○共同通信
口蹄疫に関連しまして、消毒剤の配布を県が行うということで、費用もかさむと思うんですが、今後、国に対して補助金を求めていくようなことはあるのでしょうか。
また、きのう大分のほうでは種牛や種牛候補牛を分散させるというような方針を固めたという報道がありましたが、佐賀県でも武雄の畜産試験場ですかね、そちらにいる候補牛、種牛を移動させたり分散させるというような考えはあるのでしょうか。
○知事
まず、消毒のための石灰ですけれども、これについては、まずは全額を県費で対応するようにしていまして、これは予備費で対応したいと思っています。緊急にやる分だけでは足りないと思っておりますので、これは6月補正に向けて、さらに補正をお願いしていかなければいけないと考えています。それが1点です。
ただ、これだけで足りるのかどうかということもありますし、さらなる対応が求められていくときには、まずは現行のいろんな支援制度を使っていくということになりますけれども、既に宮崎県のほうで対応する分については、宮崎県の対応しなくちゃいけない県費の分について特別交付税で補てんをするというふうな方針も出ているようでございますので、そうしたことも勉強していきながら、国として見てもらうべきはしっかり見てもらうように、私どもとしても検討をしていきたいと思っております。
それと、精液の分については、精液そのものについては現在、佐賀県は2カ所で持っていまして、1つが県で、1つがJAで持っています。既に分けてはあります。さらに種雄牛というか、種牛と呼ばれるものについては、現在持っているのは県じゃなくてJAなんですね。今こういう動きがあっている中で、JAさんがお持ちのこの種雄牛についてどうしていくのか、どうしましょうかということで今JAと相談をさせていただいております。JAのほうでもどこかに動かしてほしいということであれば、またそうしていかなければいけないと思っております。