メニュー表示
こちら知事室です
×
こちら知事室です こちら知事室です

佐賀空港の自衛隊使用要請関連 その2

○読売新聞
 もう1点が、オスプレイの配備計画についてなんですけれども、先日、佐賀新聞のインタビューの中で、受け入れの是非について住民投票を行わないという趣旨の発言をされたと思うんですけれども、改めてその考えで変わりがないのかということと、その理由について教えてください。
○知事
 私は住民投票を現時点で考えていないと思っています。それは、1つはやはりいろんな方々の考え方があって、それにはさまざまな濃淡があって、そして地域別の濃淡もあります。例えば、県民投票の範囲をどうするのかという問題もありますし、では、佐賀空港へのオスプレイ配備の問題を、川副の皆さん方と、例えば、伊万里や唐津の皆さんたちと同じにして考えていいのかとかね。例えば、では、原発の問題について、今度は逆になりますかね。というようなことを考えますと、そこは選挙で県民の信託を得た私が県議会の皆さん方の意見をしっかりと踏まえながら、もちろん選挙で選ばれたから私に全権が委任されているとは思いませんが、できる限りその後もしっかりと県民の皆さん方の声に寄り添って、それを伺って、その上で決断していく責任を負っていくというスタイルがよろしいのではないのかなと私は今思っています。
○読売新聞
 今のに関連して、確かにこの基地問題というのは全国どこを見ても賛成、反対、100・ゼロになるというのはあり得なくて両方存在すると思うんですけれども、知事が判断するに当たって一番重要視するポイントに何でしょうか。
○知事
 私は安全・安心ということはずっと申し上げているところでありまして、そこを最大限に考えるということと、私も今いろんなところでさまざまな県民の皆さん方の声を聞いていますけれども、どのあたりに県民の皆さん方の思い、そして、私は今お話があったように、100対ゼロには絶対ならない課題なんですね。ですから、いずれにしてもお考えは割れています。しかしながら、いずれかの、何らかの方向性を打ち出したときに、みんながある程度の納得をして前へ進んでいくということをしなければいけないと思うんですね。ですから、少なくともそこで、そういった課題で、県民がもう本当にひびが入ってしまうようなことというのは私はどうしても避けたい。いや、佐賀県はずっと子孫を、子どもたちのためにこのすばらしい佐賀を、郷土を残していくということのためにも、厳しい決断ではあるけれども、将来に向けて佐賀県ができる限り1つであり続ける努力をする必要があると思っています。

一覧に戻る
前の記事に戻る
次の記事に進む