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原発関連

○朝日新聞
 ちょっと毛色が変わる質問になって恐縮なんですけど、今年の秋以降にも九州電力の玄海原発の3、4号機の再稼働をさせたいと九電のほうは考えておられますので、今年1年懸案が多いとおっしゃっていましたけれども、今後、原発についてどう向き合うのかという所感を1点と、あと一部報道で、2号機について再稼働を検討すると社長がインタビューで答えたという報道がありました。知事は、選挙のときから徐々に原発を減らしていくという立場だったかと思いますが、そことはちょっと食い違いが生じるのかなとも考えるんですが、その点についてどのようにお考えかというのが2点目、この2点を教えていただけますか。
○知事
 原発に関しましても、今年、特に今3号機と4号機につきましては、規制委員会が審査をしているという、しかも、かなり人数も増えてきたということでありますので、それについてしっかりと今後の審査状況を見守っていくということと、審査が進んでいきますと、国のほうから国の考え方を示していただくことになっておりますので、その時点で、県としての考え方をしっかりと言っていくということとあわせて、その後のこと、いろいろ鹿児島や愛媛や福井の事例もありますから、そういった中で、佐賀県としてどういった議論の進め方がいいのかといったことについては、慎重を期して対応していきたいなと思っています。
 そして、2号機の問題を今、話がありましたけれども、私はやはり原発の依存度は下げていくべきだと思っています。さはさりながら、今、電力の安定供給の問題ですとか、料金の問題ですとか、玄海原発とこれからおつき合いをしていかなければいけません。そうした中で、どういうような方向で県が対峙するのがいいのかということを、これは私も毎日考えているわけですけれども、その中で、今回、1号機は廃炉になったということで、これは一定の評価をさせていただいているところです。
 2号機ですが、これはまずは九電さんの事業計画の中で、どういう位置づけになるのかということを九電さんがお考えになる、これは事業者として考えるべきことだと思っています。
 その上で、いずれまた九電さんのほうから、それについても話があるかと思いますので、そのときにしっかりその話を聞いて対応していきたいと思っています。
○佐賀新聞
 先ほどの原発にちょっと関連しての話なんですが、知事は常々、先行事例を含めて、鹿児島、愛媛、福井の議論の仕方というのを参考にもしたいと言われているんですけれども、それぞれ若干やり方が変わるのかもしれませんけれども、今3つ、3県でされた分で、どういったところが、あれはいいなとか思っていらっしゃるところがあるのか、まねてみたいなと思うようなところがあればお願いします。
○知事
 これは表面的なところだけを見ないで、実際にどういうような、例えば、説明会だったのかとか、どういうような考え方で実施されたのかとか、深く考えてみないとわからないところも多いので、今、軽々に何をどうするという、私が申し上げるべきじゃないと思いますし、じっくりと分析しながら、そして、これは国のほうからの考え方も示されるので、その上でどうするのかということも含めて、こちらのほうで考えていきたいと思います。

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