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こちら知事室です
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佐賀空港関連

○読売新聞
 質問が2点ありまして、いずれも先日発表がありました滑走路延長の検討についてなんですけれども、1点目が今後のスケジュール感についてのお伺いです。
 大体いつぐらいまでにつくろうというふうに思っているのか。隣県の福岡空港を見ますと、10年後に第2滑走路を建設するというお話もありますけれども、その辺も踏まえて、今後どのように第2滑走路の建設に向けてのスケジュールを進めようとしているのかが1点。
 もう1つが、財源のほうなんですけれども、十数年前の県議会の答弁を見ると、100億円以上はかかるというふうな額でしたけれども、国なども含めて負担割合についてはどのように考えているのか、知事の考えをお願いいたします。
○知事
 基本的に、佐賀空港が目指す将来像をこれから考えていくということのスケール感では、大体私も10年を考えております。
 それと、財源もそうですけれども、今回は2,500メートル化につきましては、検討を開始するということでありまして、もちろん費用対効果もそうですし、これからの利用予測とかそれから財源、こうしたさまざまな面についての検討を開始するということであります。ですから、その中で、私もおおむね単純延長で──延長というのは、平行誘導路とかなくして真っすぐ延ばすだけであれば100億円前後のイメージかなという試算はあると聞いておりますけれども、それもさらにまた精査して、財源を含めて総合的に検討していくということになろうかと思います。
○NHK
 今の滑走路の関連なんですけれども、先日もお話しされていたんですが、この滑走路を延ばすことで、要するに今まで数を減らしていた便により乗れるように、そこのところをもう一度説明というか、お話しいただいていいですか。延ばすことでどういうふうにプラスになるのかという部分を、より具体的にお聞きしたいんですが。
○知事
 せんだっての会見でも申し上げましたけれども、韓国便だったですかね。韓国便については、やはり安全を見て2,000メートルなので、全席販売していない。要は、何席かを安全面として売らないでいるというその部分の問題もありますし、2,500メートルになりますと、今およそ届かなかったインドネシアですとか、マレーシアですとか、タイとか、そういったところがターゲットになっていくということであります。私は、これからは、東南アジアが非常に今GDPも延ばして、日本とのかかわりを非常に強めていくんじゃないかと。そして、九州はそのゲートウエーになり得る場所でもあるので、この経済効果といったところをきっちりターゲットにしていかなければならないと思っていく中で、先ほど幹事社の質問にもありましたけれども、これは10年仕事なので、今からきっちりと考えていかないと、いざその時代に乗り遅れるということを考えますと、このタイミングで検討していくということがタイムリーではないかと思った次第です。
○NHK
 将来的にはのお話なんですけれども、増便なんかというのも当然、今、全然就航していないそのところの飛行機の増便なんかというのも、もちろんあり得るということですよね。
○知事
 増便?
○NHK
 今よりも、もっと多くの航空会社が入り込んだりとかいうことも、将来的にはあり得るということなんですよね。
○知事
 実際は、密度の問題は、延ばすところとは直接関係ないんですけれども、実際今いろんなところとの話をする中で、滑走路が短いがために、そもそもがもう定期便が飛ばせないとか、チャーター便が飛ばせないということ自体は非常に厳しい状況なので、ここはもうしっかりと、これから十分可能性のある選択肢を広げるための対応をしておいたほうがいいのではないかと思いますし、先ほど申し上げたように、福岡空港も非常に今厳しい、きわめていい場所にありまして、あれはセットバックするのもかなりの財源と時間がかかるのではないかとも考えられるわけでありまして、その中で、非常に佐賀空港の位置づけというものも、九州全体という視点の中でも考えていいんじゃないかと思っている次第です。
○読売新聞
 すみません、繰り返しで。先ほどのスケジュール感の10年なんですけれども、これは、10年後の完成を目指すという理解でいいんでしょうか。どのように理解すればよろしいでしょうか。
○知事
 500メートル延ばすだけでも、そんな簡単にはできないので、今目指す将来像というのが10年ですので、これから県議会でも議論をさせていただきますが、方向性として順調に進むと、そのあたりの予算を9月議会に出すとか12月議会に出すとかいう形で検討が進むと、どうでしょうか。そこから10年プラスアルファぐらいの形になりますので、どのあたりになるかわかりませんけれども、これはまた我々だけの話ではなくて、国との関係もありますので、国土交通省さんとの協議も必要になってきますし、我々とすると、皆さん方のご理解が進んで、できるだけ早くと思っていますけれども、これからさまざまな検討をする中で予断を許さないので、こればかりは確たることは言えないというのが素直な状況です。

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