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新型コロナウイルス感染症関連

○朝日新聞
 あわせて、昨日の会議の中でも、濃厚接触者の判断について県民に自主判断をかなりの部分で求めていくことになるということで、基本的に、感染速度が速くてこれだけ広まっていく中で、行政としての対応を一生懸命やってこられたけれども、そこに届かないところがあって、どうしても県民の協力を仰がないといけない、県民にも主体的に関わってもらわないと社会全体のこの感染拡大というのは抑えられないというのがあると思うんですね。
 ただ一方で、今回の感染の中心ってやはり20代、10代の若い方がかなり多くなっていて、ワクチンの接種率なんかも関係しているのかなと。確かに成人式なり若い方が動くイベントというのも多かったというのもあるとは思うんですけれども、そういう中で、いろんな判断を県民が主体的にやっていくということにどれぐらい理解、協力を得られていくのか、特に若い世代にどれだけ普及して伝えていくのかというのは非常に大事だし、なかなかそれが今まで結果がある意味出てこなかった部分だと思うんですね。そこをどうやってこれからやっていかれるかということを教えてください。
○知事
 そうですね、今回濃厚接触者を自己判断していただくというエリアをつくったことに関しては、オミクロン株の特徴ということと、あとは何といっても、保健所業務というのは一定の限定がかかっていて、全力で作業しているんですけど、人的限界というのもどうしてもあるし、今回悩ましいのは、濃厚接触者にエッセンシャルワーカーがどんどん入ってくる。そういうところで、非常にマンパワー不足ということもあることと、昨日申し上げたように、なかなか囲い込みで止まる段階を過ぎてしまっているので。そうすると、限られたマンパワーをどこに注力するのかなとみんなで相談したときに、やっぱり施設だったり学校だったり家庭だったり、そこはちゃんとやっていくので。申し訳ないけれども、それ以外の陽性者と接触していたかもしれないとか、不安に思う方っておられると思うので、その皆さん方に関しては、自分で判断していただきたい。
 例えば、私も最近、陽性になった方とマスクを外して近くにいたことがあるんです。だけれども、「濃厚接触者のチェックリスト」というのがありまして、リストを見ていただいたらいいんですけれども、あれを見ると、マスクを外して1メートル以内に15分以上とか書いてあるので、私は1分くらいだったので、そこからもう濃厚接触者の定義から外れるということが自分で分かるので、ぜひ、ダウンロードしてもらって、チェックリストで判断いただくということで、結構そこで分かるところがあるので。
 ただ、それはおっしゃるように、我々として今の状況を県民、特に若い皆さん方にいかに説明をして納得していただけるのかという気持ちの共有はとても大事なことなので、そこはもう努力をして、皆さん方の広報に努めていきたいと思っています。
○朝日新聞
 その点については昨日、対策本部会議の後での説明もなかったですし、この記者会見の場でも、資料としては今1つありましたけれども、知事自身の言葉で自主的に説明をするという呼びかけがなかったので少し残念に思ったところでした。
 もう一つすみません、国との関係の部分に絡んでくるんですけれども、先般の市長会との意見交換の場で、12歳未満のワクチン接種について、各市長さんのほうからは、基礎自治体のところで対応していくのには、かなりデリケートな部分もあって難しいと。県のほうが主体的になって接種センターの設置など、子どもの接種については考えていってほしいという要望がありました。その点についてどう考えておられるかというのと、その場で知事もおっしゃっていましたけれども、国がなかなか明確な方針をいろんな面について示してくれないというところについて、なかなかそれで県としても動きづらい事情があるというようなこともおっしゃっていました。
 この辺のところ、オミクロン株について遺伝子検査のやり方とかも含めてですけれども、国がなかなか積極的にいろんなことを決めていってくれない部分があって、県としても動きづらいんだということをおっしゃっていましたけれども、その辺りは今現状で、国との関係ですね。国がもうちょっとこうあってほしいなというところがあればそれも教えてください。
○知事
 まず、前段ですけれども、昨日ですかね、厚生労働省の審議会で5歳から11歳のワクチン接種の承認がなされたと聞いていて、この後、特例承認になるかどうかという、まさに大臣のところに上がっていくと聞いていますけれども、我々としても市長会のときに話をいただいたように、これからの進め方について、県の医師会、そして、県の小児医会と今協議しています。そのときに大事なのは、今お話しいただいた、国がちゃんと状況の説明を逐次してもらいたいということなんです。ですので、これからファイザーワクチンがどういう形でやってきて、これから3月接種開始に向けてどういうところに留意事項があって、副反応はどういうことに気をつければいいのかということについて適宜我々に提示していただけると、我々はそれに合わせて準備ができるので、さっきのスケジュールだけではなくて、それまでに詰めておく課題ってとても多いし、この前の市長が言う気持ちはよく分かります。やっぱり現場はすごく不安なところがあるので、そこはやはりしっかりとやり取りをさせていただくということが大事なのかなと私は思います。
○朝日新聞
 そうすると、国との関係のやり取りをさせてもらうという意味、今……
○知事
 そう。国からの逐次な情報提供が必要だと思っています。
○朝日新聞
 接種センター、県による接種の主導の部分についてはどうでしょう。今の段階でどういうふうに考えているんでしょうか。
○知事
 子どもについてはまだこれから調整をしていくんだけれども、いわゆる3回目の接種については、今、大規模接種会場を県庁の下(県民ホール)でやっていたんだけれども、今回は好生館と相談して、好生館でやろうと。2月の途中から、できるだけ早いタイミングでということで、これも館長と話しできているので、そういった形で、市町の補完的にというところもあったんだけれども、好生館の皆さん方もできるだけ早くやりたいって館長が、むしろ、入院を収めるためにも接種を積極的にやっていきたいというお話があったので、そういう観点からできるだけ前倒しできるように今調整しているところです。
○朝日新聞
 分かりました。長々とありがとうございました。

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