○ＮＨＫ
　すみません、先ほどの大飯の関係で、地元──例えば、議会ですとか立地自治体に対して、福井のケースを見ていて、ああなるほど、ここは参考にしたほうがいいなというふうにお感じになったものとかというのは知事のほうで何かございますですか。
○知事
　佐賀県でもこうしようと思ったということは、私の記憶ではなかったと思います。やっぱり違うんだなと思ったということがあったということで、これは前のときにもここで申し上げたと思いますけれども、議会における意見集約の仕方というのが、まず最初に各会派ごとに意見が集約されて、あとは地元の意向も出てきて、いわば全部材料が出尽くした時点で最後に知事が判断されるというプロセスであったと思います。
　これは、少なくともこれまでは佐賀県は事前了解するタイミングというのは、例外もありますけれども、基本的に同日に町と県とが事前了解をするとか、去年の場合は玄海町だけ先に行っていたわけでありますけれども、そういったことで足並みをそろえてやるということや、議会については、首長部局が一定の判断をしたことに対して議会でご議論をいただくというふうなこと、もちろん前にもご議論はいただくわけでございますけれども、その辺のところが最終的な判断をするタイミングが福井県と佐賀県では違うなということを感じたりしておりました。
　だから我々も福井県方式にやろうとかということを考えているわけではございませんで、そういったものはやっぱり違うなということを感じたところでございました。
○ＮＨＫ
　改めてこの違いを検証するじゃないですけど、もう一回立ちどまって整理してみるということですか。
○知事
　そうですね。それとか、これは私どもが報道などで知ることはできなかったんですけれども、例えば、去年のプロセスの中で私どもがやった県民に対する説明会のようなものをされたのかどうかということについても、ちょっと知ることができませんでしたので、そういったことをされたのかどうかとか、されたのであれば、どういう目的でどのように行ったのか、されていないのであれば、そのされていない理由などについても、聞くことができるものであれば、そういったこともお伺いしたいと思っております。