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こちら知事室です
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こちら知事室です こちら知事室です

衆議院選挙関連

○佐賀新聞
 まず、衆院選に関してお尋ねしたいと思いますけど、知事が就任されて初めての衆院選になるかと思うのですけれども、解散の経緯でしたり、野党の動きなどについての知事のご所感をお願いしたいというのと、その後、できる政権について、国政課題を抱える佐賀県としてどのような政権であってほしいみたいな望むことを一言お願いいたします。
○知事
 今回は突然の解散で、候補の皆さん方も大変苦労されているというふうに聞いています。そして、その短い中で政策を練り上げて戦うということ、私はいつも選挙というものに対して思うのですけれども、任期というものがあって、予定されているのであれば、それをターゲットにいろんなことを考えて、国民だったり、県民だったり、市民に何か訴えていくというのが本来あるべき姿で、それ以外の場合ということになると、特別な事情がある場合ということ、そして、そういうルールが世界の趨勢なのかなと思っておりますので、今回、いわゆる大義があったかどうかということについてのコメントは避けますけれども、原則が原則であるべきだろうなという感想は持っています。
 そして、今後の政権、今、まさに選挙中なのでありますけれども、今度の日曜日に国の大きな方向性が示されると思いますけれども、特に佐賀県は国政案件を多く抱えている県でありますので、現場だとか、地域だとか、そういったところで起きていることに敏感な政権であってほしいなと思います。私は本当に危惧しております。毎回、国会議員の定数のところで都市部の議員が人口比例でどんどん増えていくことに対して警鐘を鳴らして、これは不可逆的だから、一旦そうなってしまうと、国の選挙制度の土俵というのは国会議員が決めているわけだから、戻ってくることは起こりにくいと。だからこそ、今、地方の声というものを届けることが大事だし、そういった意味で骨太の憲法論議をすべきだということは本当に焦りにも似た気持ちで申し上げているわけであります。今回はそういった意味で、三都物語というのもありましたけれども、地方というのは何となく地方自治体と、東京、大阪も含んだ地方自治というふうに考えるわけなのだけれども、今考えなければいけないのは、先ほどの「森川海人っ」じゃないけれども、中山間地や過疎地域で、いわゆる地域で何が起きているのか、そして、そこを大切にしなければ日本という国の存立基盤がなくなるということについて今国民全体が考えていかないと大変なことになるんじゃないかという思いを今回強く持たせていただきました。
○佐賀新聞
 あと、衆院選、先ほどから国政課題を佐賀県は抱えているということでしたけれども、衆院選の佐賀選挙区の候補者の中では、例えば、1区ではオスプレイに対して賛否が明確に分かれていたり、2区でも原発再稼働に関しての政策に違いがあったりするんですけれども、その選挙結果を受けて、それが知事の今後の判断に影響を与えたりすることがあるのかどうか、そのあたりの理由も含めてお願いいたします。
○知事
 今回もさまざまな、佐賀市議選も含めてですけれども、やはり選挙というものの争点と、その結果、そして、その過程でもたらされたさまざまな住民の皆さん方の声というのはしっかり真摯に耳を傾けなければいけないと思いますし、私もそういった意味で今回のさまざまな選挙については注視をさせていただいております。そうしたものについて自分なりにしっかりと受けとめて、今後の県の方向性には生かしていきたいと思っています。
○佐賀新聞
 知事個人的に特定の政党なり特定の候補者なりを支援されるということはあるのでしょうか。
○知事
 私の知事になるまでの過程というものも御案内のとおりでありまして、非常に幅広い層の皆さん方から御支援をいただいております。そして、私の仕事は佐賀県がどうあるべきなのか、佐賀県民をいかに幸せにすべきかだと思いますので、むしろこういう激しい国政選挙が行われているからこそ、佐賀県全体としてのまとまりといったものを大切に考えなければいけないなと思っています。
 ですので、今回の選挙に関しましては、今関係で5人おられましたかね、先ほど言いましたように地方の声を届ける議員はどんどん減っていますので、何とか5人、もう一度、どういう形にしろ、佐賀の代表として御活躍いただいたらいいなと思っています。

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