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こちら知事室です
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原発関連その2

○佐賀新聞
 まず1点目は、今度九電を視察される際に、昼夜かねがね安全対策もさることながら、ソフトとか人の面を強調されていると思いますけれども、その意識確認をされる中で、具体的に県として、要は形を求められるようなものというのは具体的に何かありますでしょうか。
○知事
 私は、例えば、何か私が申し上げて、それを九電さんがやるというのはどうかなと思っているんです。基本的に、やはり自分の会社がどう考えるのかがすごく大事で、今回のこういう、私から言っている3つの話にしても、それをどう自分たちで消化して、どのような形で意識の共有を図っていくのかについても、私はあした、何らかのお話があると思いますので、それを踏まえてまた考えていきたいと思っています。
○佐賀新聞
 知事のほうから具体的に何かを、これを下さいとかという提案をされるのではなくて、九電の姿勢をまずは確認されるということですか。
○知事
 私が、方向性については示すことがあっても、具体的にこれをするというようなことについて申し上げたことはありません。例えば、もっと現場に寄り添ってほしいとか、そういった話はこれまでもさせていただいておりますし、地域の皆さんとともに、そういった安全ということに対して同じ気持ちになってもらいたいとかいうこともあります。そういったことのために、九電がどう考えていくのかは、自分たちの中で消化して、アウトプットを出していただくと。また、そういう中にもとても意義があることだと思います。
○佐賀新聞
 アウトプットみたいなものは、あした、九電の社長から何らかある可能性もあるということですか。
○知事
 私、全くわかりません。皆さん方も大分私のやり方はわかっていただいたと思いますけど、あまり後ろのほうから予定調和的に何かをするということはしていないので、純粋な気持ちであした、瓜生社長が何をしゃべられるのかなと私は思っています。
○佐賀新聞
 再稼働に関する知事の判断に関してですが、最近、北朝鮮の情勢が不透明になっているかと思うんですけれども、そのあたりに関して危惧する声もあると思うんですが、北朝鮮情勢みたいなものが知事の判断に一定の影響を与えることはあるんでしょうか。
○知事
 もちろん、そういったことについても考えながら今回の審査もされておりますし、それとはまた別途、今回の、今の北朝鮮の情勢といったことに対する危機感は私も考えております。もし米軍が何らかの対応をとったときには、佐賀県は非常に近い場所にありますから、すぐに緊急の対応がとれるような体制も指示してあって、緊急事態対策本部をすぐ設置して、県民の安全・安心のためにすぐ対応する準備を整えております。
○佐賀新聞
 ちょっとくどいようで申しわけないんですけれども、最終判断を4月中になるのではないかということでおっしゃっていますけれども、今後の4月の日程を考えたときに、先ほど大臣の訪問はまだ調整中ということだったんですが、週末があと2回しかなくて、その最後の2回目の週末というのはゴールデンウイークにかかってしまうと思うんですけれども、くどいようですが、その前の週の22、23のあたりで調整されているということはないでしょうか。
○知事
 大臣が来るときの危機管理というのがあって、いろんなところが漏れていくと問題じゃないかというのは国のほうから、どの大臣が来るときもお話をいただいていて、この日程については基本的にやっぱり国のほうが責任を持ってみずから発表するというのを待ったほうが私はいいのではないかと思っておりますし、国からもそういう話が来ていることについては理解をしているわけです。
 ですから、私とすると、これまでも4月中にということについてのニュアンスは出していますよね。という中でご判断いただきたいなと思いますし、そして、その表明についても、改めて申し上げると、あしたの九電さんとのやりとり、それから、世耕大臣とのやりとりといったものについての状況によってまた変わってくるというところについてはご理解いただきたいなと。いわゆるスケジュールがどうなるのかということについて、それに引きずられるということはないということです。
○NHK
 先ほど知事のほうから九電に対して、うそをつかないこと、風通しをよくすること、あす行かれる際に九電全体に意思共有ができているかの確認をしたいという話をされましたけれども、その確認をするというのは、具体的に何をもってそういった意思共有ができているというふうに判断されるのかというあたり、知事のお考えをもう少し詳しくお伺いできますか。
○知事
 この3項目の話については、もうかねがね、瓜生社長と会うたびに毎回申し上げているところでもあるので、今回どういうようなお話が社長のほうからあるのか、まさにお待ちしたいという気持ちです。先ほども申し上げたように、例えば、こういうことであればいいとか悪いとか、そういったことを私から申し上げるのは、むしろ差し控えたほうがいいかと思っています。
○NHK
 あした瓜生社長とお話しになることの、知事の最終的な判断を前にしたその重要性というものをいま一度ちょっとお伺いできますでしょうか。
○知事
 極めて重要だと思っています。
○NHK
 どういう意味において。
○知事
 ですから、いわゆるソフトウエア、私はやはり、これまでも大体大きな問題があるというときには、ソフト、例えば、今までのスリーマイル、チェルノブイリなんかもよく考えてみて、そして日本でも、私も現場で作業をしていたJCOの事故もそうでしたよね。あれもとても本来予定されていた工程ではないところをはしょって職員がまぜ合わせたことによって臨界が発生したり。基本的にやっぱり、いくらハードを完璧にしても、どこかでソフトに問題があれば、例えば、サイバーテロもそうですね、いろんな状況とはそういったところから生まれてくると思うので、そういったところに対する意識は常に問い続けなければいけない。そして、そういう体制がとれているのかについては、我々がしっかりと常に監視をしていく、注視をしていくということが大事だと思うので、あしたはとても大切だと思っています。
○佐賀新聞
 原発の再稼働関係で確認ですけど、あした九電、玄海原発を視察すると、あと残るは経産大臣の視察というのが判断の前に踏むべきステップとして1つだけ残ると思うんですが、経産大臣が視察に来られたときに、その場で知事が再稼働に関する考えを表明する可能性というのはあるんでしょうか。
○知事
 私なりの仕事の仕方からして、それを受けて、またしっかり考える時間が必要だと思っています。
○佐賀新聞
 では、その日ではなくて、後日ということになるんですか。
○知事
 その日はあり得ない。

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