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平成29年 3月21日
平成29年2月定例県議会 知事提案事項説明要旨(その2)

 本日、追加提案いたしました乙第21号議案「教育長の任命について」、ご説明申し上げます。
 古谷宏氏が本年3月31日をもって教育長を辞職することに伴い、白水敏光氏を教育長に任命することに、議会の同意をお願いするものです。
 今、佐賀県の教育においては、確かな学力を育む教育を推進することをはじめ、いじめ・不登校への対応、特別支援教育の充実、ものづくり人材の育成、また、ふるさと佐賀を愛する心や誇りに思う心を育てることなど、様々な課題に取り組む必要があると考えています。
 こうした現下の様々な課題に対応するためには、現場目線を大切にし、学校が地域と連携を深めるとともに、教職員が士気を高め一丸となって、教育県佐賀を目指していくことが必要と考えています。
 白水敏光氏は、昭和57年4月に佐賀県教諭として採用され、東松浦高校、佐賀北高校、唐津西高校、伊万里商業高校、太良高校、唐津東高校及び唐津東中学校並びに教育委員会事務局に勤務されました。
 この間、唐津西高校では、生徒指導主事として、学校と地域をつなぐ生徒指導連絡協議会を設置し、校外指導体制づくりを行うなど、積極的に生徒と関わり合う生徒指導に尽力されました。また、唐津東高校及び唐津東中学校では、校長として、本県の中高一貫教育の推進に努められました。
 さらに、教育委員会事務局では、太良高校を、不登校経験や発達障害のある生徒、また中途退学者の教育機会を拡大するためのモデル校として改編する道筋を立てられました。引き続き、同高校の校長として赴任され、このような困難を抱える生徒たちへの教育の礎を築かれました。
 このように、白水敏光氏は、教育行政はもとより、学校現場で様々な実績を積まれており、定年退職後の現在も、太良高校において若手教員を指導されるなど、教育に対する情熱を持ち続けておられます。教育長として、現場に根差した教育、人の想いに寄り添う教育を実現していただける方として適任と考えております。
 以上、今回提案いたしました議案についてご説明申し上げましたが、教育長として適任と存じますので、議決をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。