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山口知事のさー行こう!!
第9回 【上峰町】九丁分営農組合  (平成27年 9月7日 (月曜日) )

吉田農園のマンゴー栽培を視察しました

吉田さん、武廣町長と

水稲栽培の先進的取組を視察しました

地下水位制御システム フォアスのご説明をいただきました

大豆栽培の先進的取組を視察しました

九丁分営農組合の皆さんと

九丁分営農組合の皆さんと意見交換しました
 『山口知事のさー行こう!!』9番目の訪問先は、上峰町の九丁分営農組合(くちょうぶんえいのうくみあい)です。

 九丁分営農組合は、地下水位制御システム FOEAS(フォアス)の導入や水稲・大豆の省力栽培、新品種栽培の実証など、先進的な取組をされています。当日は、マンゴー栽培をされている吉田農園も訪問しました。

 まず始めに、吉田農園を訪問しました。吉田農園は、佐賀県内でマンゴーを栽培している数少ない農園の一つです。栽培ハウスに入ると、並んでいたのは、地面から伸びた樹ではなく、意外にも鉢植えのマンゴーでした。吉田さんからは「10年程前に栽培を始める時に、量よりも質を重視するために、鉢植え栽培を取り入れました」とのこと。鉢植えによって、実の大きさや数を制限することで、繊維がとても繊細で、とろけるような舌触りのマンゴーができるそうです。いろいろなお話を伺いながら、10年間の様々な試行錯誤があったからこそ、このようなすばらしいマンゴーができたのだと実感しました。武廣勇平町長も「町としても、ふるさと納税のお返しなどで利用できるよう期待しています」とのこと。こういったこだわりの果物を、広く皆さんにも知っていただくとともに、上峰町の新しい特産品として育っていくことがとても楽しみです。

 次に、九丁分営農組合の水田を視察しました。九丁分営農組合の農地には、FOEASという地下水位制御システムが導入されています。これは、地下に敷設したパイプを利用して設定した地下水位を維持する設備です。渇水時には自動で給水され、逆に浸水時には自動で排水される仕組を拝見し、すばらしい効果を発揮するだろうと感じました。実際に、過去の検証では、作物の収量が増加するなどの効果があったとのことです。
 また、水稲を苗でなく、籾(もみ)の状態で直接水田に播く「直播」の実証についてもご紹介いただきました。現地で、直播された稲と苗から植えた稲を比べると、直播された稲の方が一段大きく育っていました。また、直播は省力化にもつながるため、とても大きな可能性のある技術だと感じました。
 その後、大豆の実証栽培を視察しました。この実証栽培は、「サチユタカA1」という大豆を、通常よりも高密度で栽培するというものです。この栽培法では、麦刈り後の畑に直接種を播くことや、雑草の発生が抑制されることなどにより、省力化を実現することができるそうです。
 営農組合の皆さんからは、次から次へと新しい取組のお話を聞かせていただきました。熱のこもったご説明からは、自分たちの農業に誇りをもっていらっしゃることが本当によくわかり、私自身もとてもうれしくなりました。

 最後に、地区の公民館で意見交換をしました。営農組合の皆さんからは「FOEASの導入、水稲や大豆の新品種栽培の取組は、収量の増加などで大きな効果を上げています。これからは、サチユタカA1を使用した豆腐作りなど、六次産業化に取り組んでいきたいと思っています」とのお話をいただきました。「町としても、農業を発展させていくためには、販路の拡大や六次産業化による商品化の取組がとても大切だと思います。ふるさと納税のお返しとして採用するなど、さまざまな形で支援をしていきたいと考えています」と武廣町長。サチユタカA1は、これまでの大豆よりもタンパク質濃度が高いという報告もいただき、豆乳として売り出すなど、大きな可能性を秘めた大豆だと感じました。この大豆の特徴を生かした商品化が実現するよう、県としてもバックアップしていきたいと思います。また、意見交換では、営農組合の法人化にともなう課題などについてもお話がありました。こういった課題についてもしっかりと把握し、きちんと対応をしていきたいと思います。

【山口知事のさー行こう!!】
 九丁分営農組合の皆さんの先進的な農業の取組のお話を聞き、これからの農業を支えていくのだという、とても積極的な気持ちを感じました。佐賀県の重要な産業である農業の分野で、こういった皆さんのお話を直接聞くことができ、私もとてもうれしく思いました。
 佐賀県では、たくさんの高品質な農産物が生産されています。そして、その強みを最大限に活かし、より発展させていくためには、佐賀県産を前面に打ち出した情報発信、販路の拡大、そして六次産業化への取組などに、より一層力を入れていくことが必要だと思います。九丁分営農組合の皆さんとのお話を通じて、県としても、農業に従事される皆さんの積極的な取組を、しっかりとサポートしていかなければならないと改めて感じました。
 生産から加工・販売までチャレンジしつづける農業へさー行こう!!

