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新幹線西九州(長崎)ルート関連 その1

○西日本新聞
 あと1点です。JR九州が昨日、赤字ローカル線について発表して、県内からは唐津線と筑肥線が含まれましたけれども、これについての受け止めをお願いします。
○知事
 まず、我々としても努力は必要だと思います。JRさんも事業を営んでいる会社だから、そういったところを公開していくという姿勢についてはいいんだろうと思いますが、私は黒字のところも出していかれたらいいのかなと。
 それで、やはり公共的な主体なので、JR九州さんの情報をできるだけガラス張りにして、じゃ、どうやって支え合っていくべきなんだろうかというところは一緒に考えてもらったらいいのかなと思うんです。県でいうと、非常にうまくいっていないようなところだけを情報開示するようなことになるんだよね。我々としても別にそれでいいと思っているわけではないので、例えば、筑肥線の唐津-伊万里間もそうだけれども、できるだけいい活用がないかということも考えないといけないねというところは地元とともに考えていきたいと思いますので、指定公共機関というのは言いましたけれども、非常に公益性の高い会社だと私は思っています。ですから、その公益性の部分というところを、できる限りしんしゃくしていただいて、しかも、もともと国鉄さんで、みんなの税金でこしらえたようなところがあるわけだから、そういったところをどのように発揮するのかをできる限りみんなで意見交換できる、いわゆる九州の仲間としての企業というものにさらに成長していただけるように、我々も一緒になって、そういったところにメンバーとして加わっていきたいと思います。
○共同通信
 弊社から、国政課題について2点お尋ねします。
 まず、九州新幹線長崎ルートについてなんですけれども、知事は先月の記者会見で、協議について、コロナで環境が調わないとご発言されて、今、中断というか先送りという状態になっていると思うんですけれども、それから1か月たって、全国での緊急事態宣言も解除された現状で、国交省との協議や、協議の前提となる事務レベルでの調整についてのスケジュール感と、県の姿勢についてどうお考えか、お願いいたします。
○知事
 改めてでありますけれども、赤羽国土交通大臣と話したときにまとまったことは、協議に向けて努力しようということと、その前にしっかり確認をさせていただくということで大臣にも了解をいただいているということだと思います。
 その上で、協議の確認みたいなことをずっと──ずっとというか、1往復しただけでもやらせていただいたということで、今の状況とすると、修正意見が鉄道局のほうから見え消しが来ている段階だと思いますけれども、この見え消しも、例えば、様々な条件、数字が必要だけれども、鉄道局が責任を持ってその内容について、例えば、「確約する」とうちは原案に書いたんだけど、「確約する」が消えていたりとか、「大阪のり入れにこだわらない」とうちが書いていたら、そこが消えていたりとか、いろいろ確認したい、どういうつもりでこれは線を引っ張られたのかということとか、何でしょうか、中身そのものに関係するような修正が入っているので、それを実直にお話しいただきたいというところだったと思うんです。それをやろうと思っていたら、この新型コロナの関係で、今往来が止まっている状況で、鉄道局からは早くそれをやりたいという話は来ているので、一つのタイミングとすると、6月1日を越えますと、東京圏においても、いわゆる国の指針という意味では、往来が全くできないということではない。以後はしっかり気をつけてやっていくという局面に変わっていく。うちも極力避けてくださいとなりました。もちろん、不要不急で東京に行ったり来たりということはあり得ないんだけれども、そういった大事な交渉などについては、一定の制限が解けるタイミングだと思うので、部のほうに6月上旬のしかるべき時期に鉄道局に来ていただいて、見え消しなどについてどういうお考えだったのかということをお伺いする日があるんだと思います。それは公開でやっていきたいと思います。その状況を踏まえて、さらに今後検討が進められていくという流れだと思います。
○共同通信
 今度、国交省はそれぞれどなたが6月上旬の面会には出るのかというのはいかがでしょうか。
○知事
 少なくとも事務方だと思います。ですので、私の感覚では審議官か課長か、こちらは部長でと思っておりますので、そうした形で会談がなされるということだと思います。

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