『山口知事のさー行こう!!』初めての訪問先として、有田町の矢鋪與左衛門窯(やしきよざえもんがま)を訪問しました。
矢鋪與左衛門窯は、有田焼伝統の手ろくろのみで成形を行う内山の技法による白磁を中心とした作品を製作されている窯元です。
手ろくろの第一人者、現代の名工 矢鋪與左衛門さん、女性初の形成部門(ろくろ)伊万里・有田焼伝統工芸士 白須美紀子(しらすみきこ)さんからお話を伺いました。
ご挨拶後、展示室にて、矢鋪さん、白須さんの作品をご紹介いただきました。白磁を中心とした作品の白の美しさ、造形美に目を奪われました。
次に、工房で、お二人の手ろくろ技術の実演を見せていただきました。矢鋪さんは、手ろくろの基本の型に従い、繊細ながらも手際よく、次々と作品を完成させていきます。10分程で、六つの作品をお作りになり、その技術の高さに驚きました。
白須さんには、今年受検予定の技能士検定の科目であるひょうたんの製作を実演いただきました。小柄な白須さんが大きな土のかたまりを自在に操る様には感嘆しました。こちらも10分程で、複雑な形をした大きなひょうたんが完成です。手ろくろ作業は、力作業が多く、女性で初めてろくろ部門で伝統工芸士となった白須さんの努力は並々ならぬものがあったのだと思います。
その後、私も、人生初のろくろの体験をすることに。矢鋪さんに一つ一つの手順の意味を説明いただきながら、手取り足取りのご指導のもと、なんとか茶碗を完成することができました。
手ろくろ作業の繊細さや難しさを身をもって体感でき、とても貴重な経験でした。有田焼の本物の技術の一端に触れることで、伝統技術を高いレベルで習得されている方々の日々の努力を感じました。
お二人との意見交換では、有田焼の伝統技術の継承、発展のために何が必要かを議論しました。
矢鋪さんからは、「有田焼の技術を継承していくことが大切です。そのために、検定試験などステップアップのための仕組み、励みになるような仕組みの整備が欠かせないと思います」というお話がありました。また、白須さんからは「創業400年を迎える有田焼ですが、それは通過点であり、その先へ技術を継承していくことが大切です」というお話がありました。私も「有田焼の担い手のすそ野を広げることによって、トップクラスの方々が生まれてくると考えています。そのために何が必要なのか、まず産地の皆さんの中で想いや方向性が一つになることが大切です。そういう想いを受け止めて、県としても人づくりのための支援をしていきたいと考えています」とお話ししました。
【山口知事のさー行こう!!】
有田焼の技術継承や人づくりをとても大切にされている矢鋪與左衛門さん、そしてそれを受け継ぎ、女性で初めてろくろ部門で伊万里・有田焼伝統工芸士となった白須美紀子さん、佐賀にこのような形で、有田焼を盛り上げよう、大切な技術を継承していこうという想いが息づいていることを知ることができました。
伝統工芸の分野でも、担い手の皆さんが次から次へと出てきて、すそ野が拡大していくことが大切です。その人づくりを大事にしていくということをみんなで考えていきたいと思います。
有田焼の次の時代へさー行こう!!
『山口知事のさー行こう!!』初めての訪問先として、有田町の矢鋪與左衛門窯(やしきよざえもんがま)を訪問しました。
矢鋪與左衛門窯は、有田焼伝統の手ろくろのみで成形を行う内山の技法による白磁を中心とした作品を製作されている窯元です。
手ろくろの第一人者、現代の名工 矢鋪與左衛門さん、女性初の形成部門(ろくろ)伊万里・有田焼伝統工芸士 白須美紀子(しらすみきこ)さんからお話を伺いました。
ご挨拶後、展示室にて、矢鋪さん、白須さんの作品をご紹介いただきました。白磁を中心とした作品の白の美しさ、造形美に目を奪われました。
次に、工房で、お二人の手ろくろ技術の実演を見せていただきました。矢鋪さんは、手ろくろの基本の型に従い、繊細ながらも手際よく、次々と作品を完成させていきます。10分程で、六つの作品をお作りになり、その技術の高さに驚きました。
白須さんには、今年受検予定の技能士検定の科目であるひょうたんの製作を実演いただきました。小柄な白須さんが大きな土のかたまりを自在に操る様には感嘆しました。こちらも10分程で、複雑な形をした大きなひょうたんが完成です。手ろくろ作業は、力作業が多く、女性で初めてろくろ部門で伝統工芸士となった白須さんの努力は並々ならぬものがあったのだと思います。
その後、私も、人生初のろくろの体験をすることに。矢鋪さんに一つ一つの手順の意味を説明いただきながら、手取り足取りのご指導のもと、なんとか茶碗を完成することができました。
手ろくろ作業の繊細さや難しさを身をもって体感でき、とても貴重な経験でした。有田焼の本物の技術の一端に触れることで、伝統技術を高いレベルで習得されている方々の日々の努力を感じました。
お二人との意見交換では、有田焼の伝統技術の継承、発展のために何が必要かを議論しました。
矢鋪さんからは、「有田焼の技術を継承していくことが大切です。そのために、検定試験などステップアップのための仕組み、励みになるような仕組みの整備が欠かせないと思います」というお話がありました。また、白須さんからは「創業400年を迎える有田焼ですが、それは通過点であり、その先へ技術を継承していくことが大切です」というお話がありました。私も「有田焼の担い手のすそ野を広げることによって、トップクラスの方々が生まれてくると考えています。そのために何が必要なのか、まず産地の皆さんの中で想いや方向性が一つになることが大切です。そういう想いを受け止めて、県としても人づくりのための支援をしていきたいと考えています」とお話ししました。
【山口知事のさー行こう!!】
有田焼の技術継承や人づくりをとても大切にされている矢鋪與左衛門さん、そしてそれを受け継ぎ、女性で初めてろくろ部門で伊万里・有田焼伝統工芸士となった白須美紀子さん、佐賀にこのような形で、有田焼を盛り上げよう、大切な技術を継承していこうという想いが息づいていることを知ることができました。
伝統工芸の分野でも、担い手の皆さんが次から次へと出てきて、すそ野が拡大していくことが大切です。その人づくりを大事にしていくということをみんなで考えていきたいと思います。
有田焼の次の時代へさー行こう!!