○NBC
1点、知事は、先月の29日から中国・上海に行かれていましたけれども、
この収穫、春秋航空の会長さんにも会われているそうなので、そのあたりも含めてお願いします。
○知事
わかりました。
今回の中国行きは、さまざまな要素が盛り込まれていたものでございました。途中日程が変更になったりして、ばたばたしたところもありますけれども、全体を通じて申し上げれば、非常に収穫の多かった訪問になったと思っています。
内容を分けると、大きく4つぐらいあると思います。
1つが、春秋航空の会長との面談、そして2つ目が、中国における拠点探し、そして3つ目が、上海での初めての試みになる県の物産展の様子、そして4番目が上海万博における「佐賀県の日」、この大きく4つがあったと思っております。
春秋航空の会長とは、ごあいさつということで、あくまでも民間交流の一環ということでごあいさつをさせていただきましたけれども、会長からは、九州に拠点をつくるとしたときに、非常に佐賀空港はロケーションがいいというお話を伺って、心を強くしました。これからは具体的な実務の話になっていきますけれども、ぜひとも話を進めていただきたいなということを感じましたし、会長さんのほうから、春秋航空が入ることによってお客さんが増えていくとまた地域が変わっていきますよ、そんなふうな話もあって、心強
く思ったところでした。
中国における拠点探しは、私だけじゃなく、職員が手分けをしていろんなところに出かけていきました。これもまたいろんな話を聞いてきています。
多くの自治体が既に進出している上海に、これから佐賀県が単独で進出するよりも、どこかと共同でやるとか、また違うところでやるとか、また、極めて目的を絞り込んでやるとか、そういった工夫をしたほうがいいのではないかというふうなアドバイスをいただいたりしております。
そして、上海伊勢丹できょうまで行われています佐賀県の物産展ですが、きのうまでの時点で既に目標としていた20万元の売り上げ目標は達成をいたしました。毎日いろんな気づき、反省、工夫をしていきながら、お客様と現場では接しております。私も1時間ぐらい実際に物を売るお手伝いをさせていただきました。いろんなことをうわさでは聞いていても、実際に物を運んで、お客さんとじかに接することによって、売れるもの、売れないものというものが見えてきた気がいたしております。
上海伊勢丹のほうでは、ある一定の手ごたえを感じていただいているようでございまして、うまくいけばまた次にもつなげることになるのではないか、そういう手ごたえを私も感じているところでございます。
最後、上海万博については、「佐賀県の日」ということで、佐賀県から民間の3団体に来ていただき、また私どもも自治体のほうや県議会のほうからも出ていって、合間の時間を縫ってPRをいたしました。私も20分間、佐賀県と、その中でも特にハイマットの宣伝をしてまいりましたけれども、足をとめて聞いていただける方も結構多かったということや、質問が結構出たりして、非常に反応はあったと思っております。
この1日間、その佐賀県が出ておりました日本館のイベントスペースを訪れていただいたお客様の数は約2万3,000人でございまして、九州・沖縄ウイーク全体として見たときには長崎県に次いで第2位になっております。きょうは福岡県が最終日なので、どうなるかわかりませんけれども、比較的多くのお客様に来ていただくことができたと思っております。
以上です。