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秋篠宮皇嗣同妃両殿下お成りについて

○TBS
 TBSです。大夫にお聞きします。きょう午前、鹿児島と佐賀と開会式がありましたけれども、両殿下はお体調のほうはいかがでしょうか。
○加地皇嗣職大夫
 もちろん、今日だけでなくて、皇嗣同妃両殿下は公的ご活動が多くて、海外ご訪問があったり、それに続き、地方、それから都内、あるいは邸内の行事も随分多くて、私どもとしては常にお疲れが出ないかどうか、そういったことはよく留意をしてお支えをしなければいけないというふうに思っているところです。
 ただ、昨日から今日、鹿児島、佐賀とご日程をつつがなくお済ませになって、非常にお元気にお過ごしであるというふうに、そばでお供していまして感じている次第でございます。
○TBS
 ありがとうございます。
○共同通信
 知事にお伺いしたいんですが、劇の中での「愛している」という場面のところをもうちょっと詳しくお聞きしたいんですが、あのとき、両殿下の周りで何かうわっとちょっと笑っていたと思うんですが、そのときに言ったということなんですか。どういう場面で自分も言ったよというふうにおっしゃられたのか。
○山口知事
 私が近くにおって、正面に向かってしゃべられていたことは気づいていたんですけれども、別の会場で殿下が、俺もしゃべったよとおっしゃいましたので。あの劇でのみんなも、ふだん愛していると大きな声でしゃべることはないから、言ってみようよという雰囲気のときに、殿下がお話しになったので、すごく感動したのと、これはちょっと話していいかわかりませんけど、妃殿下がちょっと光るものが見えたので、僕はすごくそれに何か感動して、とってもいいシーンだったなと。
○共同通信
 劇が終わってから別の場面でそうやって知事におっしゃられたということなんですか。それで、妃殿下のちょっと光るものというのは、劇の最中にと。
○山口知事
 はい。
○日本テレビ
 日本テレビです。知事に2点お伺いしたいんですけど、まず1点は、今回、鹿児島と佐賀と同日開催で、特にきょうは1日、半々に分かれてしまって、あしたもそういう意味では午後、途中までで両殿下はまた鹿児島へお戻りになられるわけで、従来に比べると、従来、最低、地方へいらっしゃる場合は、その地のいろんなものを見たり、もうちょっと交流の場があったりというような日程的にもいろいろとあると思うんですけど、今回こういう日程になってしまったことを率直にどういうふうにお考えかということをまず1点お伺いしたい。
○司会
 1つずつお答えさせていただいてよろしいですか。
○山口知事
 それぞれとても高校生にとっても大切なイベントですし、関係者の皆さん、大変今回苦労されたと思います。そして、我々もそれはできる限り長くいていただきたいともちろん思いますけれども、特に今回は、改元に合わせていろんなことが整理されて、大変な時期でしたから、そこはやむを得ないところもあるだろうと思いました。ですので、本当にいろんなことについて調整が大変ではあったと私は事務のみんなから聞いておりますし、その中で一番大変なのは両殿下だから、両殿下が本当にこの厳しい日程の中でご対応いただいていることに対して、改めて感謝している次第です。
○司会
 それでは、2つ目の質問どうぞ。
○日本テレビ
 もう一点、先ほど第3部の構成劇の内のいろいろとリアクションを教えていただいたんですが、きょう、第1部と第2部、残念ながら一部の記者が両殿下の姿を全く見ることのできない取材位置に追いやられるという非常に残念なことがあったもので、第1部と第2部はどういう状況だったかを我々見ていないので、できれば第1部、第2部でも、両殿下のご様子とか、特に外国の方々がいらっしゃっていて、その方々に対して見ながらどういう反応をされていたかとか、そのあたり、現場を見られなかった記者にも教えていただきたいなと思います。
○山口知事
