果を、それから、自分の成長を見せるような大会に生徒自身もしてほしいなというふうに思います。
 また、彼らは努力をしてきているんですが、必ずしも努力したからいい結果が出るというものではありません。今回の甲子園出場という結果は得られませんけれども、これまで厳しい練習に耐えてきたことであるとか、今回の試練に耐えるという経験が残るわけですから、その経験を今後の人生に生かしてほしいというふうに考えています。とにかく生徒には、一緒に頑張ろうというのを伝えたいなと思います。
○教育長
 教育委員会の落合です。今回、高体連、高野連のご賛同を得まして、SSP杯(カップ)を開催できるようになりまして、本当にうれしく思います。
 高校生の皆さんには、高校部活の集大成として悔いのないように全力でプレーをしていただきたいと思います。
○司会
 ありがとうございました。
 そしたら、4人そろったところで記念の写真撮影の時間を取りたいと思います。

〔写真撮影〕

○司会
 ありがとうございました。
 それでは、質疑のほうに入らせていただきます。質問のある方は挙手をお願いします。そして、どなたへの質問なのか、そのことも含めてお願いいたします。では、どうぞ。
○共同通信
 高野連にまず2点ほど伺いたいと思います。
 通常であれば、これまでは別々に大会をされてきたわけなんですけれども、今回一緒にやると決めた理由というか、背景があれば教えてください。
○渡邊佐賀県高野連会長
 まず、独自に高野連としては、日本高野連が20日に本大会と地方大会の中止を発表しました。そのときに日本高野連は独自の代替の大会は独自で検討していいということでしたので、間を開けずに生徒に言えるように、まず開催の可否だけでもということでやりました。
 その後、といいますか、代替の大会を行うというのを決めまして、それを県の教育委員会に報告をしたわけですね。今日の午前中ですけれども、いろいろご説明をまたいただいて、一緒にやろうと、子供たちの、「オール佐賀」ということでしたので、全ての高校生が一堂に、今回このような状況下ですので、それはありがとうと。そのほうが佐賀も盛り上がるし、子供たち、高校生も全国大会がないんですけれども、県大会のプレーとしては盛り上がるのじゃないかなと、そういう成果を出せるんじゃないかなと思って決めました。
○共同通信
 参加する高校の数とか決まっている部分はありますか。
○渡邊佐賀県高野連会長
 まだそこの集計はしていませんけれども、私が知る限りは反対の意見の学校長の判断もありませんでしたし、常任理事会でもありませんでした。聞こえてくるのは、歓迎、賛成の意見ばっかりなので、多分、野球がある学校は全学校参加してくれるものと思っております。
○共同通信
 知事か教育長、どちらかに29競技30種目ということですけれども、通常であれば、この点何種目何競技、野球以外で。
○教育長
 31競技34種目になります。
○共同通信
 同じように参加できないと、残念ながら言っている高校であったり生徒さんというのは把握されていますか。
○教育長
 高校レベルでの参加する意思というのは確認をしておりません。競技種目で先ほど申し上げた競技が参加の意思を示されているということです。
○知事
 それと、やっぱり私立がそれぞれの、まちまちなところもあって、学校の再開でも14日にそろっているわけではないので、そういったところは丁寧に聞いてみたほうがいいかなと。
○西日本新聞
 2点、知事にお伺いします。
 感染リスクを下げるという観点から、例えば競技によっては試合時間を短縮する。例えば野球であれば、9イニングを7イニングにするとか……
○知事
 いや、ちょっと、そこまで煮詰まっていません。
○西日本新聞
 いや、競技によってはそういうふうな検討をされているような、他県ではあるようですので、そういったことは考えていらっしゃるんでしょうか。
○知事
 いや、これから詳細が決まると思いますけど、少なくとも、これは会長は私になるんですかね──私とすると、そういったことは考えておりません。できる限り、これまでみんなが努力してきた形に近づけていきたいとと思います。その中で、感染症対策がどうあるべきか、さっき申し上げたけど、屋外で広々としたところであれば、感覚を今までよりかは空けて応援してもらうとか、やっぱり厳しいなというところについては、オンラインを使っていくとか、そういう工夫をこれから各競技ごとにやっていくんだと思います。
○西日本新聞
 感染リスクの観点から、今日、観客は有りだという方向で調整されるということですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
○知事
