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こちら知事室です
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学校教育ネットワーク不正アクセス関連

○佐賀新聞
 先月の末に、教育情報システムの不正アクセスの事件に関して、第三者委員会から提言がなされています。その中では、中・長期的な課題として、情報セキュリティー部門を統括するような部門の設置もうたわれているんですけれども、そうなってくると、組織づくりなり、人事なりで、知事のコミットも出てくるのかと思うんですが、この問題に関しての知事の受けとめと今後の進め方みたいなもののお考えをお聞かせください。
○知事
 これはもう本当に、教育委員会が当事者意識を持って、しっかりと対応すべき課題だと思っています。総合教育会議というシステムができて、私が考えている佐賀県の姿、例えば現場を大事にするということだったり、心に誇りを持つ授業というのは本当に何を教えるかというところがメインであって、ICTはツールで、主客が逆になったらいけないと私は思いますという話とか差し上げているんですけれども、そういった思いを受けとめてどうするかは、ひとえに教育委員会、教育庁全体にかかっていると思うんです。ですから、そういった状況を私は期待していますし、佐賀県はもともと人づくりで一世を風靡した県ですから、そういったDNAも残っていると思うし、現場の皆さん方、今、私も各学校を突然回ったりもしていますけれども、非常に士気は高いと思います。何とかそういう各教員の力がうまく教育委員会の全体としての方向性に生きるような仕掛けをぜひ考えてもらいたいと思って期待して見ているところです。
○佐賀新聞
 ということは、知事として特別何かコミットされるということではなくて、教育委員会の当事者意識に任せたいということですか。
○知事
 はい、任せたいと思います。
 絶対にだめなことについては強く言いたいと思いますけれども、例えば、いじめの話が一回私のほうに来るはずだったのがルールどおり来なかったとか、ああいうのはだめですけれども、基本的に今回のセキュリティーの問題については、しっかりと教育委員会の現場をわかっている人間たちが自分たちの問題をしっかり透明化された中で、どう解決していくのかということでないと、この教育委員会のシステム自体が機能しなくなると私は思っているので、これは本当に教育委員会全体として取り組んでいただきたいと思っています。

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