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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:諫早湾干拓事業関連 その1

○NHK
 諫早湾干拓事業の件ですけれども、長崎地裁の仮処分に配慮したような発言が国のほうからも出るようになっていて、そういった現状をどう捉えられているのかというのが一つと、福岡高裁の決定した開門期限までちょうど1カ月ということで、佐賀県として次の一手というか、何かこう、移されるような動き、行動、考えられているものがあったら教えてください。
○知事
 これまでは法的な根拠は私どもにあるけれども、事実上のこととして長崎県側の皆さんの理解を得ないことには工事も進まないし、何せ水門の鍵も長崎県がお持ちという状況でありますから、これは理解を得ることが必要という話だったわけですね。それが今回の仮処分の決定によって、長崎県側の皆さんも一定の法的な効力を持つ決定というものを手にされたということで、国としては一方で確定判決の履行義務という、もうこれは揺るがすことができないものを持っているわけでありますから、その意味で、長崎県側の皆さん方にどうしても配慮をしなければいけないということについては、そのことそのものについては私も理解できないことではありません。しかしながら、とにかくもう一度確認をしなければいけないと思っていたのが、そういう決定が出たとしても、福岡高裁で確定したこの判決の履行義務というものには何ら影響を与えるものではないはずで、そのことは変わっていませんよねということだったんですが、そのことは先日、江藤副大臣にお目にかかった際にも確認をし、それはもうそうだということで確認をしていただいていますので、国としてそこの部分に揺らぎはないものだと思っています。
 そして、じゃあ、佐賀県として次の一手で何をやっていくのかということなんですが、私どもがまずとにかく仮処分の決定後に、できるだけ早く責任者に会おうということで副大臣にお目にかかり、佐賀県側の思いを伝え、その後、長崎県の知事さんら関係者が大臣に会われて、そのときのやりとりは大体我々がイメージした範囲の中でのものではあったんですが、そうしたものを受けてきのうは原告弁護団の方が東京で集会を開かれました。そして、佐賀、福岡、熊本の3県の漁連の皆さんたちが近々大臣に対して要請活動をしたいと、もう約束どおりの期限までの開門をということをおっしゃるために動かれるということを伺っております。
 私どもは、そういう様子を見ていきながら、まだ大臣に会うというカードは残っていますので、それを、いつ、どういう形で切っていくのかということで、それぞれの立場の方が会われて、どんなやりとりになるのかをしっかり見た上で、次に大臣にどういうタイミングでお目にかかるのかということについて決めていきたいと思っています。
 私どもがお目にかかったときにも、そもそも異議申し立てをするのがどうかのことについて明確なお答えをいただけませんでした。これ、同じような状況が続いているようでございますが、異議申し立てしないということは、私どもから見たら、今回の長崎地裁の仮処分の決定について、国側は異論がないんだというメッセージになってしまっていると思いますので、それに対する対応がどのようになっていくのかをまずしっかり見ていきながら、次の一手をどういうタイミングで打つのかということを考えていきたいと思っています。
 いずれにしても、何らかの時点で大臣に面談を求めて動くことになると思っています。
○共同通信
 大臣に面談を求めるというのは、12月20日の前と考えていらっしゃるのか、それとも、その後。
○知事
 前です。今、農水大臣というお立場は、減反のことやTPPのこともあって非常にお忙しいお立場であられます。そのことは我々も一定理解しながらも、この問題についても履行期限の差し迫った問題でもありますので、来週か再来週か、もう議会中にはなってまいりますけれども、議会にもご理解を得て、この必要な活動についてはしてまいりたいと思います。

>>諫早湾干拓事業関連 その2

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