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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:憲法改正関連 その2、諫早湾干拓事業関連 その2

○毎日新聞
 2点確認をさせてください。
 1点が、憲法の質問の中で、今の世情でということに対しての疑問をおっしゃったんですけれども、そこら辺、96条の先行改正について若干疑問を持っていらっしゃるという意味なのか、もし違ったらご説明をいただきたいということと、もう1点が、諫干の、実際5月、6月を求めていたんだけれども、もうその時期に来てしまっているという状況の中で、改めて話し合いの場を持たれるとしたら、どのぐらいにまた会議の場とかを持たれるご予定があるのか、お考えなのかということをお聞かせください。
○知事
 まず、96条についてですけれども、この96条だけ改正をするということについての賛成、反対というよりは96条の要件、今、要件の緩和が言われているわけでありますけれども、もちろん国民投票にかけるというのは大変な作業でありますから、それはほかの法律とは違うということなんでありましょうけれども、どれくらいの頻度で憲法が改正されるほうが望ましいというイメージをお持ちなのかといったところのイメージがよくわからないと思っていまして、多分、政権がかわるごとに憲法の一部が改正されるという状態だとすると、それはやっぱりあんまりよくないんだろうなと思います。ということは、私自身は、与党だけで憲法が改正されてしまうという状況ではなくて、野党のうちの一定のところは賛成に回るという政治状況で初めて憲法改正の発議が成り立つようなぐらいのところにしていないと、やっぱり法律とどう違うのかというときに、国民投票にかけるかけないだけの違いというのでは、憲法の重みというのがちょっと違ってくるのではないかなと思っています。
 国民が、直近の選挙で多数を選んだ政党がその法律というか、こういったことをやりたいといえば非常に通りやすいかもしれないわけですね、国民投票にかけたとしても。ということがあるので、そのときの状況ですぐに憲法が変えられるという状況になるのは、もともと憲法というものの重みからすると、ちょっと違うんじゃないかなという気がしています。やはり雰囲気とか勢いで改正してしまうものではなくて、それはちょっと待てよと考えてみても、やはりこれは変えたほうがいいというものについてはじめて変えられるということが望ましいと思います。
 ただ、じゃ、今の規定でもいいじゃないかとなると、現実、60年間全く変えられていないということを考えると、確かに今は非常に厳しい規定になっているなという気もいたします。普通の法律と、今のような大変にハードな形の憲法の改正規定になっているものの中で、どこか憲法というものの持つ特別な性格というものを見て、何かいいところに着地点がないかなということを感想として思っているということでございます。
 それが1点と、もう1点が諫干のことでありますけれども、今、農水省がこう考えている、大変厳しい状況でご返事があったということについては、情報を共有しています。そして、それぞれの団体で、組織の中で議論が行われると思います。そういった議論の結果などを持ち寄ってもう一遍話をするということになると思いますので、6月中か7月ぐらいにはもう一度、私ども的に言えば議会が明けてぐらいのところでもう一度話し合いを持つことができればと、ちょっと私自身のイメージとしては思っております。

>>憲法改正関連 その1

>>CERN(セルン)訪問関連 その3、諫早湾干拓事業関連 その1>>諫早湾干拓事業関連 その3

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