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こちら知事室です
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こちら知事室です こちら知事室です

知事緊急記者会見

○司会
 では、ただいまから知事の緊急会見を行います。知事お願いします。
○知事
 実は、緊急記者会見ということで、非常に佐賀県として緊迫した状態になりましたので、そのご報告をさせていただきたいと思います。
 イリュージョン関係でございます。22名のスタッフのPCR検査をしてまいりましたけれども、その中で、5名の方が陽性となりました。そして、イリュージョンさんのほうで店名を出していただいて呼びかけて、お客さん5名の方、PCR検査をいたしましたけれども、そのうち2名の方が陽性ということになりまして、新たに7名の方が陽性ということになりました。もともと18例目、19例目の方がおられましたので、合わせますと、イリュージョン関係で9名の方が陽性ということになりました。本人、そして同居のご家族などにつきましては、現在、行動自粛要請をかけております。入院はあしたの予定でありますが、プロジェクトMなどで現在の時点で70名程度収容可能と、70名収容可能というふうになっておりますので、この分が追加になりまして、28例で5名退院されておりますので、23名ということになります。70名の中で収容できるものと認識しております。
 そして、この方々の陽性患者の皆さんの行動履歴調査はこれから行うということになります。そして、この方々の状況をご説明いたしますと、スタッフの方5名、22番から26番まで、それぞれこのような状況になっております。30代女性吉野ヶ里町、20代女性佐世保市、30代女性有田町、30代男性大町町、70代男性大町町となっております。そして、お客さんの2名につきましては、60代武雄市の男性、そして久留米市からお越しになった40代の男性ということになっております。先ほど申し上げたように、18番、19番さんと合わせて9名の方がイリュージョン関係で陽性というふうになったということでございます。
 そして、この陽性者のうちの1名が嬉野医療センターの外来事務の職員でありまして、明日から嬉野医療センターの外来診療を休止するという報告を受けております。入院患者のケアはもちろん行ってまいります。
 私としては、クラスターの発生と認識しておりまして、再度申し上げますが、佐賀県として極めて厳しい状態だと認識しています。改めて、4月以降同クラブを利用された方で発熱、咳、のどの痛み、味覚障害などがある方は最寄りの保健所に電話でご連絡いただきたいと思います。
 そして、さらに申し上げますが、今日はっきりと申し上げられなかった20例目の件であります。
 本日、懸命に関係者の調査を行ってまいりました。その中で判明してきたことがあるわけでありますが、店の形態はフィリピンパブでありまして、今後、順次こちらのほうのPCR検査を行っておりますが、我々といたしましては強い懸念を持っていると申し上げておきたいと思います。
 そして、こういったことで夕方の時点ではこうした事態は意識して、クラスターというようなことまで意識してきたわけではありませんけれども、やはり夜の街の関係は非常に怖い、一瞬にして状況が変わります。
 事業者の皆さん、5月6日までの営業自粛、強くお願い申し上げます。そして、県民の皆さんも夜間におけるそうした人と人が接触するようなお店の利用は、みんなのために厳に謹んでいただきたいと思います。
 これまでと違いまして、市中で感染するというリスクというものに向き合わなければいけない状況になってまいりました。県民の皆さん、強い気持ちを持っていただきたいと思います。まさしく今、佐賀県としては緊急事態との認識で取り組んでまいります。県としての対応も、これまで一件一件を一つ一つしっかりつぶしていくというマンツーマンディフェンスということもやってまいりましたけれども、どうしても件数がこのように多くなってまいりますと、ゾーンディフェンスといった形の対応も増えて、そうした対応にならざるを得ないと認識しています。
 今までのように一つ一つというものをしっかりとつぶすという状況ではないと認識しております。
 県民の皆様には日常生活を送る上では冷静に行動していただきたいわけですが、不要不急の外出は厳に謹んでいただくとともに、人と人との接触の機会を徹底的に低減するような行動にしっかりと見直していただきたいと思います。
 今まさに、お一人お一人の佐賀県民の行動が、これからの佐賀県を決めてまいります。お一人お一人強い意識を持って、チーム佐賀でこの難局を乗り越えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

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