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佐賀空港の自衛隊使用要請関連その1

○共同通信
 まず、オスプレイに関して何点か質問させていただきます。
 今月22日で政府からの要請があって2年を迎えるにあたって、何点か質問させていただきたいんですが、改めて知事の計画の受け入れに対する賛否の立場をまず最初にお伺いさせてください。
○知事
 これまでも申し上げておりますように、私は今回の防衛省からの要請については、県民の安全・安心に係る重要な課題でありますから、スケジュール感を持つことなく、しっかりとプロセスを大切にしながら実直に向き合おうとやってまいりました。そして、いろいろありましたけれども、若宮防衛副大臣からの説明を受けまして、防衛省の要請内容のチェックをしていたわけですけれども、かなり明らかになり、一定程度の内容は示されたという認識を持ちながらも、計画の全体像、将来像について、項目的に抜けや漏れがないかなどの観点で確認精査の作業を行っておりまして、現時点での疑義などにつきましては、先週7月14日付で九州防衛局長宛に4回目の質問照会文書を発出しところです。その中で、今後につきましては、防衛省さんが25日に有明海漁協さん、29日には地元住民の方々に説明をされると聞いております。そしてまた改めて県議会、佐賀市にも説明されると思いますので、そういった場でのさまざまな意見や議論を注視しながら考えていきたいと思っているのが現在の状況です。
○共同通信
 計画に対するスタンスとして、その賛否の部分に関してはどちらか、受け入れ側とか反対側とか、立ち位置としてはまだニュートラルな部分、白紙の位置にいるということですか。
○知事
 提案内容はなんだろうかとずっと向かい合ってきたわけです。それがおおむねわかるようになってきて、主体である防衛省さんが今説明に行かれています。ですから、そういった状況の中で、いろんな対応とか意見とかが出てくると思うし、漁協さんにいたっては県と一緒になってということで、漁協さんの思いも出てきたときに、県がそれをしっかりと受けとめて対応していく段階なので、私が賛否を言う段階ではないと思っています。
○共同通信
 まだ白紙の状態と。
○知事
 そうですね、変わっていないです。
○共同通信
 6月の議会で、議論できる状況、スタートラインに立ちつつあると言われますけど、それから質問を提示した段階で、まだそれからは特に変化というのは。議論できるような感じは。
○知事
 おおむねわかってきたという話は、私もメッセージも発して、防衛省さんもそれで動きを見せて、おおむね判明している提案内容の中で、それこそ質問とか意見交換とかがこれから始まります。そういう今の状況だと思います。
○共同通信
 漁協に、25日に防衛省から説明に来ると先ほどもおっしゃられましたが、漁協との確認作業というのは、大体いつごろ、8月とか、そういった目安と、あと具体的にどういったものになっていくかというのは。
○知事
 それは予想はつきません。もちろん漁協の皆さん方、いろんな不安とか疑問とかをお持ちだと思うので、そういったところをしっかりと同じ目線に立ちながら、不安に対応できるように、我々のほうからも防衛省さんにしっかり聞いていったりしていきたいと思います。
○西日本新聞
 オスプレイに関連して、一部の報道機関が参議院選のときに世論調査を行いまして、賛成が反対を上回るという結果が出ました。こういった県民の考えは、今後、知事の判断に影響を与えますでしょうか。
○知事
 もちろん県民がどういうふうにお考えなのかをベースに考えていきたいと思うし、県議会の皆さん方がそれぞれ地域の県民の意見を代表して、いろんな議論を今やっていますし、これからも(意見が)戦わされると思うので、それをしっかり踏まえた上で考えていきたいと思っています。

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