 一般的には、屋外を中心に有りで検討したいと思っています。例えば、一番分かりやすいのは、野球であれば、本当はびっちり詰めて応援するのが野球の面白さなんだけれども、そこは今回は1個置きとか、1メートル置きとか、そういったことを検討しながら見ていただくということになるのかなと思います。
○西日本新聞
 最後にもう一点だけ。
 華々しい場でこんなことをお尋ねするのは心苦しいんですけれども、感染者が増えた場合、中止もあり得るやに落合教育長はおっしゃられていたと思うんですけれども、中止になる基準とかがありましたら、知事のほうに。
○知事
 これは、今のコロナボードですけれども、毎回申し上げているように、この1週間の数字などをこうやって入れているんですが、この色が、青になったり黄色にあったり赤になったりすると申し上げておりますけれども、コロナボードが赤になると中止の検討を始めると思っていただいたらいいと思います。ですので、ここが赤にならない状況であれば開催するというふうに皆さん思っていただいたら。ですから、これに注目していただいたらいいと思います。
○STS
 これは渡邊会長になると思うんですけど、高校野球の見どころの一つが、スタンドのブラスバンドとかの応援だと思うんですけれども、今のところ、何かそれに関して明確に、今年は、今回はなしとか、そういうお考えはありますか。
○渡邊佐賀県高野連会長
 ただいま知事のほうからあったように、まだ決まってはおりません。来月の会議で決まると思うんですけれども、個人的にはいろんな、ほとんどの学校がやはり野球部の保護者は入れてもらえないかという要望は来ているのは事実です。そういったところもありますので、できるだけ、最低は保護者さんとか、ほかのベンチに入れない部員であるとか、そういったところの観戦ですとか、それはどうにかして認めてほしいなという気持ちはあります。
○知事
 そういえばあれですかね、大体いつもの甲子園の予選だと、ベンチ入りの人数とか結構制限されていたよね。
○渡邊佐賀県高野連会長
 一応20名。
○知事
 20名。そういったところは、大体これまでどおり、これからの検討ですか。
○渡邊佐賀県高野連会長
 私どものところはこれから検討します。
○知事
 だから、今年限りがあっていいよね。だから、もちろん少なくとも部員はスタンドにはみんな入ってもらいたいし。だからあとはベンチがどうか。ベンチがどのぐらいのスペースかどうかにもよるんだろうけれども、そういったところも含めてこれから考えていきましょう。
○NHK
 知事に質問なんですけれども、総合開会式はできないと。これで言うと総合閉会式というのもないんだろうなというふうに思うんですが、メダルなりカップなりの渡し方というのはどういうふうにご検討されているのでしょうか。
○知事
 今年は、できる限りこの4人が頑張って会場に行って、自らかけてあげるというシーンをできるだけ増やしたい。いつもは大体全国大会の通過口なので、何とかをたたえると、賞状が行くというだけなんだけれども、そこが1つの大きな節目にはなるので、頑張ったなという、それぞれの種目ごとの閉会式というものをつくっていきたいなと思います。
○読売新聞
 教育長か高体連の会長にお尋ねしますけれども、以前が6月20日、21日に開催して、予備日を13日、14日、27日、28日に設けるという話がありましたけれども、今回それは一旦取っ払うような形になるんでしょうか。
○教育長
 前回も20日、21日を中心に前後の週も使いながらということで発表させていただきました。ただ、いろんな競技の事情があって、その際も、個別の競技の協議には応じますということを申し上げていたと思います。
 今回、野球も一緒になれたことで、もともとの野球の日程は7月にありましたし、競技団体ごとに、6月いっぱいは大会を禁止されているような競技種目もあります。中央の考えですね。そういうのは、それが明けてからというふうな事情があったりして、今回、6月13日から30日までの間で設定していくということにさせていただきました。
○毎日新聞
 知事にお伺いします。全国初というのがパワーポイントの中にあったんですけれども、これは何をもって全国初というふうに捉えていらっしゃるんでしょうか。
○県職員
 私どもが調べたところ、全国初と。ほかにこういった枠組みで開催の決定を発表したところがなかったと。
○毎日新聞
 総体も代替大会、総体と野球を合わせた代替大会と。
○県職員
 そうですね。
○毎日新聞
 総体の代替大会をするところはあるんですか。
○県職員
 総体の代替大会も佐賀県が多分初で、ほかはまだ検討中だったと思います。
○知事
 少なくとも、そろって決定したのはうちが初めては間違いない。
○佐賀新聞
6月議会には間に合わないと思うんですけれども、大会の予算というのはどういうふうに工面されるんですか。
