○STS
県警の事故統計の改ざん問題なんですけれども、非常に佐賀県のイメージもかなりダウンしているという感じがしますけれども、この件についてのご感想と、警察に対する要望というんでしょうか、このあたりをお願いします。
○知事
今回のこの問題は、警察統計に対する信頼を揺るがせたという話ではなく、警察行政そのものに対する信頼を揺るがせていると私は思っておりますし、今お話にもありましたように、そもそも佐賀県というものの仕事のあり方について疑問が投げかけられているという面も、私は否定できないものがあると考えております。
この事件というか、会見後、いろんなことが出てきた後に、今週の月曜日ですけれども、月曜日の朝一番で県警本部長が私のところに来られて、今回の件についてのおわびをされました。とにかく私のほうからは遺憾だということと、しっかり県警は信頼回復に努めていただきたいということを強く申し上げたところでございます。
今回の件については、当初、何か事務的なミスともとられかねないような形で発表がなされたということが、そもそもの発表の仕方としてミスリードではなかったかと思っております。我々のほうにも、当初はそういう形でしか報告が来ていなかったわけでありまして、そのことについて何か問われるようにして、そうではないということが徐々にわかってきたということで、こうした発表のあり方についても、私のほうからはおかしいのではないかということを申し上げました。
いずれにしても、今回の件については、起きたことは起きたことでありますけれども、それに対してどのような措置をとっていくのかということが信頼回復につながっていくと思います。ぜひとも佐賀県警のこの問題に対する厳正な取り組みと、いわば刷新に向けた力強い取り組みをぜひしていただきたいと強く願います。