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原発関連 その3

○佐賀新聞
 離島を視察されて、原子力災害の避難計画の課題をいろいろと確認されたと思うんですが、現場を見られて既に指示されたことなどはありますでしょうか。
○知事
 そうですね、避難計画なんかも基本的な手順というのを書いてあります。基本的な手順で例えば、唐津港に行くとか、そういうふうに書いてあるんですけれども、私が大切なのは、実際に何かが危機が起こったときに、予定どおりいくことというのはなかなか難しい。実際にはさまざまな事象に体面するわけですから、そのときに副次的なルートですとか、やり方がしっかりあるということがとても大切なことだというふうに思っています。ですから、ついつい計画物をつくると、もうそうするものなんだということで、しかも住民に対する説明もなされて、むしろその計画を守るほうに全てが動くということは、実は余り得策ではないと思っています。ですから、あの離島に行ったときも、さまざまな、我々が、じゃあ、大しけのときどうするのかとか、じゃあ、逆に言えば、天気もいいときに、むしろ長崎側に行けるのではないかとか、空からどうなのかとか、さまざまなご意見もありましたから、多面的な方法について準備しておいて、一定のまずメーンのルートはつくっておきながらも、その状況によって判断できるという余地をしっかりとつくって、それを住民の皆さん方に知っていただくということの大切さを担当部署に指示したということです。
○佐賀新聞
 多面的に準備するように指示したということなんですかね。
○知事
 はい。ですから、例えば、うちの部署もそこはわかっていて、やってはいるんですけれども、なかなか住民の皆さん方は計画でその訓練をやっていますから、もうそれしかないんだって思い込んでおられるところもあります。実際、我々の準備も、避難計画というのは終わりがないんです。ですから、できるだけいろんな対策をしっかりと前に進めて、皆さん方にいろんな方策があることについてわかっていただいて安心していただくというのがとても大切なことなので、その準備を急ぐように指示しています。

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