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質疑応答:プルサーマル討論会にかかる県の内部調査 その1
○朝日新聞
 2005年のプルサーマル討論会の件ですけれども、これは当時の対策室の職員2人からの回答書が県議会に出されました。九電による動員とかやらせ質問については認識していなかったとかいう回答で、県の内部調査と異なる結論となっております。県議会でも内部調査の違いを問題視する声があります。県としてはこの問題についてはもう解決済みという姿勢なんでしょうか。受けとめをお願いします。
○知事
 同職員から報告が出たというものがオープンになりましたので、牟田副知事のところに届けられたようで、牟田副知事からその内容についての報告が私にございました。
 牟田副知事からは、基本的に自分が調査したときに職員から聞いた内容とほぼ同じだったということで、特に新しいところはないというところでございましたので、私もそのように思っているところでございます。
 細かな文言で認識していたのかどうかというところだとか、そういったところの違いはあろうかと思いますけれども、牟田副知事トップの県の調査というのは、明らかになった事実、聞き取ることができた事実に基づいて、最終的には判断をして調査報告書をまとめられておりますので、そういった点も考えれば、わかった点だけをまとめて調査報告にしたのではなくて、そこには牟田副知事の判断が加わった上で調査チームとしての報告になっているんだと思っております。私はそういうふうに聞いておりますので、それほど大きな違いはないのではないかと思っております。
○朝日新聞
 県議会が県の内部調査をやはり疑問視する声があるんですけれども、その理由は知事はなんだと思われますでしょうか。
○知事
 私が疑問視しているわけではないので非常にわかりにくいんですが、ただ、普通内部調査というのは甘くなるんじゃないかと思ってみんな不安なわけですよね。大丈夫なのかって思うわけですね。ところが、今ここ数カ月間議論されていることというのは、厳し過ぎるんじゃないかという話なわけですね。だれかが明確に私が頼みましたということがわかっているわけではないけれども、牟田副知事の調査チームというのは、これは県が頼んだんだという認定をしている。県が悪かったんだという認定をしているということで、事をつまびらかに100%明らかにしたわけではありませんけれども、わかった事実に基づいて彼が判断した中においては、少なくとも身内だから甘くしようとかということは全くないと思うんですね。だから、その点から言えば、身内だったから甘い調査が行われたんではないかという議論は全く当たらないと思うんです。
 で、私も職員から出た資料というのも見ましたけれども、九州電力にシナリオ案を頼んでいませんって明確に言った人ってだれもいらっしゃらないわけですよね。で、基本的には、もう記憶が途切れている中でのことだということで、ただ、いろんな関連の資料は頼んだということについては認めておられるわけです。
 一方で、九州電力の復命書には県から頼まれたという記録があるわけであります。この両方の記録を合わせたときに、調査を担当する人としては、じゃあ証拠がないから県は頼まなかったんだという事実認定をするというのだと、ちょっとそこは甘かったんではないかと言われるのかもしれませんけれども、本人たちにははっきりとした記憶がなく、そして、九州電力には県から頼まれたという記録が残っている以上、それは県から頼んだんだろうという認定をするというのは、私は非常に納得が得られるのではないかと思っております。
○朝日新聞
 とはいえ、やはり第三者に調査を託す必要があるのではないかという声もありますけれども、託すお考えはいかがでしょうか。
○知事
 全く思いません。ええ。いや、よくここまで調べたなと思いますし、既存のものだけでなくいろんなものを引っ張り出してきて調べているわけです。そして、ただ、100%事実関係というものがわからなかった中で、それでも少なくとも副知事がやったから知事に甘いとか、部下に甘いとかということはない形で調査報告書がまとめられていると私自身は思っております。
 私自身は調査を受けている立場ですので、余り調査の内容についてはいろいろ申し上げるべきではないと思っておりますが、少なくとも身内だからいいかげんだとか、身内だから甘いというご批判は私は当たらないと思っております。

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