○共同通信
　幹事社の共同通信です。よろしくお願いします。
　先週末に、野田総理大臣が大飯原発の再稼働を要請していましたけど、立地自治体の県知事としての受けとめをお願いしたいんですけど。
○知事
　総理が、原子力発電の再稼働の必要性、そしてその前提となる安全性について、国民に対して直接メッセージを発信されたということは、総理のこの問題にかける意気込みといいますか、そういったものを感じさせるものであったと思います。
　ただ、これは現時点では福井県の大飯原発の再稼働に関するものということでございますので、しかも、それについてまだ地元のほうで最終的にどうするかという決定がなされておりませんので、しっかりと我々は、まずは地元がどうされるのかということ、それに加えて、政府が最終的にどのような判断をしていくのかということについて、引き続き注視をしていきたいと考えています。
○共同通信
　福井県には専門家で構成される委員会があって、そこで判断されるというように聞いているんですけど、佐賀県にはそういう専門家で構成される委員会とかというのは設置されているんでしょうか。
○知事
　その委員会というものは設置をしておりませんが、必要に応じて専門家への意見聴取は行っております。
○共同通信
　あと、西川知事が再稼働の判断をする前に大飯原発のほうに行って、それで訓練の様子だとかを視察しているようですけど、もし古川知事が再稼働の判断とかをするときになったら、現地には行く考えとかはあるんでしょうか。
○知事
　まだそこにはいささか日が高いといいますか、そういったことを具体的に考えるまでには至っておりませんが、これは西川知事に直接お伺いしたわけではないのでわかりませんが、西川知事としては安全対策がしっかり実施されているのか、そういったことについて現地で確認をしたいという思いから実行されたことであると思っております。
　今回、福井県で行われていることも我々としては情報収集をし、いろんな意味で参考にしていきたいと思います。