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こちら知事室です
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新年の抱負

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
 まず最初に、報道機関の皆さん方に一言申し上げたいと思いますけれども、特に私は県民の皆さん方との対話というのを大事にして1年間やってまいりましたけれども、そのベースには、正確な情報と、それに対する一定の評論というものが大事になるわけでありまして、報道機関各位の皆さん方におかれましては、本当に1年間、そうした正確、スピーディーな報道を実施していただきまして心から御礼申し上げたいと思います。
 新しい1年も、ぜひ──特に今年は非常に懸案も多い、そして、その中で県民の皆さん方との対話といったものが大事になってまいりますので、なお一層のご協力、ご支援もいただきたいと思っております。よろしくお願いいたしたいと思います。
 昨年は佐賀県にとりまして、三重津海軍所の世界遺産登録ですとか、ラムサール条約の登録ですとか、さまざまなスポーツ選手が活躍したりとか、総じて言えば、特に大きな災害といったものも、鳥インフルエンザ発生といったものもありましたけど、おおむね、まあ総じてよい1年だったかなと思いますけれども、新年は、さまざまな懸案がある中で、佐賀県がどういった方向に進むのかといった意味で非常に重要な1年になろうかと思いますので、私も気を引き締めていきたいと思っています。
 ただ、その佐賀県自体の方向性といたしますと、今、福岡対策を一生懸命やっていて、都市部に非常に近い、そして豊かな生活ができる県だと思っておりますし、まだまだポテンシャルは高いものだと思います。そうしたところを、特に今インバウンドが非常に急増している状況でありますので、きょう私は和服を着ていますけれども、佐賀県の和のパワー、ずっと伝統的に培ってきたさまざまなものを大事にしながら、それに磨き上げをかけて佐賀デザインと言いますけれども、世界に対して発信していくという1年にしたいなと思います。
 そこで、ちょうどタイミングよく今年は有田焼が400年を迎えるわけでありまして、世界を席巻していた有田焼、伊万里という名前が、また今年も復活して、新たなエピソードを産むような形でなるように。そして、有田焼がそうであったように、佐賀県のすばらしい人づくりと物づくりによって培われた伝統と、そして時代に果敢に挑んできた挑戦する姿勢、トラディショナル佐賀、チャレンジング佐賀というか、そういうような形でしっかりと佐賀県の魅力を打ち出していきたいと思っています。あくまでも佐賀の本物を目指すということと、この1年間、私は知事がやみくもにリーダーシップというか、自分の考えで全てに手を入れていくという考えではなくて、県民の総力によって佐賀県を盛り上げていくということを申し上げましたけれども、そういった自発の面も方々で芽が出てきています。そういったものが、これからますます生きていくように、そして多くの民間の芽がまた出てくるように、それを行政がしっかり後押しできるような体制をつくっていきたいと思っています。
 私は、仕事始めで蘭心竹生という言葉をかけさせていただきましたけど、竹のように生きるという佐賀の本来持っている持ち味に蘭のような心、そういったあでやかな気持ちで佐賀の魅力を上げていきたいと思っています。
 佐賀県のランキングが46位とかよく言われますけれども、我々、山口県政がこれから伸びていくために、そういうブランディング力が上がるというためには、誰かが1人でやるものではなくて、佐賀県民83万3,000人の総力でなし遂げるものだと思っていますので、県民とともに佐賀県の磨き上げを世界に向けて発信をしていきたいと思っています。

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