○朝日新聞
　ありがとうございます。
　それともう1点、16日ですか、例の商工共済の問題で、前知事の個人の責任を認めるという判決が出て、ペーパーでコメントいただいたんですけれども、改めて受けとめといいますか、お聞かせいただければと思います。
　それと、今後の対応等で何かお考えのことがあれば、あわせてお聞かせください。
○知事
　今回の判決、一審ですけれども、それを見て、改めて行政の責任者というものの持つ意味の重さを感じました。これは過去のことというわけでなく、常に行政の責任者が負っている責任なんだということを改めて感じた次第です。
　この裁判そのものは、商工共済の破綻によって、多くの県民の方々が被害に遭われたという事案でありまして、私は一時的な責任は、まずは元経営陣にあると思っておりますけれども、それを補完する行政の行為というものの重さも改めて痛感している次第です。
　今後の対応については、まだ相手方がどうされるのかわかりませんが、私どもとしては、これはこちらが申し上げていたことが全面的に受け入れられておりますので、特段何か対応をとる必要はないと思っておりますけれども、相手方がどうされるのかということもありますし、また、私どもとしては、繰り返しになりますが、元組合の経営者に対する責任を問う裁判、これについて、これから全力を挙げていかなければいけないと考えています。