全国各地からお越しいただいた皆さま、ようこそ佐賀県へ。
少しずつ、頬に感じる春風が心地よい季節となってきました。コース沿いの佐賀城跡や吉野ヶ里歴史公園、視界いっぱいに広がる田畑や多布施川の桜並木など、佐賀の春景色を心ゆくまで楽しんでいただきたいと思います。
「二度とやってこない一瞬一瞬を精一杯生きること」
これは、今大会のゲストでもある有森裕子さんが信条とされている言葉です。
42.195キロという長い距離を駆け抜ける、その一瞬一瞬には、これまでランナーの皆さまが積み重ねてこられた練習の成果が詰まっています。そして、その一瞬をしっかりとサポートするために、多くのスタッフやボランティア、沿道で応援する方々が参加されています。まさに、「さが桜マラソン」は、参加者全員でつくりあげる大会といえるでしょう。
昨年参加した方々からは、「沿道の温かい声援に背中を押された」「応援する側もパワーをもらった」など、さまざまな喜びの声をいただきました。そうした一人ひとりの思いが、精一杯の走りや応援を引き出し、この大会をさらに盛り上げていくことと思います。
私も、スタート台から、ランナーの皆さまがスタートを切る「一瞬」を見守るとともに、色々なかたちで参加される皆さま全員を力いっぱい応援しています。
最後になりましたが、本大会の開催にあたり、ご尽力いただいた関係者の皆さまに深く敬意を表しますとともに、大会の成功と皆さまのご健闘を心からお祈り申し上げまして、あいさつといたします。