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有田焼創業400年事業 世界に向けて有田焼の新ブランド「2016/ 」を発信します

 皆さんおはようございます。新しくこられた皆さんもおられますが、新年度にきょうから入りましたけれども、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
 そうしましたら、まず私のほうから発表項目に従って進めさせていただきます。
 きょうは5項目ですね、まず、世界に向けて有田焼の新ブランド「2016/ 」を発信したいと思います。
 ここにずらっと人の顔が並んでいますけれども、オランダを初め、ヨーロッパのデザイナーの皆さんでありまして、17世紀の半ばにオランダの東インド会社を通じてヨーロッパを席巻して貴族にご愛顧をいただいていた、そういった世界的名声を受けた有田焼──当時は伊万里焼──というものを、もう一回新ブランドとして再興していこうということであります。ポイントは、こういったデザイナーの皆さん方と有田の技がコラボしてタイアップするというところにあります。ですから、16人の方がおられますけれども、そのそれぞれとそれぞれの有田の事業者がコラボしていると思っていただいたらいいと思います。
 世界で活躍する8カ国16組のトップデザイナーと、先ほど申し上げたように有田の匠の技、ものづくりのDNAがコラボしたというところがポイントです。
 そして、2014年から2年をかけまして、新ブランドの「2016/ 」を開発したということでありまして、新ブランドは2つのラインナップ、「スタンダードシリーズ」、基本的には使っていただくことを考えた有田焼と、「エディションシリーズ」、デザインコレクションとしての最上級の有田焼という、この2つのシリーズというラインナップで構成されまして、アイテム数にしますと約300ということです。
 プロモーションを展開しているわけですけれども、この世界最大規模のデザインの祭典「ミラノ・サローネ」で出展したいと思っております。ここでその300アイテムのお披露目をやっていきたいと思っています。
 「ブレラサイト」という、ミラノ市街の既存建物を展示用に改装した特設会場で行いたいと思っています。
 そして、続いて、4月17日までですが、連携協定を交わしているオランダでのプロモーションでありまして、アムステルダム国立美術館、いわゆる「ライクスミュージアム」で展示を4月22日から10月9日まで展示をしたいと思っております。その近所に「アリタハウス」というものを借り上げて、いろんな皆さん方にご愛顧いただくように、展示会をやったりとか、レクチャーをしたりとか、いろいろ意見交換をしたりとか、さまざまな取り組みをしたいということでございます。ワークショップなんかもやるでしょう。
 オランダ関係はスポーツ関係も、今回、東京オリンピックに向けての提携もしておりますから、そういったところにもぜひ声をかけたりして、幅広くオランダとの提携をしていきたいということです。
 15代酒井田柿右衛門氏のプロモーションへの特別参加ということでは、そもそもヨーロッパとの関係は、先ほどご説明したように、17世紀後半からの欧州を席巻してという歴史を踏まえたものでありますから、オランダとの交流を象徴する存在としても、当時輸出されていた、この、いわゆる柿右衛門というものを、今回15代のご協力により特別参加いただくということでありまして、新作4点の制作と、自身初となる欧州での作品展示で、同じようにミラノ・サローネとアムステルダム国立美術館での展示を行いたいと思っています。
 そして、作品の寄贈、そして現地でのプロモーション活動への参加もいただくことになっているわけです。
 柿右衛門さんのほうは、実際の実物ですね、お得意の濁手の団栗文壺ですとか、苺文花器とか、こういったものです。そして、菊文組猪口、そして松文珈琲碗といったものが作品として展示されることになっております。
 そして、ミラノ・サローネで私も参加させていただきまして、4月12日のプレスカンファレンスとオープニングレセプション、そして、4月14日のレセプションといったものに私も出席して、有田焼の佐賀県における位置づけですとか、産地の紹介ですとか、今回の「2016/ 」にかける意気込みとか、そういったものもお話させていただきたいと思っております。
 オランダでのプロモーションについてでございますけれども、これも先ほど説明したライクスミュージアムで「2016/ 」展と「酒井田柿右衛門」展をやっていくということでございます。
 そして、もう1つが「アリタハウス・アムステルダム」での長期プロモーション、こういった施設を借り上げて、さまざまな市民や国民、そして、多くの世界中の皆さん方にこの関係デザインの作品の展示、そして、講演会をしたりとか、プロモーションをしたりとか、ワークショップを開いたりとか、そういったことをやっていこうということでありまして、位置的にもこの近くでありますので、もし都合がつく方がおられたら、ぜひ両方を見学に行っていただくとありがたいなと思っております。
 これはオランダ大使と私が一緒になってやっていこうといったときの写真ですね。頑張って世界の有田を実現していきたいと思います。

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