 どういう経過がわかりませんけれども、本当にもっと見ていただきたかったと思います。いろいろこの行いについて申しわけなかったと思いますけれども、私もほかの会場で見たことがありませんので、よく比較はできませんけれども、やはり第1部はそれぞれの都道府県の代表のみんなが一生懸命、「はばたけ」はいう言葉とともに、自分のご当地のPRをしている姿を興味深く見ていただいておったと思います。そして、やっぱり言葉が詰まったりすると、何か頑張れという雰囲気で温かいまなざしで見ていただいたことに本当に感謝しております。
 第2部は、我々佐賀県にとって非常に大きな3地域でありました。
 1つは貴州省で、1つは全羅南道、韓国です。これは本当に日韓関係もある中で来ていただいたことに本当に心から感謝しております。それからオランダということで、まさに有田焼が通ったルートですね。中国から、そして韓国の李参平でもたらされて有田焼がオランダの東インド会社によってヨーロッパに広まっていった。この3地域について、非常に時代が変わったなという話は殿下ともその後もさせていただいていましたけど、そういったところについていろいろ見ていただいたのかなと思いますし、非常に3地域ともに関心を持ってごらんになっていただいたと感じております。
○テレビ朝日
 テレビ朝日です。お疲れさまです。式典とパレードで実行委員の生徒さんですかね、女子生徒さんたちが1人、2人いらっしゃったと思うんですけれども、両殿下は積極的に話しかけられたりですとか、あと、終わった後もお声がけを丁寧にされている感じが一部見えたんですけれども、お二人どちらでも構わないですが、やりとりの具体例で何かご紹介できるようなことがあればお願いいたします。
○山口知事
 私はそれを真横でずっと聞いているわけではないので、わからないんですけれども、先ほど申し上げたように、パレードのときに、後ろに座っていた生徒がいたんですけれども、一度行かれた後、また戻ってこられて、「あっ」と気づかれて、その生徒に話をしておられて、その話の中で、彼女が「ありがとう」みたいな話をしたら、「いや、自分はやっぱり佐賀と縁があるんだよ」とされているのに、すごくちょっとぐっときたシーンでした。
○記者
 知事にお伺いしたいんですが、きょうは開会式のご挨拶の中で、大雨や台風の被害について触れられていたと思うんですが、何か県政概要でもそういう被害状況を聞くとか、そういうことはあったんですか。
○山口知事
 むしろ、私は触れなかったんです、自分の挨拶の中で。限られた時間の中でいろいろ伝えたかったという気持ちがあって。その後に秋篠宮皇嗣が、本当に全国の皆さんに、その災害に対しての言葉を述べられているのを見て、きっとこれは全国の子供たちはみんな勇気づけられたのかなと強く思った次第であります。
 佐賀はおかげさまで、今回人的災害もなくて、いろいろビニールハウスが崩壊したり幾らかあるんですけれども、それでも影響は最小限に食いとめられたので、今回そういう話はしませんでした。
○朝日新聞
 朝日新聞です。知事にお伺いします。
 今回、総文祭ということで、代替わりがなければ、本来なら皇嗣職という立場では来なかった。今回、皇嗣職という立場でいらっしゃったことによって、迎える側として事前準備は生徒さんがおっしゃっていましたように2年前からずっと準備を進めてきたと。そうすると、迎える側も恐らく2年前以上から準備をしてきていますよね。そうなると代替わりの前から準備してきているということになると思います。途中で代替わりということが発生して、その想定していたことと皇嗣職になって変わったこと、どういうことがその現実問題の迎え入れる側として大きく変わったというふうに認識しているのか。そこのあたりを少し詳しくご説明ください。
○山口知事
 そうですね。当初考えていたことよりは、序列が上がられたので対応が必要に、当初想定していたものよりは、それは重いものになったわけですけど、私はこの過程の中で、秋篠宮皇嗣がこの総文に対して非常に思い入れがあって、ご自分で行かれることに非常に思いをお持ちなのではないかなと考えます。そして、きょうご一緒させていただいてもきっとそうなんだろうと思うような強いメッセージを感じることができたので、本当に秋篠宮皇嗣に来ていただいて、本当にいろんなことはありましたけれども、それでも本当にお迎えしてよかったなと、心からきょう思いました。
○朝日新聞
