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新幹線西九州(長崎)ルート関連

○佐賀新聞
 今度、九州新幹線長崎ルートの新鳥栖武雄温泉間についてお尋ねします。
 長崎県の関係者、知事や議会、経済界が、本日、明日と、官邸や自民党本部、公明党、国交省などを回って、2023年度着工の要望活動を実施しています。
 また、自民党の佐賀県議団も、フル規格を想定して議論を進めるといった決まりごとをしました。こういったことについて、知事の所感を聞かせてください。
○知事
 まず、長崎県さんが要望活動をしていることに関しましては、何としてもというような形でやっているというふうに仄聞しておりますけれども、佐賀県の思いについて一顧だにせず、そういう突っ走る行動をしていることについては不快に思っております。
 それともう一点の、佐賀県議会についてですが、これは様々な意見があるわけでありまして、県議会は県議会として定員38人、今、37人か。その中でそれぞれの思いというものが議論が闘わされて、その中でこの問題についての様々な議論がなされるということはいいことだと思います。ただ、見出しにあるように、フル前提にということで、フルのほうに行っているというふうな報告は受けておりません。
○FM佐賀
 新幹線関連なんですけれども、全ての整備方式で環境アセスを行うという国交省の提案を拒否されて、国は予算組みの問題で2023年度までの着工は困難になったというふうなことをおっしゃっているようですが、その受け止めと、それから、国と考えが平行線の状態がずっと続いているわけですけれども、今後の協議というのはどういう形になっていくのかというところを教えていただければと思いますが。
○知事
 佐賀県の思いというのは首尾一貫して、全くぶれていないわけです。ですので、我々の考え方というものについて、これから協議の場というものはセットされたわけだから、ただ、我々は少なくとも今直ちにスーパー特急だとか、スピードを出さないフリーゲージだとか、リレー方式ということについては、その調整についてはすぐに乗り出す準備はできているわけで、ただ、残りの2つについては、基本的には了解できる環境にないと、全くそういうつもりはないので、長期間検討するということであれば、しっかり論点を出してということなんですよね。
 ですから、そういった中で、お互い協議をしていくということなんだけれども、少なくとも私は常々言っているように、整備新幹線は地元の同意があって、みんなでやりたいということがまず前提に立つべきだと思っているので、これまでもずっといろんな合意をしてきたのは、長崎県さんと佐賀県と、そして、JRが合意をして与党に話を持っていったということですよね。ですから、今回はそういう構図ではないので、少なくとも我々としての考え方というもの、その前提がないわけだから、そこについての問題点があると思うし、今思えば与党の協議の中でしっかりと佐賀県の主張というものが──我々はしたわけだけれども、もっと国会議員の中で議論がなされていたらよかったなと思います。

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