吉田農園のマンゴー栽培を視察しました
 『山口知事のさー行こう!!』9番目の訪問先は、上峰町の九丁分営農組合(くちょうぶんえいのうくみあい)です。

吉田さん、武廣町長と
 九丁分営農組合は、地下水位制御システム FOEAS(フォアス)の導入や水稲・大豆の省力栽培、新品種栽培の実証など、先進的な取組をされています。当日は、マンゴー栽培をされている吉田農園も訪問しました。

水稲栽培の先進的取組を視察しました
 まず始めに、吉田農園を訪問しました。吉田農園は、佐賀県内でマンゴーを栽培している数少ない農園の一つです。栽培ハウスに入ると、並んでいたのは、地面から伸びた樹ではなく、意外にも鉢植えのマンゴーでした。吉田さんからは「10年程前に栽培を始める時に、量よりも質を重視するために、鉢植え栽培を取り入れました」とのこと。鉢植えによって、実の大きさや数を制限することで、繊維がとても繊細で、とろけるような舌触りのマンゴーができるそうです。いろいろなお話を伺いながら、10年間の様々な試行錯誤があったからこそ、このようなすばらしいマンゴーができたのだと実感しました。武廣勇平町長も「町としても、ふるさと納税のお返しなどで利用できるよう期待しています」とのこと。こういったこだわりの果物を、広く皆さんにも知っていただくとともに、上峰町の新しい特産品として育っていくことがとても楽しみです。

地下水位制御システム フォアスのご説明をいただきました
 次に、九丁分営農組合の水田を視察しました。九丁分営農組合の農地には、FOEASという地下水位制御システムが導入されています。これは、地下に敷設したパイプを利用して設定した地下水位を維持する設備です。渇水時には自動で給水され、逆に浸水時には自動で排水される仕組を拝見し、すばらしい効果を発揮するだろうと感じました。実際に、過去の検証では、作物の収量が増加するなどの効果があったとのことです。
 また、水稲を苗でなく、籾(もみ)の状態で直接水田に播く「直播」の実証についてもご紹介いただきました。現地で、直播された稲と苗から植えた稲を比べると、直播された稲の方が一段大きく育っていました。また、直播は省力化にもつながるため、とても大きな可能性のある技術だと感じました。
 その後、大豆の実証栽培を視察しました。この実証栽培は、「サチユタカA1」という大豆を、通常よりも高密度で栽培するというものです。この栽培法では、麦刈り後の畑に直接種を播くことや、雑草の発生が抑制されることなどにより、省力化を実現することができるそうです。
 営農組合の皆さんからは、次から次へと新しい取組のお話を聞かせていただきました。熱のこもったご説明からは、自分たちの農業に誇りをもっていらっしゃることが本当によくわかり、私自身もとてもうれしくなりました。

大豆栽培の先進的取組を視察しました
 最後に、地区の公民館で意見交換をしました。営農組合の皆さんからは「FOEASの導入、水稲や大豆の新品種栽培の取組は、収量の増加などで大きな効果を上げています。これからは、サチユタカA1を使用した豆腐作りなど、六次産業化に取り組んでいきたいと思っています」とのお話をいただきました。「町としても、農業を発展させていくためには、販路の拡大や六次産業化による商品化の取組がとても大切だと思います。ふるさと納税のお返しとして採用するなど、さまざまな形で支援をしていきたいと考えています」と武廣町長。サチユタカA1は、これまでの大豆よりもタンパク質濃度が高いという報告もいただき、豆乳として売り出すなど、大きな可能性を秘めた大豆だと感じました。この大豆の特徴を生かした商品化が実現するよう、県としてもバックアップしていきたいと思います。また、意見交換では、営農組合の法人化にともなう課題などについてもお話がありました。こういった課題についてもしっかりと把握し、きちんと対応をしていきたいと思います。

九丁分営農組合の皆さんと
【山口知事のさー行こう!!】
 九丁分営農組合の皆さんの先進的な農業の取組のお話を聞き、これからの農業を支えていくのだという、とても積極的な気持ちを感じました。佐賀県の重要な産業である農業の分野で、こういった皆さんのお話を直接聞くことができ、私もとてもうれしく思いました。
 佐賀県では、たくさんの高品質な農産物が生産されています。そして、その強みを最大限に活かし、より発展させていくためには、佐賀県産を前面に打ち出した情報発信、販路の拡大、そして六次産業化への取組などに、より一層力を入れていくことが必要だと思います。九丁分営農組合の皆さんとのお話を通じて、県としても、農業に従事される皆さんの積極的な取組を、しっかりとサポートしていかなければならないと改めて感じました。
 生産から加工・販売までチャレンジしつづける農業へさー行こう!!

九丁分営農組合の皆さんと意見交換しました