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新型コロナウイルス感染症について その1

○西日本新聞
 まず、新型コロナ関連で1点質問ですけれども、新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げて2か月ぐらいになるんですけれども、これまでの県の対応の自己採点と、対策を通じて感じた課題みたいなものがあれば教えてください。
○知事
 全力でやってきたという自負はあります。ただ、相手が見えなかったので、通常の災害対応以上に難しかった。私も本当に危機管理の対応はいっぱいやってまいりましたけれども、これほど難しいオペレーションというのはなかったなと思います。
 さらに加えて、新型コロナウイルス対策自身が経済の動きを止めるという側面があるので、その両極端の起こっている事象に対して、どのような策を打っていくのかということが日々変わっていくわけです。そして、それぞれ国と都道府県と現場市町とか、必ずしも明確化されていない中で、どう対応していこうかなということだったと思います。
 私のかねてからの持論だけど、国の危機管理の観点で感染症対策というのは、水際対策を中心に国がびしっと、そこを中心にやっていくと。ほかの部分については、経済対策などは都道府県に思いっきり任せて、そういった基準も含めて、権限から財源から移譲してというやり方がいいだろうと信じておりますけれども、そのあたりがお互い見合った形で、責任の所在が必ずしも明確でないというのは、本来危機管理というのは、ある部分有事と同じなので、部隊がしっかり指揮命令系統とか権限とか責任というのが明確化しないと機能しないという側面が強いので、そこが課題だったのかなと思いますが、これは国民の皆さん方の、本当に日本人ってすごいなと、様々な習慣、様々な連帯ということで、今のところ最小限に傷を押さえ込めているところは、まさにこの地、日本力なのかなと思いますけれども、それに見合うような役割をしっかり国、県、市町が果たしていけるように我々も頑張っていきたいと思っております。

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