○知事
 そうですね、基本的に、今回若干予算が必要だと思っているので、メダルとか、いろいろ工夫を凝らすので。6月の後に間に合う予算については6月議会に出したいと思いますし、間に合わないものについては予備費などで対応しながらということになろうと思います。
○教育長
 もともとある既定予算と今の予備費活用で、あと6月議会で足りないものはそちらにということになります。
○NBC
 生徒に出場は強制しないということですが、基本、自由参加ということでしょうか。
○知事
 自由参加で。
○時事通信
 知事にお伺いします。
 できる限り有観客で、3密を避けられない場合はオンライン配信などとおっしゃっていたんですけれども、基準としては、どういった競技はオンラインで配信されて、オンラインの具体的な方法とか決まっていれば教えていただけますでしょうか。
○知事
 これはある部分、知事部局と教育委員会が一緒にやれる一つの意味だと思うんだけれども、我々、保健部局もあるので、それぞれ会場がまだ決まっているわけではないんだけれども、それぞれの会場の状況を踏まえてどういう形がいいのかという基準づくりもこれでできるのかなと思っているんです。
 いずれ、これからコロナが消えることはないので、どういう形での新しいスタイルというのができていくのかという中でも、ここで一緒になってすり合わせて検討しておくというのはとても意義があることだと思うので、先ほど申し上げたように、一番広々したところは有観客でルールをつくってと、一番きついところはオンラインの検討という中でそれぞれ当てはめをしていきたいと思っています。
 できれば、頑張ってくれた仲間たち、学校での仲間たち、それから、できれば保護者の皆さん方といったものが参加していただけるような形がうまくルール化できたらなとは思っています。
○西日本新聞
 開会式はないということなんですけど、開幕競技とかは決まっていましたら教えてください。
○知事
 さっき10競技ぐらい、たしか……
○西日本新聞
 10競技ですか。
○知事
 10競技、同じ日にスタートして、ですので、その日のうちにメダルまでいくのが、たしか剣道とカヌーと新体操男子かな、この3つがメダルまでいくと思うので、閉会式までいくのかな。開会式は時間の問題、まだはっきり決まっていないんですけれども、私は女子ソフトに行こうかなと今思っていますけれども、それぞれ、この4人、その他いろいろ、副知事もいますし、副教育長もいます、いろんな人たちが応援できる形にしたいと思います。
 できれば、報道の皆さん方もこれまで以上に報道していただきたいなと、みんな思いを持って競技に参加すると思うので、ぜひ盛り上げに協力いただきたいと思います。
○佐賀新聞
 知事にお尋ねです。
 大会の盛り上げのために県もバックアップをするというふうに約束をするということをおっしゃっていたんですけど、そういうので何か具体的に、県が入ることでこういうことができますという何か考えているのがあれば教えてください。
○知事
 アスリートのみんなにとってみたら、県が入るか入らないかは直接そんなに関係ないのかもしれないけど、何ができるのかなと思ったら、やっぱりこんなに県民こぞってみんな応援しているんだよという形がつくれるということと、あとは、今回はカップとメダルがあるよ、スポーツ県の佐賀らしく、多分メダルを渡している県とかないんじゃないかな。それが佐賀県らしいスポーツのすばらしさというところに生かせるのと、私が言うのもなんだけど、今年に限っては知事の名前の賞状になるというぐらいでしょうか。
 ただ、本当に今年は極めて特殊な年なので、将来社会人になったとき、あのとき大変だったよと、でもね、こうやって最後まで頑張ったよと、何かストーリーが語れるような、そんな大会にしたいという決意です。
○佐賀新聞
 今日、大会の名称が発表されたと思うんですけど、この名称に込めた思いとか意味があれば教えてください。
○知事
 もともと我々は国体が国民スポーツ大会になる最初の年の2023を今控えているので、こぞって県民がスポーツというもののすばらしさを知ったり、支えたり、見たりということで、SSPというものをずっと旗振っているわけでありまして、どうせこういう大会をやるんだったら、このSSP、スポーツの持っているすばらしさ、これは我々は国スポの大会の後まで佐賀がスポーツをこよなく愛する県であるようにという思いを持ってやっているので、むしろそのスタートダッシュみたいな形になっていけばなという気持ちもあって、思い切って「SSP杯(カップ)」という名前にしています。

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