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記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:原発関連 その1

○西日本新聞
 原発に関してお尋ねします。
 今日の午前中に、玄海原発の事故があった場合に備えた医療施設と福祉施設の避難計画が策定できましたということで発表がありました。この計画の内容については、県としては確認中というふうに聞いていますけれども、今の段階をどのように知事としては受けとめていらっしゃるのか。
○知事
 県内の医療施設、福祉施設の避難計画については、できるだけ早くつくることが望ましい。6月中ぐらいをめどにしてつくっていただきたいということでお願いをしていたところでございましたから、今回のタイミングで、こうしてまとまったということについては、まずよかったと思っています。ただ、避難計画や避難訓練なんかもそうなんでありますけれども、毎回申し上げているように、これで全てやることは全部出尽くした、あるいは100%のものができたということではないと思っておりますので、さらに、これからその磨き上げを引き続き行っていただきたいと思っています。
 まずは、このタイミングまでにできあがったことはよかったと思っています。
○西日本新聞
 知事としては、課題はどういうところにあるというふうにお考えなんでしょうか。
○知事
 課題は、いろんな詳細をずっと詰めていくということになるんだろうと思います。例えば、具体的に人数が確保できているとして、じゃ、その人数を具体的にどういうふうに分けていくのかということでありますとか、これから応援に来てもらおうと思ったら、どこから応援に来てもらうのかということについての詰めを行うとか、そういったことが必要になってくるのではないかと思っていまして、誰が応援に来るのか個人名まではさすがに無理にしても、そういった応援体制なら応援体制といったものをさらに詳細に詰めていくという作業などは必要になってまいりましょうし、実際にこの避難計画を動かすということをイメージしたときに、ちょっとこの部分が足りなかったなという部分は、これからも出てくるだろうと思います。それはそれで、またさらに精緻なものにしていくということと、あともう1つが、一遍つくって終わりにしてしまうと、もう飾り物になってしまうので、これをどういうタイミングでリニューアルしていくのかということをしっかり我々としては見ておかなければいけないと思っています。
 この時点でできたものの有効期限というのは、そんなに長い時間ではないはずでありますから、そういったものについて、これは策定主体である市町と私どもで引き続き協議をしていきますけれども、それをリニューアルしていくタイミングというものについても、これから話をしていかなくてはいけないと思っています。
○西日本新聞
 もう1点、原発に関して続けます。
 先日、県議会のほうで資源エネルギー庁の方、参考人招致されましたけれども、そこで大臣官房審議官の方たちなどが原発の再稼働に同意を求める自治体の範囲、再稼働について同意を求めるかということについては、地元と協議したいというような話がありました。国としては先に示すものではなくて、一緒に協議をしながらということだと思うんですけれども、こういう姿勢についてどうお考えなのか、知事としてはどのように対応されるのか、お願いします。
○知事
 まず、先般の原対特委に来られたときの政府側のお話としては、基本的に、政府として何かどこをやるときも全く同じようなパターンを考えているわけではなくて、個別のプラントごとにいろんなことを判断していく、そして地域と協議をしながらやっていく、その上で具体的な対応というものを詰めていくんだということをお話しされていたと思います。そして、さらにはその再稼働に当たって、国は前面に立って説明等をしていくということもおっしゃっておられまして、これを繰り返しおっしゃっていたので、これが政府の基本的な考え方なんだなと思っています。
 そう考えたときに、じゃ、具体的に地元の範囲がどれぐらいになるのかとか、どういう手続が必要になるのかということについても、そのプラントごとプラントごと、地域ごとによって違うということを前提にしておられるんだろうと思います。ということで、何キロ以内が対象ですよとか、どこそこまでしか対象になりませんよということを政府のほうから、今の段階で前もって言うということをされなかったんだろうと考えています。
 私は、プラントごとに、あるいは地域ごとに協議しながらという姿勢というのは評価したいと思います。そういうことなら、もうちょっと前から言っていただければよかったような気もするんですけれども、今回、ああいう原特委の場で初めておっしゃっていただいたことでありますから、そうやって、その都度その都度といいますか、そのプラントごとに、地域ごとに判断をしていくんだという姿勢が見えてきましたので、いつかは玄海の番が来るわけでありますから、そのときに、そのときの私ども県内の状況、あるいは先発するいくつかのところがあるかもしれませんので、そういったところの状況などを見ていきながら、個別に国とも話をしていきながら、その中で決まっていくということではないかなというふうに感じています。

>>原発関連 その2

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