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有明海再生関連その2

○STS
 諫早湾干拓事業の開門問題についてですけれども、先ほど再生事業がストップするという話は聞いたことがないという知事の発言でしたけれども、その局長の発言に対して、漁業者が非常に反発しているような声も聞かれるんですけれども、知事として発言に対してはどういう受けとめをされていますでしょうか。
○知事
 その発言は事実?その話は聞いたことがなくて。
 皆さん方はよくわかっていらっしゃると思いますけれども、まず、有明海という豊穣な宝の海があって、タイラギ漁も含めて本当にすばらしい海で、その恩恵を享受させていただいたわけです。その中で、国営事業が起きて、それでも漁業者は一生懸命自分たちの意見を述べて、そして、裁判にもなって、裁判というのは当事者同士の紛争解決手段ですもんね。民事訴訟、その中で国という当事者がみずから決断をして上告しなかったわけです。それで、漁業者の皆さん方はそこで一旦国に対する信頼を感じ、これで開門調査をして、一縷の望みが出たと思ったときには、もちろん政権がかわったというのはあるのかもしれません。しかし、漁業者の皆さんと話ししてみて感じるんですけれども、国は国なんです。国を信用できるかどうかということなので、またもう一度どん底に突き落とされたような状況でもあったので、まずはそういうような漁業者の思いに思いを寄せると、おのずと発言してはいけないことというのがありますよね。
 だから、さっきの話が事実かどうかわかりませんけれども、まず少なくともそういう人たちの思いをよくわかった上で、どうすべきなのかを考えていただくということを望みたいし、実際、農林水産省さんとも現場の職員とかすごく頑張ってくれて、有明海の再生事業に今までも取り組んでいただいていたので、本当に何とか宝の海を取り戻したいという現場の皆さん方の思いを踏みにじるようなことはあってはいけないことだと思っています。

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