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農福連携をさらに進めていきます

 最後ですが、農福連携をさらに進めていきたいと考えています。
 農福連携というのは、ご案内のとおり、農業も担い手不足、働き手不足ということで非常に悩んでおります。その中で、障害をお持ちの皆さん方もできるだけモチベーション高い仕事に就きたいというお気持ちが強くて、できれば賃金も高いほうがいいわけでありまして、そういったことの連携ができないかということをずっと考えておりました。
 私も5年前には江口農園に、これはパクチーですけれども、障害者の方々が働いておられました。例えば、包装とか、それから様々な畑の整備、草むしりとか、そんないろんなことをやられておりましたけれども、彼らなしではやっていけないという言葉がありました。非常にみんな元気に仕事をしていたのが印象的でした。
 先だって、去年、本間農園さんのところを訪れたときも、障害をお持ちの方が卵をもくもくと磨かれているんですね。1日800個ぐらい磨かれていて、それが本当に大きな助けになっているという話があって、もっともっとこれは横展開できないかと考えたわけであります。
 県議会でも、そういった議論も行われたところでもありますし、調べますと(県内福祉事業所)約200のうち、今、農福連携に取り組んでいるのは40事業所ということで、まだまだ知られていないのかなと思いますし、(障害者への仕事の)頼み方、それから、農業のことを知らないので、作業内容などが不安だということなので、ここをもっとマッチングしてみたら、農福連携で両方の課題を解決できるWin‐Winの関係が構築できるのではないかと思いまして、農福連携プロジェクト推進チームを立ち上げたところであります。
 成功事例を普及センターごとに横展開したり、コーディネーターを設置してマッチングの効果、それから、啓発活動の強化ということを考えております。
 私もこの11月から障害者月間でもありますし、作業場を訪問して作業体験を、これはほうれん草をやろうと思っております。
 作業場の動線、作業内容の“見える化”、そしてさらに対談をさせていただいて、農福関係のコーディネーターをされている方ですとか、障害の関係の皆さん方とも話合いをして、課題などを浮き彫りにしながら農福連携を進めていきたいと考えております。
 ということで、まさにWin‐Winの関係というものが、さらに広がっていくように努力を積み重ねていきたいと思っています。

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