○日経新聞
　諫早湾干拓事業について教えてください。
　先日、東京のほうに行かれたときに、林大臣の答えは佐賀県にとってはちょっと残念な答えだったかと思うんですけれども、そして、補正予算のほうにもまだそういった予算が組み込まれておらず、来年度予算以降ということになっていると思うんですけど、早期開門を求める立場は変わらないのかもしれませんけれども、残された時間は非常に少なくなってきました。ここでどういったお考えを持っていらっしゃるか、教えてください。
○知事
　私どもとしては、この５、６月の開門というのは現実的に難しいということで、そこは残念に思っていますけれども、早期の開門、つまり12月ではない、それを前倒しした開門が全てだめになったとは考えておりません。先日の大臣のご発言を受けてどういう対応をしていくのかということについて、漁連は漁連として３県でご検討をしておられますし、我々は協議会、あるいは連絡会、あるいは幹事会のメンバーでもそうした発言を受けてどのように取り組んでいくのかということについて現在検討中でございます。大臣もできるだけ早く佐賀県に行きたいということもおっしゃっておりますし、そうした機会を捉えて、５、６月がだめであれば、どういう形で何月の開門であれば可能なのか、こうしたことについて我々の考えもまとめなくてはいけませんし、こうしたことについて大臣初め関係者の考え方をただしていくような、そういったことを行っていきたいと思っています。