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こちら知事室です
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教育関連その1

○佐賀新聞
 大きく2点お尋ねします。
 まず1点目は、教育委員会のタブレット端末の配布の貸与の件なんですけれども、財政当局とも話をされた上で、今回それぞれ購入されていたものを貸与に変更されたと思うんですが、今後のICT教育も含めて、知事の思いを、このあたりの転換のことについて少しお聞かせください。
○知事
 何度も申し上げていますように、私が知事になったときにはもう導入がされておりました。その中で、行政の継続性という面からしても、これが現場にどう消化されるのかなということに対しては、私は当初から危惧をしておりましたけれども、ICTを教育に活用して授業の質を向上させようという趣旨であれば、これは極めて大事なことなので、ICT先進県として佐賀県は進めていきたいなという気持ちはありました。
 ただ、先進県であるがゆえに、しっかり現場検証しながら、本当に効率的に使われているのか、教員はそれをちゃんと消化しながら授業を進められているのか、機器トラブルはないのか、試験は鉛筆でやりますから、鉛筆はちゃんと動いているんだろうかとか、いろんな思いがある中で、今回3年がたちましたから、よく検証して、見直すべきところは見直すべきだという形での指示をしておりました。
 これは教育委員会の事業なので、我々とすると、予算面として教育委員会に対してもう一回整理をする必要がありますねという仕掛けはしておりました。その協議の中で、今回、学校現場、保護者、そして有識者などなど幅広い意見を参考にしながら、例えば学習用パソコンの仕様の見直しによります価格の低減、備品化できるんじゃないかということ、それから、ヘルプデスク運用体制の見直しによる経費の節減ですとか、全体として考えたときに、保護者負担といったものが、まさにオプションのところだけで何とか回っていけるんじゃないかという整理をさせていただいたところです。今回は、教育委員会と合意した姿ということに対しては、これからさらに11月議会にそれに関する予算案を出そうと準備しているので、議会の皆さん方、そして多くの県民の皆さん方の意見を踏まえたいと思います。これはずっと来年以降も続くので、これがベストだという気持ちにならずに、常にこの有識者の委員会もご意見を聞きながら不断の見直しをやっていくという姿勢、そして、パイオニア、ICT教育先進県としての矜持は持ちつつ頑張っていくということだと思っています。

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