記者会見

●発表項目:佐賀県公共工事コスト縮減の平成15年度の取組みについて
 次に、2点目が、これはいわば報告に近いものとなりますが、佐賀県公共工事コスト縮減の平成15年度の取組みというものでございます。
 公共工事のコストをどう縮減するかということについては、平成13年の3月に新行動計画という名のもとに、今その計画を、平成20年度までを期間にしてやっております。平成15年度までがちょうど半分の期間になるものですから、中間的な目標として、それまでに何とか10%のコスト縮減をやろうということを目標にやっておりました。
 その結果、お手元の資料の3の表にありますように、工事コストの低減について、平成15年度までに11.4%のコスト縮減ができましたという報告であります。10%コスト縮減をするという目標に対して、11.4%縮減ができたということで、ある意味目標は達成したというように考えているところでございます。
 この直接的コストの削減というのは、例えば、今中木庭ダムというダムをつくっておりますけれども、そこのダムの工事をしているときに、岩を砕いたもの、岩砕というものが出ました。今までであれば、それを捨てていたわけでありますけれども、今回はそれを捨てずにとっておいて、コンクリート骨材の一部として使った。そうすることによって、例えば、1億 5,500万円ほどコストの縮減がされましたと。そのようなことで、いろんな形でコストの縮減がされたというものの合計額が68億 8,400万円、率にして11.4%というものであります。
 ただ、このようにして、ずっとコスト縮減の施策をやってまいりましたけれども、ある意味もう既に限界に来ていると考えております。今は設計とか工事のやり方においてコスト縮減をやろうということでやってきているわけでありますけれども、これからはこの記者発表資料の裏側に書いてありますけれども、そういう技術的なコスト縮減だけでなく、この2の「今後の取組みについて」のところにも書いてありますように、コストの構造改革そのものについてを取り組まなくてはいけないのではないかということを考えておりまして、このことについての取り組み方針を年度内に決定していきたいと考えているところでございます。
 具体的にどういうことかというと、一番大きいのは工事のスピードアップであろうと思います。長い時間をかければかけるほど、コストも同じくらいかかってまいります。少しでも工事にかかる期間を短縮していくためには、どういうようなことをやっていったらいいのか、そういったことなどをこの構造改革の中で検討していきたいと考えているところでございます。


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