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山口知事のさー行こう!!
第103回 あんこ屋そらさん  (令和4年 7月15日 (金曜日) )

 地域でがんばっている皆さんを訪問する広聴事業『山口知事のさー行こう!!』 103番目の訪問先は、唐津市の「あんこ屋そらさん」です。

※訪問の模様は、県内のケーブルテレビ局で放送するほか、外部動画サイト(YouTube)でもご覧いただけます。

あんこ屋そらさんの事業所を訪れました。

事業所内を井田代表に案内していただきました。

シミュレーションゴーグルをつけて、お菓子をつくる体験をしました。

シミュレーションゴーグルをつけて、あんこの容器にシールを貼る作業体験をしました。

あんこ屋そらさんのみなさんと、盲学校高等部3年生の小嶋あいさんと意見交換をしました。

あんこ屋そらさんのみなさんと一緒に。

 今回は、あんこ屋そらさんを訪問し、事業所の見学と作業体験、意見交換を行いました。

 「あんこ屋そらさん」は唐津市内で複数の就労支援事業所を展開している特定非営利活動法人地域みらいずの井田代表が、盲学校生の就業体験を受け入れ、特に視覚障がい者の受け入れ事業所が少ない現状や、保護者の想いを知ったことをきっかけに、令和3年10月に設立しました。古民家を購入し、視覚障がい者の保護者や歩行訓練士などから意見を取り入れ、動線や床材を工夫し、視覚障がい者でも働きやすい事業所に改修されています。

 初めに、事業所内を見学しました。弱視の方にとっては、壁が真っ白だと余計に見えにくくなるため少し色付けがされていたり、壁沿いに動きやすいように物を置かないなどの工夫がありました。一方で車椅子の方などの利用も考慮して、洗面所は十分なスペースが確保され、車椅子の移動がしにくくなる点字ブロックは設置しないなど、だれもが利用しやすい場所となるような「さがすたいる」の視点での工夫が随所にみられました。

 次に、視覚障がいの方の見え方が体験できるシミュレーションゴーグルをつけて、実際に事業所で行っているお菓子作りの体験を行いました。お菓子の材料をボウルから正確に30グラムとる作業では、重量を音声で案内する計量器がとても便利でした。お菓子の形になるように丸めて所定の場所に置く際も、置く場所が手探りで分かるような自作のシートのおかげで、スムーズに作業を行うことができました。いくつかの作業体験を行いましたが、どれも手作りの便利グッズが作業を補助してくれ、障がいがあっても工夫することで多くの作業が可能になることを実感しました。

 最後に皆さんと意見交換をしました。以前盲学校を訪問した際にお会いした盲学校高等部3年生の小嶋あいさんとも再会し、半年後に控えた卒業後の進路や働く上での楽しみ、心配なことなど多くのことをお話できました。井田代表も最初は視覚障がい者がどのような作業ができるのか不安だったそうですが、小嶋さんから障がいがあっても本当はいろんなことができるということを学び、一緒に働きやすい環境を作り上げていると力強く語っていただきました。


【山口知事のさー行こう!!】
 視覚障がい者であっても作業ができるように、事業所には様々な工夫や改修が施されていました。このような形で、さまざまな障がいをお持ちの方が一緒になって仕事をして人生を楽しめる社会を佐賀県は作っていきたいと思っています。
 いろいろな人が活躍できる場所をつくっている佐賀さいこう!

 今回は、あんこ屋そらさんを訪問し、事業所の見学と作業体験、意見交換を行いました。

あんこ屋そらさんの事業所を訪れました。
 「あんこ屋そらさん」は唐津市内で複数の就労支援事業所を展開している特定非営利活動法人地域みらいずの井田代表が、盲学校生の就業体験を受け入れ、特に視覚障がい者の受け入れ事業所が少ない現状や、保護者の想いを知ったことをきっかけに、令和3年10月に設立しました。古民家を購入し、視覚障がい者の保護者や歩行訓練士などから意見を取り入れ、動線や床材を工夫し、視覚障がい者でも働きやすい事業所に改修されています。

事業所内を井田代表に案内していただきました。

 初めに、事業所内を見学しました。弱視の方にとっては、壁が真っ白だと余計に見えにくくなるため少し色付けがされていたり、壁沿いに動きやすいように物を置かないなどの工夫がありました。一方で車椅子の方などの利用も考慮して、洗面所は十分なスペースが確保され、車椅子の移動がしにくくなる点字ブロックは設置しないなど、だれもが利用しやすい場所となるような「さがすたいる」の視点での工夫が随所にみられました。

シミュレーションゴーグルをつけて、お菓子をつくる体験をしました。
シミュレーションゴーグルをつけて、あんこの容器にシールを貼る作業体験をしました。

 次に、視覚障がいの方の見え方が体験できるシミュレーションゴーグルをつけて、実際に事業所で行っているお菓子作りの体験を行いました。お菓子の材料をボウルから正確に30グラムとる作業では、重量を音声で案内する計量器がとても便利でした。お菓子の形になるように丸めて所定の場所に置く際も、置く場所が手探りで分かるような自作のシートのおかげで、スムーズに作業を行うことができました。いくつかの作業体験を行いましたが、どれも手作りの便利グッズが作業を補助してくれ、障がいがあっても工夫することで多くの作業が可能になることを実感しました。

あんこ屋そらさんのみなさんと、盲学校高等部3年生の小嶋あいさんと意見交換をしました。
あんこ屋そらさんのみなさんと一緒に。

 最後に皆さんと意見交換をしました。以前盲学校を訪問した際にお会いした盲学校高等部3年生の小嶋あいさんとも再会し、半年後に控えた卒業後の進路や働く上での楽しみ、心配なことなど多くのことをお話できました。井田代表も最初は視覚障がい者がどのような作業ができるのか不安だったそうですが、小嶋さんから障がいがあっても本当はいろんなことができるということを学び、一緒に働きやすい環境を作り上げていると力強く語っていただきました。

【山口知事のさー行こう!!】
 視覚障がい者であっても作業ができるように、事業所には様々な工夫や改修が施されていました。このような形で、さまざまな障がいをお持ちの方が一緒になって仕事をして人生を楽しめる社会を佐賀県は作っていきたいと思っています。
 いろいろな人が活躍できる場所をつくっている佐賀さいこう!