TCY ̑傫b ̑傫b ̑傫b
記者会見
古川前知事の記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。
 
※政治活動についての発言部分は、除いています。
※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

質疑応答:佐賀空港の自衛隊使用要請関連 その2

○西日本新聞
 オスプレイの話に戻りますけれども、きのう、面会された副大臣に対して、オスプレイの運用が佐賀空港の民間機の運用に支障がないのか、民間空港としての発展に支障がないことを防衛省側に立証してほしいというふうに求められましたけれども、防衛省側としては佐賀空港を使いたい側なので、支障がないですよというようなことを強調してくるような立証の仕方をしてくるんじゃないかと思うんですが、知事はそれを受けてどのように今後、検討していかれようとお考えなのか、教えてください。
○知事
 防衛省側がこれからつくっていただけるであろうその資料や環境への影響を見たときに、我々が見てなるほどと思うか、これは違うんじゃないかと思うかということだと思います。
 我々としては、民間空港としての利用発展に支障がない形でなければだめだということを申し上げているわけです。ですから、我々はチェックする目としては厳しい目で見ます。それと、具体的に住民の方々やさまざまなところへの影響があるのかどうかということについても、そういう目で見ることになります。
 ですから、防衛省側は何としてでも使いたいということであれば、私はきちんとしたものをつくってこられるだろうと思っておりますけれども、仮にそうではない、やや一方的なサイドからの資料をつくってこられたとしても、そこは私どものほうで、そうではない目でチェックをするということになります。
 私どもはしては心配をしているわけです。このままいけば、佐賀空港の発展に支障が生じるのではないかと思って、そういうことを申し上げているので、ですから、あれだけのものをいただいたので、あとは我々が作業をしますではなくて、ベースになる回数とか飛行時間というものはいただきましたと。じゃ、それをさらに具体的に時間帯を区切っていったときに、どれぐらいの環境への影響になるのかといったことや、どういった回数やどういう時間帯にやっていくのかというようなことについても示していただかなければ、我々として本当に影響がないのかどうかについての立証ができないというのが私たちの考えです。そういう目でチェックをしたいと思っています。
○西日本新聞
 防衛省側からそういう立証の資料なり提示を受けた上で県として検討していくと、そういうような検証の手順になるんでしょうか。
○知事
 基本的にはそう考えています。全く何も準備をせずにじっとしているということはないにしても、基本的にはそういう立証なり資料の提示の責任は防衛省側にあると思っていますので、防衛省側が昨日示していただいた資料をもとにして、さらに細かなものを私どもに示すという作業が次に待っているということだと思っています。
 それと、もっと大事なことなんですが、すみません、この離発着の回数のことについてはきちんと整理をしてもう一遍言います。というのは1万600回じゃないというんですよ。
○朝日新聞
 だから、防衛省が出した数字をそのまま使っていると私は同僚が聞いたのを聞いて、ちょっと信じられなくてですね。何でこれで個別に発表したのかなと思って。
○知事
 すみません、ちょっと私の勘違いで、きちんとブリーフィングを受ければよかったんですけど。
○朝日新聞
 ブリーフィングもないんですよね。紙をしらっと出しただけで。
○知事
 いや、僕はメールでもらったのをぱぱっと読んで、ぱぱっと理解したつもりだったんですが、それできのうの囲みのときにも違っているよと言われて、直してくれと言われたんで、直したつもりだったんですが、それも違っている話なんで、大変申しわけございません。今もらったメモで、私もこのメモをこのまま読んでいいのかどうかすらよくわからないんですが、那覇空港の1万600回というのは着陸の回数であって、佐賀空港で今回示されたのが1万7,000回というのは、それは離着陸の回数。だから、那覇空港の離着陸の回数というのに相当するのは2万1,200回だというんですね。ということなんですが、すみません。とにかくこれは私がきちんと理解をせずに発言をしたというところが間違いのもとですので、その間違っていたことについてはおわびをしますし、今ここで言うのではなくて、きちんとペーパーにして皆様方にお出しをしますので、要するにきちんとした回数はこうだというのを皆様方に資料としてお示しをさせていただきたいと思います。申しわけございません。
○朝日新聞
 あともう一個、細かいところで恐縮なんですけど、機材も約何機とか書いてあるんですけど、多分これも細かく各空港に聞くと違うところが出てくると思うんですよ。約10機が実は3機だったとかですね。なので、もし資料として出していただけるんであれば、その辺もとりあえずちゃんと各空港にぜひ聞き取って、ちゃんとした数字を出していただかないと、機数が違ってくると離発着回数も本当にこれでいいのかなと思っちゃうんで。
○知事
 いや、こうさせてください。各空港への聞き取りをやってからとなると、皆様方に対する情報提供が遅くなってしまいます。これはよくないだろうと思いますので、まず、佐賀空港と那覇空港で正確に申し上げなければならなかったところだけ、まずそこは出させてください。その一方で、今私どもが手にしているものがどういう前提で得られたものなのか、そしてイシダさんがおっしゃるようなそういう問題点がないのかということについてはもう一遍こちらのほうで整理をさせていただきます。そして、修正する必要があれば改めて出させていただきます。
○読売新聞
 毎度聞いて恐縮なんですけれども、知事としての進退の判断時期を11月にもということを従来おっしゃっていました。オスプレイの問題が出てきたり、原発の問題とかはだんだん川内先送りされたり、そういう中なんですけれども、今のところ従来おっしゃっていた考えにお変わりないかということと、もしお話できる範囲があれば、その判断基準は何を考えていらっしゃるか、教えてください。
○知事
 11月にもと言った言葉はそのまま今でも使える表現でして、11月にも判断をしたいと思います。要素はこれとこれで、言うように極めてシャープにクリアに判断をしようとしているわけではなくて、まさに私自身の4選目というものに対する考え方もありますし、またいろんな支持者の方、あるいは支持をしていただけていない方も含めてですけど、いろんな声も頂戴しているところで、いろんな人に会うといろんなことを言われるので、いずれもなるほどなと思っているところでございます。現時点においてこうだということを申し上げられるような段階に至っておりません。
 この原子力発電の問題は、少しおくれていますけれども、大体この時期にこうなるというイメージはありましたが、このオスプレイの問題については、全く私の中でこういうタイミングでこのような形でということは想定ができていなかったことなので、この問題については自分なりにある程度の整理というものをしておきたいと思っているところでございまして、次またチャレンジするにしろ、今期で区切りをつけるにせよ、いずれにしても一番大きな課題になっているこの部分については、もうあしたからは知りませんよということにはいかないだろうとは思っています。
○佐賀新聞
 先ほどコメントの中で、オスプレイ問題に関しては自分なりの整理をしていきたいということですけれども、これは自分でご自身で判断されるということでよろしいでしょうか。
○知事
 自分だけで判断をするということは事実上あり得ないと思うんですけれども、自分自身の中で自分がどこまでこの任期中にやるべきことは何なのかとか、次に引き続き選挙に挑戦するとした場合にはそれがどういったことになるのかとか、そういったところであります。そもそも防衛省側の説明や米軍の利用のことなどについて、どこまで一体いけるのかというのも今のところわからない状態なので、そういったことについてもある程度はめどをつけておかないといけないかなと思っているということでございます。

>>佐賀空港の自衛隊使用要請関連 その1

「記者会見」トップに戻る 同日記事トップに戻る トップページに戻る

Copyright© 2007-2024 Saga Prefecture.All Rights Reserved.
このサイト内の文章や画像を無断掲載することを禁じます。