記者会見

●発表項目:組織改正から1ヶ月を振り返って
 それでは、ただいまから定例会見を開きます。
 まず最初に、私ごとでありますけれども、最近、年金の納付状況について、いろんな方から聞かれるものですから、この際申し上げておきたいと思います。
 今回のことがあってから、私も改めて自分自身の保険料、また掛け金の納付状況について調べましたが、その結果、現在に至るまで、社会人になってから途切れることなく納付をしているという事実を確認いたしました。
 私は昭和57年の4月に、当時、自治省と呼ばれた国の役所に入りまして、その後、国と地方を行ったり来たりしておりましたので、公務員の共済組合というものに入っておりました。そこでは当然のことながら天引きをされておりました。
 昨年の1月25日付で私は公務員を辞めておりますので、その翌日から無職になりました。そして、知事としての任期が始まる4月22日までの間は、無職でありましたので、国民年金の対象となり、その分の保険料を納付しております。
 そして、昨年の4月23日からは、公務員として地方公務員共済に加入をしておりまして、その掛け金を納入しているという状況でございます。
 今回の発表項目は二つでございます。
 まず1点が、「組織改正から1ヶ月を振り返って」ということでありまして、それぞれの本部にこの新しい組織になってから、どんな小さなことでもよいから、よかったということを一つ挙げてほしいということをお願いしておりまして、その結果が今日ここに出てきたということでございます。
 例えば、本課と相談窓口が一体化した、アバンセに持っていった消費生活センターとくらしの安全安心課との統合でございますけれども、「土曜日にも、昼休みにも気軽に相談に来られるようになった」とお話をいただいたということでございます。
 また、医薬品の製造許可申請について、これまで時間が確か10日前後かかっていたんだと思いますけれども、それについては健康福祉本部でフラット化をやっておりまして、その結果、10日かかっていたものが3日ぐらいに短縮されたということであります。これは要するに最終的な判断権者に至るまでの日数が随分かかっていたものを意思決定に至る階層を小さくしたものですから、それによって早くなったと理解をしております。
 また、「新しいお店を開設しようと思ってきたけれども、いろんな分野と関係するところの情報が一度に得ることができた」ということでありますとか、職員からの意見としては、4月に県の選挙管理委員会や県税事務所の名前をかたって県民の個人情報を聞き出そうとした事件が発生したということがございましたけれども、このことについても、くらしの安全安心課が中心となって、県の選挙管理委員会と県税事務所は別々の課が所管をしているわけでありますけれども、県民に対する注意喚起ということでくらしの安全安心課がまとめてやったということでありますとか、大阪で子どもの遊具の事故がございましたけれども、その関係部署を調べましたところ、大変多くの部署にまたがりました。そこで、危機管理・広報課において統一的な対応をし、その窓口をこども課に置くことを決定して、一斉点検を指示し、中には修理が必要なもの、一時的に使用停止にすることが望ましいものも発見されて事なきを得たというところもございました。
 このほか、各本部への予算権限の移譲などを含めまして、この新しい組織改正の成果が上がっているものがあると理解をしております。
 また、組織改正について一番多かった問い合わせは、「旧生活文化課でやっていた仕事はどう変わったか」ということでございました。くらしの安全安心課や私学文化課、県民協働課に分かれたということをご説明申し上げ、また、旧県政情報室については、政策監グループと総務法制課に分かれたということで、それぞれご案内をさせていただいております。
 当初、新組織のパンフレットなどについても、1階の受付のところにしか置いてないということで、「一度2階以上に上がると、下におりないとパンフレットを取ることができない」というお話もあったものですから、各階にパンフレットを置くようにいたしました。
 また当初は、組織改正の趣旨について職員の理解が不十分な面もございました。電話交換の方などには、別途研修をしていったつもりでしたけれども、例えば、元気ひろばの担当職員であるとか、また、受付で受け付け業務をしてもらっている職員であるとか、こういったことに対するものがやや不徹底なところもありましたので、そういったものを徹底するということもやりまして、県民の方から見たときに「どこに行けばいいのかわからない」ということがないようにはしたつもりでございます。
 なお、当初多かったのは、「あの人はどこに行ったんでしょうか」という職員の行き先を聞かれることも随分多かったのですけれども、これも今まで置いてなかったんですが、受付の職員に県庁のイントラのパソコンを新しく配置することにしまして、そしてそこに職員録を名前で検索できるようなシステムを入れ込みましたので、そういったことで対応することができようになったと思っております。当初はいろいろ問題はありましたけれども、改善できるところは改善していって、今日に至っているというところで、ご報告をさせていただきたいと思います。


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