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平成28年度組織改正案

○NHK
 組織改革についてですけれども、この新しい組織で、職員の皆さんにはどういう仕事ぶりを望まれるかということと、それによって県民に対してどのようなサービスを提供していきたいとお考えでしょうか。
○知事
 やはり私一人ではなくて総合力と言ったのは、うちの3,000人なりの県職員が、どれだけその現場の皆さん方と結びついていられるかということにかかっていると思うんですね。私は、本当に県職員に何か業務を強制するということをしたことがないし、伸び伸びと、本当に県民のためになるのであれば、提案してやっていただきたいなと思います。特に、この1年間もそんなに不祥事はなかったですね。それは県職員が士気高くやってもらったせいなのか、県民に溶け込んでやったせいなのかというのはまだまだ評価は待たなければいけませんけれども、伸び伸びと県民の中に溶け込んでいろんな意見を吸い上げていくようなシステム、そういったものをつくりたいと思うし、今、中山間地の話をしましたけれども、現場で起きていることが、むしろ我々幹部のほうにできるだけ上がっていくような仕掛けができないのかなって思っているんです。
 ですから、ついつい何とか本部とかつくりますよね、国際戦略本部もそうですけど、部長とかで。そういったところでおろすという機能はさることながら、むしろ現場でいろんなことが起きていて、県職員とこんな話をしているというやつが上がってきて、下の人間じゃ解決できない問題を上が解決するというような仕事の仕方ができないのかなということを考えていますので、今、佐賀県職員はIターンとかUターンとかかなり社会人経験者のみんなも入っていて、いろいろ多様な職歴を持った人たちが集まっている組織なので、それぞれの持ち味を生かして存分に問題提起、そして提案をやっていっていただきたいなと。そのための組織にしたつもりであります。
○佐賀新聞
 組織改編についてもう1点お伺いします。
 本部制の前の部局制に戻ってしまったのではないかという指摘もあるんですが、そうではなくて、今回新しく加わった部分、盛り込んだ部分というのがあれば、そのポイントを含めて教えてください。
○知事
 私もこれ、厳しく伝えているんですけれども、先祖返りをするわけではないので、むしろ、例えば、今度、財務課を財政課に戻す。そのときに財政課がよくちまたに言われているように、財政をカットするだけを考えてきつめなことを全庁的にやっていくということは全く本意ではなくて、適正な資源配分をするためにやっているわけですよね。そこの思いというのをしっかりと職員がわかりながら、今までの本部制としてやってきたところのいいところは残しながら、全庁的な最適な資源配分をしていくんだという意識のもとでやってもらっていると思いますし、今、大変らしいです、今度の予算編成もですね。
 融合型でいいところを合わせた形でやろうということで今、努力をしているもんですから、今まではほとんど予算も各本部それぞれがつくってきた。ただ、ほとんどそれについて全庁的に増えはしていなかったわけで、今回それぞれの個性を生かしながらも全庁的な山口県政の予算というつくりをしなければいけないので、苦労はあると思いますけれども、昔の硬直的な悪い改正というのが最悪なので、そこの形がいいところばかりがとれるような、そういう運営をするようにこれから頑張っていきたいと思っております。

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