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こちら知事室です
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8月27日からの大雨について

 きょうは災害ということで、皆さん方も大変災害行動のご協力ありがとうございます。
 我々といたしましては、県民の皆さん方からもここまで浸かったことがなかったとい声をいただく中で、まず人命を最優先ということ。その人命最優先という方針の中で、できる限り深掘り前倒しでの対応をしてまいりました。
 昨日の6時26分に大雨警報発表ということで連絡室は自動設置されているんですけれども、その中でリスクも出てきたということで、任意設置で21時55分に防災監を本部長とした災害警戒本部をあらかじめ設定しておきました。夜間の間も情報収集をしていたわけですけれども、いろいろと夜間でありましたので、警察情報、110番の情報などで77件、それは基本的に土砂崩れとか、そういった形で情報がもたらされていました。人命についてのことは、その段階ではありませんでした。
 そうした中で、5時50分に特別警報が発表されまして、7時に第2回の災害警戒本部会議がありましたが、このあたりから車が流されたのではないかといった情報、それから孤立している場所があるんじゃないかといった、そういった情報も出てきたわけでして、そうした中で、今死者は1名です。武雄川で車両に流されたという方が病院に搬送されたんですけれども、死亡が確認されたということです。
 それから、行方不明については、今1名の方を行方不明かどうかの確認中であります。そうした状況ですけれども、武雄の亀の甲地区のほうで取り残されている車両があるという情報があるものですから、そこに対して、久留米駐屯地から部隊が30名今向かっております。
 多久周辺の東多久というか、妙見橋周辺というか、牛津川のエリアのあたりにそういう情報があるものだから、そちらのほうはまだ久留米駐屯地の部隊が約40名今向かっているという状況であります。
 ということで、自衛隊の災害派遣要請を8時04分に私からいたしました。人命に関しては、現在のところ情報は特に補足されていませんけれども、今こういう状況でもありますので、警察さんも機動隊40名、今現場で派遣されて頑張っております。
 これからもし情報がもたらされた場合については、部隊を転戦させるということで対応したいと思っております。
 そういったことも含めて8時30分に災害対策本部を設置したと。これもある程度これからの災害対応を含めてしっかりやっていこうということで設置をさせていただきました。
 それから、先ほど10時ぐらいだったですかね。大町の鉄工所から大量の11万リットル以上の油が今六角川を下降中でありまして、このままいくと、もうしばしで有明海のほうに到達するということでして、今まさに対応していますけれども、なかなか今こういう状況でありますので、どこまでの対応ができるのかということです。その対応もこれからしっかりしていきたいと思っております。
 そして、改めて私のほうから県民の皆様方へメッセージをさせていただいたんですが、何よりも命が大事ですので、命を守る行動が大切です。ですので、河川、それから、土砂崩れ、そういった危険があるところにむやみに近づいたりすることなく、不要不急の外出を控えていただくということが何よりもまず大事だろうと思っております。
 さまざまな災害で被害がもたらされたものについては、これから県が、もちろん全力で復旧復興を図っていくわけですけれども、命はもう返ってこないので、命だけをしっかりとまず守るということが大切だと思いますので、報道の皆さん方についても、それをぜひお伝えいただければ幸いです。
 私からは以上です。

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