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有田焼400年事業関連

○佐賀新聞
 知事は、今度22日だったでしょうか、フランスのほうでメゾン・エ・オブジェのほうにも参加されて、スピーチもなさるご予定だと思うんですけれども、フランスで有田焼のことをどうアピール、あるいは発信していかれようとしているのか、お尋ねしたいんですが。
○知事
 特にヨーロッパの人たちは、歴史や伝統ということに大いに敬意を払っていただけるということを私、この1年間で実感しました。そして、そういった文化というものの重さだとか、それに対する価値というものは、中途半端に何となくつくったものよりも非常に重い価値をお持ちです。そういった中で、有田というのは本当に400年前から多くの人たちがそれに関係して、試行錯誤しながら物づくりをやってきた。そして、その古きよき伝統を守ってきた。その中でも今回の1616(1616/AritaJapan)の事業もそうですけれども、新たなものを、時代にチャレンジングするというところをやってきたわけですね。そういったような、この前も大体有田焼というと下に足がついていたりするんですけれども、1616って足がないですよね。ぺたっと器が置いてあったりとか、そんなものというのは、「えー」っということなんですよね、有田からすると。でも、それもやってみようじゃないかというところが、ああ、格好いいな、有田はと私は思ったりして、そういう何か時代に向かってやってみること、それと、かたくなに守るところというところを持っている、そういう歴史の重い、重厚なものを持っているまちが有田なんだということ、そして、それをヨーロッパに、当時、東インド会社を使ってヨーロッパを席巻していったと。ヨーロッパの貴族や王族が我先にと買い求めていたということも含めて、佐賀という、SAGAという文字をもっともっと重い言葉として逆輸入させたいと思っています。

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