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こちら知事室です
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城原川の河川整備関連

○佐賀新聞
 城原川ダム問題について、お尋ねします。
 近く第2回目の検討の場が開かれると思いますが、九地整のほうからは日程は示されたでしょうか。
 あわせてお尋ねしたいのが、次回以降、治水方針をめぐって、ダムとそれ以外の代替案の具体的な検討が進むと思いますが、知事としてどのような姿勢で臨まれるのかというのをお尋ねします。
 もう1点、知事は今年3月、神埼市の水没予定地区を訪問された際、流水型ダムの建設を国に働きかける考えを表明されたと思います。このとき、なぜ流水型ダムという考えに至られたのか、改めてご所見をお願いします。
○知事
 まず、時系列的に申しますと、私が現場に訪れさせていただいて、皆さん方の思いとして、もう本当に全員の皆さん方が早く始めてほしいということと、流水型のダムでお願いしたいという話をいただいてきました。そういったこともあって、私は国土交通省さんのほうに、検討の場づくりがずっと遅くなっていて、ずっと進行しない状況であったので、早くそれを立ち上げてやっていただきたいと話をさせていただいて、第1回目があって、そのときに私なりの考え方を説明させていただいたところです。
 まだ第2回目のスケジュールは私は聞いておりませんけれども、第2回目も早く開いていただきたいと思っていますが、いずれにしても、今もう検討の場になったわけですから、さまざまなあり方、1回目もいろんな何類型ものパターンの中での説明がありましたけれども、それを真摯に、その検討の場の中でどういったやり方がいいのかといったものを議論していただきたいなと思いますし、その中で結論を得ていただきたいと思っています。
○佐賀新聞
 補足してですけれども、その流水型というのは地元の水没者の皆さんの要望が強かったというところでの判断だったという理解でよろしいですか、それとも、過去に県のほうでいろいろ論議を進めてきたものの蓄積があったから、流水型という捉え方でいらっしゃったんでしょうか。
○知事
 それは両方の側面があって、もともと訪問する前にも、平成19年ぐらいまででしたか、ずっと検討が重ねられて、そして、首長さんたちの会合の中でも、そういう一定の結論が出て、そこでとまっていたわけですよね。ですから、そこの議論もチェックさせていただいてきましたし、その中で訪問させていただいて、皆さん方からも同じ方式でという話がありましたので、私とすると、もちろん私はダム推進派では決してなくて、できる限り自然といったものを生かしながらやるやり方がいいなということは常日ごろ思っているところもあるんですけれども、もう事これが四十何年も経過した中で、皆さん方の思いということと、そして、今、費用対効果とかいろいろやられていますけれども、決定的な部分というのがまだ今検討の場でやっていますけれども、今の状況を、どういうやり方がいいのかというところが錯綜している中においては、今の私の考え方とすると、地元の皆さん方の思いと、そして、これまでの蓄積といった部分で、そういったことがまず考えられていいのではないかということを第1回の検討の中でお話しさせていただいたところです。

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