○佐賀新聞
　けさの朝刊数紙に、佐賀空港が韓国のＬＣＣと大筋で合意しているという報道があったんですが、その交渉の進展ぐあいをお聞かせください。それと、知事が韓国に向かわれるということなんですが、いつごろだということ。それとあとは、ＬＣＣの春秋航空みたいに県が運航支援をする予定があるのかどうか、それも含めてお願いします。
○知事
　わかりました。まず、韓国のＬＣＣでありますジンエアー、ここと佐賀−ソウル便の、ソウルというのは仁川ですけど、就航に向けて、大体基本的なところで意見は一致しています。というか、きのう一致したというぐらいの感じなんですけれども、そういった方向で話をしていきましょうということで、私があしたソウルのジンエアー本社に行こうと思っております。そして、マ・ウォンさんという方が代表理事なんですけれども、その方とお話をして、仁川−佐賀間の路線の締結に向けての意向書というものを交わしたいと思っています。これは春秋航空のときもこうした形で意向書を交わして、その後さらに条件やいろんなものを詰めて最終的に就航になったということでございまして、そこのワンステップだと思っております。
　就航支援については、一定のところはしていきたいし、していかなければいけない。特に、特にというか、基本的な考え方としては、認知度がきちんと上がるまでの初期の立ち上げについてはそういう支援を行っていく必要があるだろうと思っておりますけれども、その内容についても、あす以降、ジンエアーとの間で調整をした上で、必要があればその予算をまた就航の時期に合わせて出していくということになると思っています。

○佐賀新聞
　支援というのは、大体、春秋航空と同じような、あと同額というか、同じような支援の仕方になるんでしょうか。
○知事
　そこの考え方は幾つかありまして、１つは、ジンエアーは、ほかの空港にも就航していますので、ほかの空港に就航しているものとの並びで考えるというふうな考え方、それを基準として考えるという考え方もあろうかと思いますし、県としてみれば、春秋航空との並びで見るということもあろうかと思います。そうしたさまざまな複数の様子を見ていきながら、今、詰めている最中でございます。

○西日本新聞
　関連して、今回、韓国に狙いを定めた理由というところを教えていただけますでしょうか。
○知事
　今でも、韓国の方々が佐賀県に来られている外国人の中では一番多いということがあるからでございまして、大体というか、ゴルフに来られているお客様が大変多いということがあります。それと、ご利用先を見ていると温泉です。ゴルフと温泉、そしてさらに言えば買い物ということなんですけれども、こうした旅の重要な３要素みたいなやつを楽しんでいる外国人としては、数字をきちんと押さえておりませんけれども、韓国の方が一番多いということでございます。そして、数年前にジンエアーとの間でプログラムチャーター便を運行しました。これは、基本的には韓国のお客様に佐賀県をはじめとする九州に来ていただいて何泊かで回るというツアーだったんですけれども、そのときのツアーの搭乗率は90％を超えておりました。こうしたことで、ジンエアーとしても、この佐賀、そして九州という目的地が、集客が非常にできるという印象を持っていただいたということもあると思っております。