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山口知事のさー行こう!!
第67回 【伊万里市】大野岳タイワンツバメシジミ保存会  (令和元年 9月10日 (火曜日) )

 地域でがんばっている皆さんを訪問する広聴事業『山口知事のさー行こう!!』 67番目の訪問先は、伊万里市の大野岳タイワンツバメシジミ保存会です。

 ※訪問の模様は、県内のケーブルテレビ局で放送するほか、外部動画サイト(YouTube)でもご覧いただけます。
 ※クリックすると、外部動画サイト(YouTube)へ接続します。



タイワンツバメシジミについて説明していただきました。

大野岳タイワンツバメシジミ保存会の皆さんとタイワンツバメシジミを観察しました。

タイワンツバメシジミの写真(撮影者 松尾様)

大野岳タイワンツバメシジミ保存会の皆さんと一緒に

 大野岳タイワンツバメシジミ保存会は、大野岳自然公園に生息し環境省のレッドリストに絶滅危惧ⅠB類※として掲載されている希少なチョウであるタイワンツバメシジミの保護や生息環境の保全活動、パトロールなどを行っている団体で、平成27年に発足しました。平成29年にはタイワンツバメシジミが安定的に繁殖できる唯一の場所であることや保存会の活動が積極的に行われていることから、「大野岳タイワンツバメシジミ繁殖地」として伊万里市の天然記念物に指定されました。
※絶滅危惧ⅠB類…近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの

 大野岳自然公園に到着し、まずタイワンツバメシジミについてご説明していただきました。タイワンツバメシジミは、台湾付近の亜熱帯地域で生息していたこと、大きさがシジミ貝と同じくらいであること、翅(はね)の下の方についている突起が燕尾服の後ろ裾に似ていることからその名がついたそうです。名前を聞いただけではチョウだとは分からないですね。そんなタイワンツバメシジミの幼虫は、シバハギしか食べないため、成虫もシバハギのある地域しか生息していません。保存会の皆さんはシバハギの栽培や生息地となっている草原を管理するため定期的に草刈りなども行っているそうです。チョウを保護するためにはその周りの環境も整えてあげなければいけないということを知り、生物の保護というのは一筋縄ではいかないということを実感しました。
また、売買や収集を目的とした捕獲者が後を絶たないため、当番制で監視活動をされているという話を聞き、そういった捕獲者がいることは非常に残念ですが、皆さんの献身的な活動にとても心強く思いました。

 お話しを聞きながら生息地を歩き、この日は合計3頭のタイワンツバメシジミを観察することが出来ました。タイワンツバメシジミは聞いていた通りとても小さなチョウで飛ぶ姿は儚げでしたが、翅(はね)に描かれた模様はたいへん美しいものでした。地元の皆さんと一緒に、間近に見ることができて幸せな時間を過ごすことが出来ました。
 いつまでもこの地で美しいチョウを見ることが出来るように、保存会や地元の皆さんと共に、県もサポートをしていこうと思います。

【山口知事のさー行こう!!】
 絶滅危惧種に指定されたチョウを守るため、地元の方々が自ら立ち上がり積極的に活動されていることを知り、大変嬉しく思いました。自然環境は些細なことでも変化してしまうため、維持するには困難なことも多いと思いますがこれからもご尽力いただければと思います。また、後世までこの希少なチョウを残すために県もしっかり応援していきたいと思いました。
 貴重な生態系が守り続けられている佐賀さいこう!

タイワンツバメシジミについて説明していただきました。
 大野岳タイワンツバメシジミ保存会は、大野岳自然公園に生息し環境省のレッドリストに絶滅危惧ⅠB類※として掲載されている希少なチョウであるタイワンツバメシジミの保護や生息環境の保全活動、パトロールなどを行っている団体で、平成27年に発足しました。平成29年にはタイワンツバメシジミが安定的に繁殖できる唯一の場所であることや保存会の活動が積極的に行われていることから、「大野岳タイワンツバメシジミ繁殖地」として伊万里市の天然記念物に指定されました。
※絶滅危惧ⅠB類…近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの

大野岳タイワンツバメシジミ保存会の皆さんとタイワンツバメシジミを観察しました。
 大野岳自然公園に到着し、まずタイワンツバメシジミについてご説明していただきました。タイワンツバメシジミは、台湾付近の亜熱帯地域で生息していたこと、大きさがシジミ貝と同じくらいであること、翅(はね)の下の方についている突起が燕尾服の後ろ裾に似ていることからその名がついたそうです。名前を聞いただけではチョウだとは分からないですね。そんなタイワンツバメシジミの幼虫は、シバハギしか食べないため、成虫もシバハギのある地域しか生息していません。保存会の皆さんはシバハギの栽培や生息地となっている草原を管理するため定期的に草刈りなども行っているそうです。チョウを保護するためにはその周りの環境も整えてあげなければいけないということを知り、生物の保護というのは一筋縄ではいかないということを実感しました。
また、売買や収集を目的とした捕獲者が後を絶たないため、当番制で監視活動をされているという話を聞き、そういった捕獲者がいることは非常に残念ですが、皆さんの献身的な活動にとても心強く思いました。

タイワンツバメシジミの写真(撮影者 松尾様)
 お話しを聞きながら生息地を歩き、この日は合計3頭のタイワンツバメシジミを観察することが出来ました。タイワンツバメシジミは聞いていた通りとても小さなチョウで飛ぶ姿は儚げでしたが、翅(はね)に描かれた模様はたいへん美しいものでした。地元の皆さんと一緒に、間近に見ることができて幸せな時間を過ごすことが出来ました。
 いつまでもこの地で美しいチョウを見ることが出来るように、保存会や地元の皆さんと共に、県もサポートをしていこうと思います。

大野岳タイワンツバメシジミ保存会の皆さんと一緒に
【山口知事のさー行こう!!】
 絶滅危惧種に指定されたチョウを守るため、地元の方々が自ら立ち上がり積極的に活動されていることを知り、大変嬉しく思いました。自然環境は些細なことでも変化してしまうため、維持するには困難なことも多いと思いますがこれからもご尽力いただければと思います。また、後世までこの希少なチョウを残すために県もしっかり応援していきたいと思いました。
 貴重な生態系が守り続けられている佐賀さいこう!