○STS
　海砂採取の初公判がありまして、即結審したんですけれども、冒頭陳述の中で、県も余り知らないことが出てきたんじゃないかというふうに思うんですけれども、今週の分を受けて、県が今後とるべき行動と、今回の初公判の感想等を伺いたいと思います。
○知事
　確かに裁判の公判の中で、私どもがちょっと、少なくとも私は認識していなかった事柄が幾つか出てきたかと思います。その数量的な問題について、いわば一種のごまかしがあったのではないかということと、そもそも組合というのは、砂を売るということをもともと目的として設立されたものではないと考えておりますけれども、そうしたものについてやっていたという、その認可外の行為が行われていたという可能性があるということについてでございました。
　いずれにしても、この組合に対して詳しい説明を求めなければならないと考えておりまして、近々、組合の人を呼んで、県としてもまた事情をきちんと聞きたいと考えています。そのことによって、また新しい何か事実が我々のほうに、我々もいろんな行為の認可庁としてわかってくるのかどうかということを見てみたいと思います。
○STS
　近々聞くということは、もう一回、判決公判がありますけれども、それを待たずに聞くということですかね。
○知事
　我々としては、判決公判を待つことなく聞きたいと考えております。待つことなく事情を聞きたいと考えておりますが、ただ、先方のほうが判決が落ち着くまでというふうなところを言ってくる可能性はもちろんあるかなと思っておりますが、私どもとしては認可を行うべき立場としては、一日も早くきちんとした事実関係を把握したいというつもりでおります。
○STS
　それは今月中ですか。
○知事
　ちょっと具体的に日にちまで決めておりませんが、恐らくアプローチはもう既にしていることだろうと思っております。来月になったらいいとかいう話ではないと思いますので、私はできるだけ早くということですので、今月中ということを期待したいと思います。