 ありがとうございます。そのとおりだと思うんですけれども、実際これから総文祭というものが皇嗣職が今度担当になっていくわけで、次の県にもどういうふうにつないでいくかということにもつながると思いますので、実際どういうことが具体的にいろいろ大変なことがあったというところをもう少し具体的に教えていただけますか。
○山口知事
 そうですね。ぜひこれはもう一回検討してみたいと思います。これ教育委員会が主に事務局をしておりますので、本当に彼らがどうだったのかということと、そして今回を踏まえた上でみんなで意見交換をしながら、この総文は続くわけですから、事務的にどういったところに気をつければいいのか。そして、さらに改善すべき点があるとすればどういうところなのかに関しては我々としても整理をして、あとの県に、次は高知でしょうか、しっかり継いでいきたいと思います。
○読売新聞
 読売新聞です。加地さんにお尋ねします。総文祭、演劇などをごらんになっている殿下が非常に楽しそうで、お手振りも非常に大きく振られたりなさっていました。ああいった、およそ拝見して加地さんどう思われましたですか。
○加地皇嗣職大夫
 いろいろな公的ご活動がありますけれども、それらどんな公的ご活動にも非常に丁寧に誠実に取り組まれるという印象を私は以前から持っております。これはお代替わりの前も後も同じで、地方、都内、邸内、いろんなお出ましのときにお供をしていましてそういうふうに感じます。
 総文祭について申しますと、おかかわりは以前からありまして、総文祭は1977年度から開催されておりますけれども、皇族殿下方がご臨席になっているのは、2007年の第31回大会からというふうに伺っています。このときから、ずっと秋篠宮家の殿下方がご臨席になっておられます。秋篠宮家の中でどの皇族殿下が行かれたかというのは、年によって若干の違いはあるんですけれど、皇嗣殿下は毎年行っておられるんですね。そういった意味では、本当に以前から高総文祭とのおかかわりも大変ありますし、また、今日、皆様にご紹介をいたしましたように、2年強をかけて高校生の皆様が主体になってつくり上げていくという、そういう高総文祭の開会式に感銘を受けられたという、そういうご感想がありましたが、私もお供して、ご様子を拝見しておりましたが、そういうお気持ちでおられるんだなということを感じます。
 それともう一つ、この機会に、ご質問からは外れるかもしれませんけれども、今回同じ日にインターハイと高総文祭の開会式が一緒になってしまったんですけれど、これはそもそも別々の皇族殿下方がお出ましになっていた2つの行事が、それぞれ非常に早い段階から準備が始まっていて、一方で、お代替わりを機に皇族殿下方のお仕事の再整理といいますか、そういったものが宮内庁でなされて、その結果、インターハイと高総文祭は両方の行事に皇嗣同妃両殿下にお出ましいただくということになって、実際に今年の2つの行事についてふたをあけてみますと、同日になってしまっていたと。
 先ほど山口知事がおっしゃいましたように、私もお聞きしておりますが、ぎりぎりの調整を佐賀県、鹿児島県でやっていただきました。今日の日程を見ていただいたら、よくこういう日程を組めたなというふうに思うのですけれども、そういう両県の関係の皆様のご尽力があった賜ものだなというふうに考えておりまして、この点については両県の関係者の皆様に改めて感謝を申し上げたいと思います。
 以上です。
○読売新聞
 紀子様は高校総体に来られたことはあるんですか。昨日のご感想で、高校総体は久しぶりというようなお話だったかと思うんですが、殿下は37年前ですよね。
○加地皇嗣職大夫
 皇嗣同妃両殿下でご臨席になったのは1992年度、第30回大会です。殿下がご臨席になったのは、その前に、1981年度の第19回、これは浩宮殿下とお二方で、それから、1982年度の第20回大会がまさに鹿児島県でという、このときは当時の皇太子同妃両殿下、(今の上皇・上皇后両陛下)とお三方でということでございます。
○司会
 よろしいでしょうか。
 では、本日の記者会見はこれで終了させていただきます。ありがとうございました。

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