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新幹線西九州(長崎)ルート関連

○西日本新聞
 今日は午後に九州新幹線の「幅広い協議」の2回目がありますけれども、これについて、国交省のほうから複数アセスの実施について改めて説明があります。佐賀県としては同意できないというふうに答えているんですけれども、国交省は最終回答と思っていないと言っていますけれども、佐賀県として検討の余地は残っているのかどうかについて意見を聞かせてください。
○知事
 アセスについては、お答えをさせていただいたと思っています。部長のほうからそのお話が来たときにお答えしたので、それが県の回答だと思っていただいて結構です。
 そして、このアセスの問題についても同じなんですけれども、我々は、フルとミニについては全く新しい話なので、時間をかけて議論しなければいけない、そんな短期間のうちに判断がつくような話ではないというのは再三申し上げておりますので、そういった環境の中でアセスということについては、我々としては大変違和感を持っていて、これまでも合意したこと、約束されたことが守られていないわけです。ちょっと例を申し上げますと、新鳥栖-武雄温泉間について与党検討委員会でJR九州と長崎県がこれまでの合意を無視して、一方的にフル規格を主張し出したこと、それから、フリーゲージトレインについては初めから分かっていた理由、例えば、山陽新幹線の乗り入れができないとか、コストが高いとか、分かっていた理由で突然断念されたということ、それから、6者合意で最後の最後まで議論になった肥前山口-武雄温泉間の全線複線化、これが一方的にほごにされておりますし、長崎県さんに対しては、誠意として応分の負担をするということが約束されていたことについて、上振れが判明した途端に新たな合意が必要だと言われたりとか、基本的に今までそういったことの歴史の繰り返しなので、我々としてみると、直ちに言われたことについて一つ一つ着実に合意したことを守るという佐賀県の思いからすると、そういったものに乗るわけにはいかないと思っています。
○西日本新聞
 あともう一つ、先日、赤羽国土交通大臣が佐賀県に来たときにお会いする予定だったんですけれども、そこで幅広く意見交換する予定だったというふうにおっしゃっていましたけれども、改めて大臣とお会いする予定はあるんでしょうか。
○知事
 私は常々申し上げておりますように、協議の場というものを活用してということであります。ですので、今日も恐らく国交省さん、いろいろお説を出されると思うし、我々としても部長のほうから佐賀県の思いを話させていただくことになろうと思います。
 そういったところを一つ一つしっかりとやっていくという時期だと思います。そうした中で、事務的なものの積み上げが何かできるという関係になったときには、また大臣とお話しするというタイミングもあるのかないのかといった状況だと思います。まずは協議の場をお互いが大切にしていくということだと思います。

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