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臨時記者会見

SAGA2020 SSP杯(カップ)佐賀県高等学校スポーツ大会 2020.6.13-7.30
 本日は大変歴史的な日になったと思っています。今ご紹介いただきましたこの4者が一緒になって大会をやるということはこれまでになかったものでありまして、非常に感慨深いものがあります。
 「SAGA2020 SSP杯(カップ)佐賀県高等学校スポーツ大会」を開催することにいたしました。
 佐賀県は、新型コロナウイルス対策には全力で慎重にあたって、段階を追って対策をし、解除を行ってまいりました。
 学校につきましては、5月14日から解除して、もう大分、子供たちも非常に元気に学校に行っていると聞いております。
 そして、佐賀県内におきましては5月5日から、これで20日間、新しい感染者が出ないという状況でございます。今回、この開催に至った一番の思いは、生徒たちにエールを送りたいと思いです。私が卒業式に出たときに、生徒だけでなくて、先生も含めて、これでまた次に顔を上げて向かっていけると言ったのが印象的で、やはりそういう区切りというか、そういったものって大切なんだなと思っておりましたので、これまで部活動で一生懸命頑張っていた高校生たちに一つの高校生活のこれまでの成果を発表する場であり、そして、ほとんどの方はそこで負けたりするわけですけれども、それを新しい人生のスタートへの糧にしてもらいたいということでありまして、我々といたしましては、こういう時代だからこそ、高校生を支援する大会にチャレンジしたいと思ったわけであります。
 当然のことながら、新型コロナウイルスの第2波、第3波というものは気にかけなければいけないと思います。そして、佐賀県としても今後、そうしたウイルスがまた県内で発生することを前提として立ち向かっていかなければいけないと思っています。
 新しい時代にチャレンジしていたいと思っています。
 これから大会の詳細については詰めていく部分も多いわけですけれども、できる限り有観客で行いたいと思っています。そして、どうしても3密など対応できない屋内の狭いところで行うような競技につきましては、できればオンライン配信するなど、新しい時代に合ったような形の工夫も凝らしながら、これから努力をしていきたいと思ってございます。
 では、大会の概要について説明します。
 名称は「SAGA2020 SSP杯(カップ)佐賀県高等学校スポーツ大会」という名称にしたいと思います。時期は6月13日から7月30日という期間になりますけれども、競技によってばらばらです。今の時点でのおおよそのイメージで言いますと、例えば、6月13日の初日には女子ソフトですとかバスケ、バレー、テニスなどが行われまして、剣道、カヌー、新体操の女子、この3つについてはその日のうちにメダルが、決勝が確定する予定というふうに見ております。あくまで予定ですが、今申し上げたように、ですので、私もできれば女子ソフトの会場にも行って趣旨の説明をしたりとか、今回、総合開会式ができないものですから、そういう何か我々としての思いを伝えるような形ができればと思っています。
 そういった形で、土日を中心に競技が進むわけですけれども、野球については、現在のところ7月11日から30日と見ております。みんないろいろ、高野連さんも大分検討に苦労かけられていたと思いますけど、結果的には2つの球場で、例年のように県営緑の森とブルースタジアムを中心に、2つでできるかと思いますが、何とか1日3試合消化してという形になって、どうしても準決勝、決勝ぐらいは平日にならざるを得ないのかなというのが今の検討だと聞いておりますが、そういうことになりますと、7月30日が今の段階での決勝戦ということでいいのかと思います。これがこの大会の全体の最後の日ということになろうかと思います。このときに金メダルと銀メダルの授与ができればと思います。
 言うならば、1つの学校だけが甲子園に行ける資格はあったんだけれども、行けなかったという、ある部分、非常にレアになるわけですけれども、我々とすると、本当に盛り上げてあげて、よかったなと思っていただけるように、そんなような閉会式にしたいと思っています。
 スポーツの世界っていろんなことがあって、私がいつも思い出すのは、瀬古さん──皆さん分かりますよね。日本の国内大会であれだけ頑張って、モスクワオリンピックで金か銀かと言われていたけれども、大会自体がなくなるという、ああいうこともあるわけだけれども、ああやって瀬古さんは今でも頑張って、一生懸命すばらしい人生を歩まれているので、高校生たちにとっても、目標は人生をよくすることなので、ぜひそういう流れになるような形にしたいと思っています。
 ちなみに、野球以外で7月にずれ込むものとすると、陸上が7月11、12日、そして、ボクシングが7月19日の予定ということで、ほかにもちょっといろいろ、今、かなりばたばたの中でみんなで今組んでおりますので、しかもこれ、例年とは全く違う中で、お互いの中で会場も含めて調整しておりますので、大体今の話でイメージをつかんでいただいたのかなと思っています。
 ということで、主催は佐賀県高等学校体育連盟・佐賀県高等学校野球連盟、そして、佐賀県と佐賀県教育委員会のこの4者でということにしたいと思っております。それにいろんな皆さん方が応援をいただけるということであります。
 そして、29競技30種目が参加ということで、今日の10時現在でこれだけの種目がそろうことができました。ここにないもので言うと、例えば、ヨットなどは、今3年生が1人しかいないので、現時点で入っていないとか、水泳の高飛び込みは、そもそも今工事中で、そもそも県内で行われる予定ではなかったということもあったりとか、そういう事情があるものはありますが、おおむねここにラインナップできたといっていいんですかね、ということであります。29競技30種目が参加いただけるということであります。
 大会の特徴といたしまして、選手とスポーツをこよなく大切にする佐賀県らしい大会を実現したいと思っています。特に、この高体連と高野連と県と県教委が、4者がスクラムを組んで開催を決めるという、大分時間がない中でみんなで気持ちを合わせて頑張りましたけれども、これは全国初だと思います。そして、例年に近い日程にできる限りしてあげたいなということ、ただ、生徒の皆さん方はそれぞれ受験を目指されている方とかそれぞれです。ですので、もちろん強制することはありませんし、それぞれの学校の判断、生徒の判断というものを大切にする大会にしたいと思っています。生徒の影響を最小限にしたいと思います。
 そうした中で、例年でありますと大体賞状ということになるんですが、ことしは団体優勝にはカップ、そして、上位入賞者にはメダルを授与するという例年にはない形をして選手たちを励ましたいなというのが今回のSSP杯(カップ)であります。
 ということで、我々、「SAGA2020 SSP杯(カップ)佐賀県高等学校スポーツ大会」──SSPのロゴと一緒ですけれども、選手とスポーツを大切にする佐賀県だから、これからの人生へのチャレンジへエールを送りたいと思っています。チーム佐賀のチカラで最高の大会を高校生に示していきたいと思っています。
 我々といたしましては、高校生のみんなになかなか難しいのかもしれんけれども、この苦しい年でよかったところもあったのかなと少しでも思っていただけるような、そんな大会を目指したいと思います。そのためには、佐賀県民の皆様方のご協力と、あとご声援、ご支援が不可欠でありますので、ぜひ盛り上げにご協力いただきたいと思います。
 そして、報道の皆様方についても、ぜひ協賛など様々な形でありますが、盛り上げていただければ、我々としてはうれしく思っています。
 以上です。

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